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azayakana renjou
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
あとがきの通りシリーズ中でもミステリー感の一際強い1冊で、相変わらず分厚いです。電子書籍で買ってるので物理的に厚みは分からないのですが、たぶん厚い。長い。たっぷり楽しめます。
今回は臣の過去に迫る一冊でした。ひめやか〜でも危なっかしい臣でしたが、今回も健在。さらに2年経っているけれどなかなか大人になりません。特に終盤の風邪っぴきと、収録されているバレンタイン短編でこどもっぽさが強調されているので、より大人になれない印象。同世代はもう人の親であると気づかされる描写もありましたしね。
「俺の綺麗な駐在さん」って慈英のセリフが大変良かった。慈英は相変わらず臣さんファーストで、己の芯がしっかりしてます。世間一般からみたらいい男ではないかもしれませんが(外見はいい男だろうけど)、臣さん専属スパダリだなぁ。
シリーズ3作目。
臣が昇進試験に合格し、一年間の駐在所生活に突入。
左遷ではなく、昇進後の「お約束」と言うことで、
地方勤務にも悲壮感は微塵もなく、むしろ楽しんでる感じ。
「暇そうだから『ひまわりさん』」なんていわれるほどのどかな町で、
盗難事件が頻発して‥。
この作品では、二人の‥というか主に臣のルーツに関わる話が中心です。
精神的に不安定になるとセックスに溺れずにいられない依存症の臣。
それでも慈英との6年の間で、
情緒不安定になることはなくなっていましたが、
今回それを揺るがす出来事が起こります。
‥とはいっても、トータルではちるちるさんの表記の通り、
「あまあま」で「エロエロ」な二人なのでした。
ごちそうさま。
慈英と臣。探偵と助手ものだそうです。
以下、ネタバレです。最後まですると面白くないので
さわりだけ
お気をつけください。
………………………………………………………………
町での盗難事件に臣の過去が関わっているかも
という展開になります。
前作で臣が身内に恵まれず……というのはあったのですが
どんなものだったのかは語られていませんでした。
その詳細や臣がそういうものとどう付き合ってきたかわかります。
もともとセックス依存気味でしたが、過去と否応なしに向き合わないといけない状態になり、不安定になります。
それを慈英が支え、事件の解決とお互いのそれまで抱えてきたものを共有することで、さらに絆を強くしていきます。
一言でいえば、いちゃいちゃなのですが
例えば
セックスに逃げようとする臣に
「どうして俺はここにいるんですか?ちゃんとそれを思い出して。」
と涙を拭い抱きしめます。
6年の間、お互いがお互いをゆっくり見続けたこと
色々な人の存在があって、一人ではないことを
臣は実感し、安心していきます。
濃い時間ですが、次の話につなげるような臣の過去、慈英の仕事、養子など、
どうなるんだろうと考えさせるような要素がこの話に盛り込まれています。
シリーズの中では、二人の関係が一番安定していると思います。
しかし、この話があるからこそこれから出てくる展開で臣が強くなっていく様子が見られるのだと思いました。
番外で臣がコスプレ?しています。
イラストも美麗です。
ブハァッッ……←鼻血。
「せ、せせっ、制服ぅぅぅっ!」
と悶えながら絶叫、シリーズ第三作目でございます。
臣の″きれいな駐在さん″スタイルのカラーに読む前に満ち足りた気持ちになりました。笑
いやぁ、今回は甘え甘やかされ甘えさせる、とひたすらスイートな二人です。
慈英の意地の悪さも、臣のかわエロさも絶好調です。
この巻は、あぁ、臣って刑事なんだねぇ、と今更思ったというか(笑)
きれいな駐在さん、事件に奔走しております。
今回、思わず涙ぐむシーンがちらほらとあり、少し苦しかったです。
臣の痛々しい過去の中、わずかにあった″優しさ″がとても胸に染みました。
綺麗事かもしれないけど、血の繋がりがすべてじゃないと改めて感じさせられたというか。
ほんの些細なことでも、人は何かを得てすくわれるんだ、と思いました。
それにしても慈英の臣溺愛っぷりには感服いたします。
巻末、サイト配信のものを修正されたお話がありますが。
チョコレートプレイも天才画家がやるとアートなのね。
そうかぁ、臣の身体をキャンバスかぁ。
……慈英さん。その写真こっそり見せてください。笑
濃かったです。。。濃すぎて砂も吐けませんでした…。
ラブラブここに極まれりというか。ただちょっと、二人の関係ががっちりしすぎてしまって、新鮮味が無かったです。どこまでも果てしなくひたすらラブラブ。甘いのは大好きなんですけど、さすがに食傷気味になりました。
臣は甘え過ぎ、慈英も甘やかしすぎで、二人にとっては幸せいっぱいなんでしょうが、ここまでの熱さを持続することの非現実感が鼻についてしまい、ラブが濃すぎて逆に萎えるという不思議な体験をしました。
臣のトラウマがテーマとなった今作は、臣のお父さんがキーになっていました。そこもなんだか現実味がなかったです。これまではその辺はあっさりしていたので「設定」として見ていましたが、クローズアップされるとそういう成育歴の人がこういう人格に育つだろうか?というそもそもの疑問にもフォーカスされてしまったのです。
そしてただ甘やかすだけの慈英にも納得がいかず。あれだけ執着しているからこそ赦せないものって出てくると思うし。慈英がそういう苦しさと無縁に思えて、共感できませんでした。
盛大なノロケにごちそうさま、という気分です。
昇進試験に無事合格し、現在長野県の山間の小さな町の駐在所勤務をしている臣。
慈英はというと、臣の転勤数か月前には現地入りし、
臣の赴任するころにはすっかり町に馴染むという用意周到ぶり(笑)
若い人間の少ない町では、同世代の二人が親しくしても不思議な顔はされません。
『東京から来た絵描きのセンセイ』と、
『市内から来たきれいな駐在さん』として、町民に慕われます。
そんなのどかな田舎町で、農作物の盗難が相次ぎます。
揚句、スーパーや金物屋で調理器具などの日用品まで・・・
そして、狩猟の時に利用する山小屋に
誰か住み着いているらしい痕跡も見つかります。
青年団の協力のもと、臣は見廻りや夜警を強化しますが、
そんな中で、ついには公民館に保管されていた村おこしの準備金が盗まれます。
手の平を返すように、急によそよそしくなる町の人々。
臣と慈英に対して「よそのひと」と警戒心と拒絶をあらわにします。
どうやら、過去の鉄砲水で亡くなった浩三の長兄と次兄の裕介の事件を、
臣たちに知られたくないらしい。
臣が幼いころ、唯一父親らしく接してくれた思い出の人、
堺が持ち込んだ権藤と名乗る行旅死亡人、
山に潜んでいると思われる盗難事件の犯人、
賢治の事故死に関わっている丸山裕介・・・
色々な人物や事件が複雑に絡み合っていきます。
すごく面白かったです!
BL小説なのに、まるでサスペンスみたいで、読みだしたら止まりません!
もちろんこの二人ですから、エロも充実、ラブラブイチャイチャご馳走様(笑)
お互いがお互いでなければとうに破綻していた・・・
そう信じられるほど、ぴったりと噛み合う一対の存在になっている臣と慈英が、
このカップルのファンとしては嬉しい限りです。
今回、読んでいて胸が痛かったのは、やはり臣の幼いころの話でした。
私生児で父親は無く、母親も中学生のときに蒸発したという臣。
何人父親代わりがいたのか覚えられないほど男出入り激しく、
臣より恋人が大事な、女を捨てきれない母親だったという・・・
男たちは、母親と寝るのに邪魔で、臣を蹴りだしたり殴ったり。
時には、暴力を転化させた男の欲望が向けられたり・・・
ろくに母親が食事を与えないから、平均より小さな子どもだったと。
もう、何だか読んでて「バカヤロー!」って叫びたくなるほど、
腹が立って悲しかったです。
『惨めな子供だった。』なんて、あってはならない事だと思います。
この話だけに限らずいつも思うのですが、
幼い頃に愛に飢えて育って、大人になってどこか歪んでしまった人の話を読むたびに、
親になる事の意味と責任を痛感します。
雪の降る寒くてたまらない日、家の暖房はすでに切れて、
食べるものがなにもなくて母のもとへと行った臣が、
――なんなの、家で待ってろって言ったでしょう!
と、男の膝に乗った母に鬼のような顔で怒鳴られた・・・
この、臣の幼い過去のみじめだった記憶を読んだ時は、
可哀想で可哀想で、本当に泣けました。
そんな中で唯一、濁りのないあたたかい大人の男の庇護を与えてくれた権藤。
どれだけ、幼い臣の愛情に飢えた心に滲みたか、想像を絶します。
――臣にけっして暴力や卑猥な欲情を向けることはせず、
風呂にいれてくれたり、膝に抱えてくれたりしたのは彼だけだった。
そんな、普通の子供は当たり前に与えられる事が、
「忘れられない思い出」となるような悲しい子供を、
大人は存在させてはならないと思うのです。
今回、慈英の子供時代の話にも触れられてました。
「人と違う」ことの哀しさを、慈英にも感じます。
そして、殆ど依存と言えるほどの執着を臣に見せる慈英ですが、
まるで「お父さん」の様に臣の世話を焼く慈英が、なんだか可愛かったです(笑)
本当に大好きなシリーズです。
今後も楽しみです!
慈英×臣シリーズ3作目。
『しなやかな熱情』からは6年『ひめやかな殉情』からは2年?
警部補試験を受けて、(一応)1年間の期限付きで山間部の派出所勤務となった臣(受)と『1年も離れていられない』と着いて来た慈英(攻)。
このシリーズ、画家と刑事(現在は駐在さん)なわけですが『画家』はともかく『刑事(駐在さん)』は(出逢いを除けばその後は)あんまりその設定の意味ないんじゃ・・・と思ってたら、今回は事件ものの様相を呈しています。臣がめいっぱい駐在さんです。
いやでも『本格的な事件もの・ミステリー』というほどではないと思う。そこに期待し過ぎると肩透かしかもしれません。←このシリーズで『ラブ・H』より『事件』に重きを置いて読みたい方がいるかどうかは別として。
私は所謂『お仕事もの(事件もの)』BLは苦手なんです。
あくまでもラブストーリーが読みたいんであって、余計なお仕事(その他)の描写を延々と読まされるとイライラします。
しかし、崎谷さんは確かに『事件もの』であっても、どれだけ事件やその背景に分量割いてても、ラブ(というかそれ以上にH)が疎かにならないあたりがスゴ過ぎる。
正直、私はH描写はもうそんなにいらないんです。ラブはいるけど!
でも、崎谷さんはこれだけラブ以外のアレコレを入れつつも、Hは『もういい・・・』というくらいに濃い。
まあ個人的な好みとはちょっと違うんですが、それでもさすがだとは思う。
実際、このシリーズは基本的な設定もキャラクターも苦手要素の方が多いんですが、それでも(すごく好きなシリーズではないと言いながらも)読み返していますからね。
ただ、とにかく本の分厚さ以上に何かと『みっちり詰まってる』作品でありシリーズですので、あっさり・さら~っと読めるというのとはまさに対極にあると思います。
正直、私はこのシリーズ読むのはかなり疲れます。いろんな意味で自分に余裕のあるときでないとちょっと無理ですね。
イヤ『それでも繰り返し読んでる』こと自体が脅威なのかもしれません。
それでも、今作はシリーズここまで(三部作)ではいちばん好きかな。
普通のルチル文庫さんの厚さならもうこのシリーズも5巻目くらいになっているのでは?
というくらい毎回厚くて読み応えがあります。
慈英×臣シリーズ3冊目ですか。崎谷先生エロだけでなくストーリーでも読ませます。
今回は臣の過去にぐっと迫るお話でしたが人情もので良かった。
やはり職業が刑事さんだと事件がらみになってくるのか。
昇給試験に合格した受様・臣が1年間の駐在所生活に突入。そちらの町で起きた事件に絡み
臣の小さい頃に唯一優しくしてくれた父親かわりの人物との接点が浮かび上がり・・・・
所謂点と線ってやつですか。
愛情に飢えて飢えてしょうがなっかった自分に慈英のほかに実は自分に愛を注いで
くれていた人物がいたことに気がつくお話で・・・
泣ける・・・
愛というのは人間の人格を形成するのにとても大事なものなんですよね・・・
その溝を6年という歳月をかけて少しずつ埋めていく慈英の愛の深さ、執着の深さにも感嘆いたします。
臣と籍を入れたいという慈英。頑張って籍入れて欲しいです!
このカプ自体大好きなんですが受様・臣がすきです。
すぐ揺らいでしまう臣ですが慈英が好きという気持ちだけは揺らがない。何年経っても乙女みたいな思考が可愛い。
こちらの作品でツボったのは車の窓から腕と半身を乗り出し、にっこりと臣に笑いかける慈英を
臣が(ああかっこいい、どうしようかっこいい)と胸の中で呟いているのが。
く~可愛い。いつまで経っても慈英が大好きなんですよね~
慈英×臣シリーズの第3巻。
人間関係が下手くそな画家・慈英と、親に捨てられた過去を持つ警察官・臣が主人公です。
今回はかなり田舎に赴任された臣とそれについて行った慈英。
はじめは…プライバシーのない田舎に欲求不満を爆発させた臣くんがかわいい!
でも、せつないこのシリーズはこれでは終わりません。
臣の父親かもしれない人物が関わる事件が発生し傷つく臣。セックス依存症がでて、異常に慈英をもとめます。そんな臣を優しく包む慈英。
慈英のおかげで立ち直った臣は事件を解決しようと奔走します。
蓮川愛先生のイラストがせつなさを倍増させる作品です。
出来上がった二人の話なんて、と思うんですが、ちょっとミステリ仕立てで、うまく考えられている話でおもしろかったです。受の過去話と繋がってくるあたりも、なかなか読み応えがあります。