妻を守るのは夫の務めだ。君の身も心も、俺が守る! 獣人×政略結婚、溺愛保証付き

白虎と政略結婚

byakko to seiryaku kekkon

白虎と政略結婚
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×224
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
12
得点
152
評価数
39
平均
3.9 / 5
神率
20.5%
著者
櫛野ゆい 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
笹原亜美 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
電子発売日
価格
¥890(税抜)  
ISBN
9784799752531

あらすじ

「結婚したからではなく、一人の男として君に愛されたいんだ」
予知能力を持つ琥珀は政略結婚で、男なのに嫁として嫁がなければならなくなる。
夫となるのは四神の血を引く白秋家の当主・高彪。帝の信頼も篤い精悍な軍人。
きっとこの能力を望まれての結婚だろう――だが実は、琥珀はすでに能力を失っていた。
強欲な義父から妹を守るために真実を言えず、罪悪感で苦しい琥珀。
彼の手を高彪は包むように優しく握り締める。さらに高彪は暴漢から琥珀を守るため、白虎の獣人に姿を変え…!

表題作白虎と政略結婚

白秋高彪,四神の一族白秋家の当主である獣人
白秋(藤堂)琥珀,母譲りの予知能力をもつ藤堂家の生き神

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数12

溺愛保証の文言に偽りなし!

宣伝文句に溺愛保証という文言を見つけてから読むのをとても楽しみにいました!

溺愛攻めのBLに登場する受けは基本的に不憫と相場が決まっていると思っていますが、こちらも例に漏れず実の親とは死別し、特別な能力を持っているがゆえに義理の父親から虐げられているという現状があり、利用価値がなくなったと判断され政略結婚のコマにされるという不憫な状況に立たされている受けとそんな受けの政略結婚相手である獣人の攻めのお話でした。

基本的に受けが何をしても全肯定、身体に負担がかかることに関しては過保護になり、圧倒的な強さを持つスパダリ攻めに愛される不憫な受けが、愛され自信を持つようになりどんどん可愛く強く綺麗になる描写が本当によかったです!これだから溺愛攻めが好きなんだ〜

要所に登場する仔虎もめちゃめちゃ可愛い…
どうして2巻が電子で読めないのか、、紙での購入を検討中です!

0

愛が むきだし

琥珀(受け)と高彪(攻め)は政略結婚の相手として引き合わされます。
少なくとも琥珀は そう思ってる。なので、真心を込めた贈り物を たとえ毎日 琥珀に贈っても「自分が白秋家に娶られたのは予知能力があるからだ」と思い違いされている高彪が いささか不憫に思えてきます。
琥珀が自分のことを大切に思えなくなった元凶が、義父の六輔です。強欲で私利私欲でしか動かない キングオブクズ人間であります。(後に ざまぁ展開あり)
自己肯定感の低い相手との恋愛て、ここが厄介です。でも冷たく固くなった(自分なんて…)と卑下してしまう頑なな心を、あたためながら優しく解していくのが 包容力攻めの 技の見せ所。

二人が晴れて結ばれてからも(琥珀の全てを自分のものにしたくて たまらない)という強い独占欲と、(外の世界を知って 自分の意思で自由に生きてほしい)と願う 相反する感情に苦悩する高彪。永年の思いを拗らせている彼は、琥珀のこととなると余裕がなくなるんですね。

想いを分け合い、温もりを確かめるように唇を触れ合わせ
獣の本能を抑えながら、琥珀の敏感な場所を丁寧に暴き ひとつに融け合う気持ちよさを優しく教える高彪が素敵です。
琥珀の義理の兄・祐一郎が帰国してからの終盤の展開が私は大好きです。琥珀が疑問に感じていた事柄の謎解きみたく、話の種を蒔くだけ蒔いて颯爽と去っていく。
義父が絡んでくるシーンだけは 読んでいて しんどいですが、それも 気のいい使用人さん達や モフモフとの触れ合いで相殺されます。
一途な獣人攻め、ぜひご堪能ください。

0

帝に使える神獣の子孫と預言者の恋

「銀狼と許嫁」は狼。今作は白虎。
ひと捻り加えた獣人もの。癒しのハピエン。
フカフカの毛並みの描写が上手い。挿絵も可愛い。

藤堂六輔:強欲な貿易商。
予知能力を持つ真珠母子を、商材に使う。

藤堂祐一郎:
藤堂の息子。優しい義兄。父親により国外追放。

白秋高彪:祐一郎の友人。四神・神獣の末裔。

真珠:予知能力を持つ。琥珀の母。藤堂の後妻に入る。
琥珀について観た予知を告げ、高彪に5才の琥珀を託して死亡。

琥珀:真珠の息子。
母より強い予知能力を持つが、母の死後、予知能力を失い幽閉。
高彪と政略結婚後に能力復活。神獣に愛される。

0

不遇からの溺愛

母親の譲りの、そしてその母親よりも強い予知能力をもって産まれた琥珀(受け)は母親が亡くなってからはその能力を失っていまいます。
が、強欲な義父・六輔はその事を隠し自分の都合の良いように琥珀の予言を偽造し、事業の拡大に使っていました。
いよいよそれも危うくなり責任を琥珀になすりつけ厄介払いするため嫁に出すことにするのです。
相手は帝を守護する四神の血を引く白虎一族当主・白秋高彪(攻め)。
義父に義妹・菊子(琥珀とは血の繋がりはなく六輔の実子⁉︎)を人質に取られた琥珀は能力がなくなったことを隠して嫁入りします。
政略結婚とはいえ、初めて会った高彪はとても優しく大事にしてくれるのです。
なぜこんなによくしてくれるのか、琥珀の能力は戻るのか。


琥珀の境遇はとても気の毒なものですが、話は結婚から始まるので全体的には
甘々です。
なぜそんなによくしてくれるのかわからないので琥珀はドギマギしていますが、両視点で話が進むので、こちらには理由もわかっており、いつ種明かしをするのだろうかと思いながら読んでいました。


予知能力がなければなんの役にも立たないと言われ続け、軟禁されてきた琥珀は自己評価が低いです。
それを高彪が少しづつ解いていく過程がとても良いです。
そして、気の良い使用人達と2匹の神獣。
神獣は可愛いし、使用人達は良い人たちばかりだし、嫁入りしてきてからは幸せで一杯の琥珀に魔の手が…


琥珀がやったことになっている過去の予言について、どれくらい回っているのでしょうか。
初めに暴漢が現れたことで、憎しみの対象になっていましたがこのことに関してはそのあと全く触れていなかったので一部の人だけだったのでしょうか。


そして、義父がクズすぎてびっくりです。
養子の琥珀ならともかく実子である祐一郎や菊子までも使う非道さ。
琥珀が望んでなくてもかなり悪どいことをしていた人を人とも思わない義父には相応の罰が与えられると良いのですが。


そして、この政略結婚の一番の黒幕は祐一郎だったというのが一番の驚きでした。
ずっと初恋を拗らせていた高彪が色々手を回して嫁取りしたと見せかけて実は…というオチが面白かった。
父親に対抗するため、ずっと留学先で力を蓄えて戻ってきた祐一郎はとても頼りになる存在でこれからも琥珀達の力になってくれることでしょう。

他の四神とは付き合いないのでしょうか。登場してもおかしくなかったのに。
そこはちょっと残念でした。

0

獣人スパダリ溺愛物語でした。

面白かったです!
物凄いスパダリ溺愛物語でした

不憫な琥珀(受け)をやさし~く包み込むような愛で蕩かせる高彪(攻め)がめちゃくちゃカッコよかったです
ただの溺愛じゃなくて、一人の男性としてきちんと尊重した上での溺愛が素晴らしかった✨
男性としても、一人の人間としてもとても魅力的な攻めでした‼️

琥珀も虐げられた生活から助け出されて、段々とのびのびした生き方が出来るようになって、なんか可愛さ倍増というか…新たな魅力が見えるようで、これからが楽しみな受けです

あとフウとライが可愛かった
もふもふさせてほしい~!!って思いました。
お兄さんもめちゃいいキャラで、高彪と琥珀の3人で絡んでくれると面白かったです
お兄さんが主役のお話も読んでみたくなる程、いいキャラでした。

そして忘れてはいけないのが、白秋家の4人です。
み~んな魅力的なキャラで、琥珀が積極的になれる一助だったよなぁと思ったりしました。

義父以外の主要キャラはみんな素敵なキャラでしたし、読んでて楽しかったです。
帝が主役のお話とか、他の四神家のお話とか色々膨らむ要素が沢山あって、そこも楽しかったです。

0

安心の溺愛保証

過去の作品も数作品購入した事のある作者様で設定と表紙に即決。

相変わらずの溺愛攻めを書かれるとお上手な作者様ですね。
最初から最後まで安心して読み進めることが出来ます。
メインの高彪と琥珀も素晴らしく魅力に溢れたキャラクターですが義父以外の他のキャラクターも魅力的で子供が出来てからも読みたいなと思いました。

高彪側の視点も描かれているのでどれだけ高彪が琥珀を溺愛しているかが更に分かりにまにましてしまいます。
登場時は幸薄儚げ美人の琥珀も高彪に溺愛されまくり本来の明るさを取り戻し可愛さ倍増していく様子もキュンキュンします。

ただエロは獣人での行為があるので苦手な方は注意をした方が良いですね。

獣人
溺愛
甘々
上記の3つが大好きな方にはおすすめです。

1

コレでもかという溺愛攻めだった

溺愛攻めが好きな方には堪らない作品だと思いました。
かくいう私も大好きなので、とても堪能させていただきました。

攻めの高彪視点もありますので彼が何の思惑も無く、純粋に琥珀を幸せにしたいという誠意が早々に分かるので安心して読めます。

残すは琥珀の救いようがない悪人である義父が琥珀をそのまま手放しておくかだけでしたので、琥珀が予知能力を取り戻した途端に先が読めてしまったのだけが残念だったかもしれません。

それまでは高彪と結婚した琥珀が、コレでもかと高彪をはじめ屋敷の使用人達に大事にされるお話なのです。ちょっと使用人達のキャラが個性過ぎのような気もしましたが、神獣達を含め楽しく読ませていただきました。

琥珀の義兄の活躍をもっと読みたかったのと、あの義父がどんな裁きを受けたか確かめたかったのもあります。櫛野先生の他の獣人物よりは優しい世界観だと思いました。

高彪の白秋家の他に帝を守る四神は他に三家あるので、残りも是非お話にして欲しいと思いました。そして帝だけが登場していましたが、これから琥珀が国政に関わるらしいので続編で帝の為人をもっと知りたいと思いました。

2

知らぬは花嫁ばかりなり

今回は四神家当主の白虎獣人と予知能力をもつ青年のお話です。

攻様と政略結婚した受様が溺愛されてと幸せになるまで。

受様は産まれてすぐに父が亡くなり
女手一つで洋食屋を切り盛りしていた母は
ある貿易商人に後添えにと望まれます。

貿易商は母の予知能力目当てでしたので
最初は拒んだ母も自分より強い予知能力を持つ
受様が2人の再婚を予知した事から覚悟を決めます。

しかしながら義父は成長した受様の能力が
母より強くなると受様に予知を迫るようになります。

義父の先妻の息子は母子に寄り添ってくれますが
そんな義兄なので義父との折り合いが悪く
留学名目で海外に出されてしまいます。

受様が5才の時に母が亡くなると
受様は全く予知ができなくなってしまいますが
義父は受様を穀潰しと詰って離れに隔離しつつも
その存在を匂わせる事で利用するようになるのです。

そして受様が結婚できる18才になった一月後には
帝を守護する四神の一角である白秋家当主に
嫁入りしろと政略結婚を言い渡します!!

受様の相手こそ今回の攻様になります♪

この国では同性結婚も禁じられていませんが
名家が商家との縁談を望むとしたら
予知能力目当てとしか思えません。

受様は必死に抵抗と義父は5才になる義妹を
代わりに嫁がせるとまで言い出し
受様には男嫁となるしか道は無くなります。

受様は暗い心のままに花嫁衣裳に身を包み
攻様との挙式に望む事となりますが

当日花婿として受様の隣に坐した
浅黒い肌に銀糸のような輝く髪を持つ攻様は
穏やかで優しそうな微笑みを浮かべていたのです。

果たしてこの政略結婚が受様にもたらす未来とは!?

帝を守護する四神の血を引く攻様と
義父によって攻様と政略結婚させられた受様の
もふもふファンタジーになります♪

四神家は神が遣わした聖獣の血を引き
獣と人が入り混じった姿をもつ獣人の家系で
白秋家の当主である攻様も白虎の獣人です。

家の外では人の姿ですが
自宅では白虎の獣人の姿が普通らしく
帰宅した獣人姿になった攻様は
受様を怖がらせまいと人姿を取ろうとしてくれる
優しい人なのですよ♪

そんな攻様と過ごす中で
受様は徐々に彼に惹かれていき
政略結婚の目的であろう予知能力がない事を
言えないままでいる事が苦しくなるのです。

でも読者から見たらどこをどう読んでも
攻様は受様に激惚れで溺愛しまくっている
ようにしか見えません♡

そんな2人に
普段は姿を見せないはずという白虎の聖獣や
商売がキリキリ舞いな受様の義父、
海外に追い出されていた受様の義兄が
絡んできてハラハラ&ドキドキ!!

受様が名実ともに
攻様の愛しい伴侶となって幸せになるまで
とても楽しく読ませて頂きました (^O^)/

櫛野先生は別リーズでも
獣人な攻様を沢山描かれていますが
私は彼らのモノ言う尻尾が大好きです♡

今回も攻様の気持ちを体現してユラユラしたり、
縁側をぺちぺち叩いたりする様に
たいへん萌えさせて頂きました。

他の四神家の当主様のお姿が気になりますので
ぜひシリーズ化して欲しいです。

2

攻めの深い愛情に包まれる!物理的にも

初読みの作家さんです。
評価だけを見て、エイッとポチりました。

帯にある「妻を守るのは夫の務めだ」
全世界の旦那さん!聞いてますか?爪の垢を煎じて飲んでほしいですよ。

お話は2段組ですが一気読みでした。
溺愛保証で安心して読めました。

んもうスパダリもふもふ溺愛で、なんじゃこりゃ!てんこ盛りだよっ。尻尾まで働いてるよ!

最初は13年も離れに軟禁され義父に虐待され主人公琥珀が可哀想なのですが…。
政略結婚だ、予知能力が無いと先方にバレたらと義妹を人質に取られ、ビクビクで結婚式に臨んだら新郎さんは良い人そうで。
式の後に嫁ぎ先のお屋敷に着くと使用人から大歓迎されて、賑やかであたたかく主人の人柄が察せられて。
幸せの予感しかしない!

そう、その後は甘々溺愛幸せでした。
高彪からとてもとても大切にされ、初めての郵便局、ラーメンなどなど街歩きを楽しんだり、初めての恋を知ったり。
なぜそんなに高彪は自分を大切にしてくれるのか?

実は高彪が一回り年下の琥珀に初恋して、その後足長おじさん?紫のバラの人?としてずっと見守って、13年後にやっと琥珀を娶るんですね。

あー、高彪の絹のような石鹸の匂いがするモフモフに毎晩顔をうずめて眠る琥珀。良かったねえ。

二人が愛し合い仲睦まじく、その後の展開も色々ありましたが無事に決着して、ライとフウも大活躍で。
琥珀は白秋家にとって選ばれた人なんですね。

高彪はほぼ人獣姿で私はいつもなら、やっぱりエッチのときは人間姿がいいな…と思ってたのですが、高彪の器用さに大満足です!

甘々溺愛は大好物ですがそれだけだとちょっと物足りない時もあるのですが、安心してください!
後からわかるあれやこれや。言えなかった事情などなど飽きさせません!

勇気を出して買って良かったです。
先に評価をしてくれた姐さま達ありがとう!

5

白虎ちゃん

先生買い。オビに溺愛保証とあったけど、はい、保証されてました。獣人大丈夫な方でしたらお好きなのでは。本編2段組240Pほど+あとがき。スパダリ&健気さんで、王道と感じたので萌にしました。

義父からの言いつけにより帝を守護する四家の一つ、白秋家に嫁ぐことになった琥珀。夫となる高彪(たかとら)は聖獣白虎の血をひくと言われる獣人で・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
フウ、ライ(神獣、表紙下部にいる子、可愛い)、攻め宅に仕える方々4名、受け養父(くず)、受け兄(最後!)、受け妹ぐらいかな?フウ、ライ、ほんま可愛い・・

++攻め受けについて

攻め、スパダリ王道!褐色に白色軍服なんて神か!ビジュアルに激萌え、その上、受けに最初っから最後まで溺愛紳士!もう超好みなんです。四家全部、こういうので揃えて、あと3冊本出ないかな?と思うぐらい好き。なんだけど、クセを感じなくて。どっか変!という箇所を感じなかったので、覚えていられなさそうなのが、残念。

受けさんは予知能力ありなのに、その力を一時失っていたために、義父に幽閉されていた健気さん。ぴゅあぴゅあ頑張り屋さんが好きな方はいいんじゃないかな?こちらもクセが無いように思います。最後に全部かっさらっていった兄さんは、サブキャラだから、あの味わいだったのかな。すごく好きなタイプだったです。

攻めはめちゃくちゃ好きなタイプに近いんですが、あと一押し足りず、お話も王道だったので、全体的にあーーーーーあと一歩何かがほしいっと思う一冊でした。溺愛なのはいいんだけどな。

2

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う