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天野瑰さんは刑事ものとか軍隊もののようなハードボイルド系が似合うなぁと思う作家さんの一人なんですが、今回は極道、刑事、サルベージ屋(手形回収業)の3人のお話。
表紙からは伝わってこないんですが、裏社会ものが舞台の割にはコミカルなお話でした。
主要キャラが3人とも魅力的で、受け様と一体どちらがひっつくんだろう?と先を楽しみにしながら読めたシリーズでした。攻め様が2人とも捨てがたい…(笑)。
天童のラブが結構強く感じられたので、この本の中では一番萌を感じました。
同時収録作には、これまた刑事ものとリーマンもの。
刑事ものの方は2話のシリーズ作ですが、攻め様の貞操観念がちょっと低い所が気になる方は気になるかもしれません。
リーマンものは同じ会社に勤める先輩と後輩社員のお話。
軽めのノリで、後輩社員くんがワンコで健気なのが可愛かったです。
帯『卑怯で結構。極道だからな…』
相変わらずマンガも絵もこなれてますなー。
連作と短編集で、一作ごとのページ数もあるのでいい感じです。
スーツ男が満載で特に刑事スーツ好きには萌えます。
表題作は、可愛い男好きのサルベージ屋、叶。
しかし何の因果か惚れられるのは極道の天童や、刑事の赤目とゴツい男ばかりときてます。
展開的には天童が有利っぽなんですが、自分的にはこの赤目刑事がもっそい好み。
銜え煙草が似合うつかみ所の無さがかっちょいい。
ちなみに赤目刑事は天野さんの別単行本「真昼の悪戯」にもその後登場してます。
「醒めない夢の中の犯行」「不在証明のない不敵な情事」は刑事攻、左翼運動者受。
これはメインの2人より脇に出てくる爺専の聖二が可愛かった。
「飲んだらご用心!」はリーマン物。
アルコール飲んだら性格変る普段はワンコな酒乱後輩×メガネ先輩受。
リーマンスーツもいいものだー。
5作収録でイマイチは「醒めない夢の中の犯行」だけかな。
他は全部面白かったです、とりあえず赤目刑事に萌えましたよ!たまらん!!