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「まあ、暇つぶしくらいにはなるだろう」静養中の御曹司×傷心中の新卒青年
kimagure shujin to part time job shitsuji
秘めた片恋を葬り、職を失くし、Wで落ち込んで泣いていた蒼は、静養中の薫さまの執事見習いの職を得る。慣れない新人の蒼を揶揄ってばかりの薫の思惑とは?と、ワクワクする冒頭なのだが。諸々煙に巻かれて、ふんわりと終わる。終わってしまうのだ。えっ⁈と、読者は置いてきぼりの気持ちになってしまう。散々っぱら立てられたフラグは、寂しくも置き去りにされ。私たちはとにかく2人のこれからを祝う事しか出来ない。
薫は、届かぬ恋に泣いていた、という蒼に、共感したと思っていたのだ。それでも前向きに生きると呟いていた蒼を好ましいと思っていたと言うのだから。養子ながらグループの後継者となった義兄に薫も恋焦がれていた、というなら、あるあるだったりするんだけど。義兄がノンケだったりしてね。ところが、そうでも無い。義兄とは仲が良いと言う薫には、それ以上の気持ちは無さそうなのだ。ただ、義兄は血の繋がった跡取りでは無いと言うので、親戚筋は姦しい様で。薫はその事に心を痛めている。叔父は、腹黒く。薫が住んでいて、おそらく愛しているであろう屋敷を乗っ取ってしまう。追い出されても、薫には財産があるので平気ではあるが、その心中を察すると切ない。薫はタワーマンションでの蒼との新生活に浮かれているので、そこら辺はどうでも良くなっているのか、以降屋敷については描かれる事は無い。
マンション住まいで執事も無いだろうから、蒼をホテルグループの一員として働いて貰う、という。蒼の立場で言うと、職も恋も得て良かったね、なんだが。煙に巻かれた様な終わりなんである。
蒼が密かに想いを寄せていた、母の恋人は、母と結婚していて義父になっている。父というより、兄にしか見えない悟さんは、大人である蒼に「父さん」と呼ばれたがっている。幼ない妹はまだしも、蒼には「悟さん」と呼ばれても良いじゃないかと思うんだけど。家族として迎え入れられてるのだから。蒼がこの恋を想い出として静かに仕舞ったのを、悟さんは生涯知らずに終わるだろう。それはそれで良いけれど。何だかやるせない気持ちも残るのよ。
修正は白抜き。やや早急に両想いになる2人が抱き合うのは最後の最後である。
悪い人がいない、優しいお話でした。
新社会人初日に無職となり、御曹司の執事見習いとして拾われる。
王道路線のBLだと思います。
けれど内容としては、恋に発展するような描写が少なく、どうして2人が両想いになったのかがわかりませんでした。
あるにはあるのですが、回想でダイジェストになってしまっていてわからない。
おまけに、攻め側にも受け側にもひと悶着起こるのですが、お互いに関わり合いのないところで解決してしまう。
2人の間に立ち向かう問題を、協力して解決しないのでどうしてもとっちらかった印象を受けてしまいました。
どちらかに絞っていたら、もっと2人の感情にフォーカスできたのではと思わずにはいられません。
受けに関して、もともと執事としての教育を受けていないので所作は仕方ないですが、執事描写も少なかったので主従を期待していた分肩透かしを喰らいました。
バイト執事、とあるので仕方なのかもしれませんが。
人物たちの心情を察する要素が少なかったので、萌えを感じることが少ないので萌1つです。
入社初日に会社が倒産、仕事を失くしこれからの生活をどうしようかと途方に暮れていた蒼は
突然執事に興味はないかと声をかけられ…
そして面接に行ったら即採用、住み込みでのバイト執事生活が始まっていくわけです。
主人の薫は屋敷で静養中ということで、蒼の仕事ぶりを眺めてちょっかい出してくるなどはあるけど大きな波はなく平和な雰囲気でお話は進んでいきました。
母の恋人に恋をしていた蒼は母たちが再婚を決めたことで失恋をしたのが数ヶ月前。
就職先が倒産してしまったと連絡しないのは、まだ傷が癒えていないからか?心配をかけたくないからか?
…どっちにしろ、電話の一本くらい入れても良かったのでは、と思ってしまいました。
素敵な恋人と良い就職先が見つかったので結果オーライだったのでしょうけど。
ちょっと意地悪なところもあるけど嫌味じゃないし、からかうことはあってもすごく優しい薫のキャラはすごく良いなと思ったのですが
蒼やその家族がちょっと苦手で、あまり入り込めませんでした。