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shinjuku money dog
全体的に…
『シンジュクマネードッグ』というタイトルにふさわしく？、表紙で札束にまみれているふたり。
潔癖で完璧主義で処女厨のリーマン・薫がお金に困っているちょっとアホっ子な貴一のおしりをお金を対価に開発するというお話し。
貴一がチョロくておバカでダメ人間。
薫に向かっていくら払えんの？って…(笑)。自分の処女をぶら下げてきて主導権握ってくるとか…。
いや、おま、何様〜って笑えてきてしまった。
こういう展開であれば、開発され続けて身体の関係を続けるうちにどちらからともなくLが芽生える…、のは必至な気もするのですが、このふたり…そんな空気にならないんです。
お金が前面に出張っていてL部分は貴一がミリ醸して、あとはどこ行ったのやら、と迷子状態で、カネの関係、と割り切って読むなら…、ん〜、いや、でもやっぱりLはしてほしかった(苦笑)
だってキスもしてないよー。
最初から最後までずっとお金が絡んで、お金でしか繋がっていないみたいな関係で終わり。で、作品のコンセプトを貫き通しているかんじ。
開発も貴一のせいで薫が急いでしまい、やや中途半端な気も。
表題作の他に同時収録が2作品。
姉にプロ級のヒモ男子を押し付けられたリーマンの『奴は飼い犬』が前後編と、婚約者に逃げられてしまったお坊ちゃんとそれにつけこもうとする男娼の『ハネムーン・エラー・ライフ』が短編で、個人的にはお坊ちゃんを誑かそうとしていた男娼の誤算が面白かったです。
絵がシャープですっきりとして綺麗で読みやすかったのですが、全体的にL不足を感じてしまう一冊でした。
最中のアレ
星2.5くらい。
お初でないと嫌、というイケメンエリートサラリーマンと、アホ無職のカップル。
リーマンの方は、性癖を除けば割と普通なのですが、アホの受けがなかなか。あっけらかんとして、物にもお金にも執着がない。
が、初めは何でもするからお金ちょうだい、と寄っていたはずなのに、いつしか抱かせてあげるからいくらくれる？という売り手市場に。。
これがラブになるのか？と思いきや甘々にはならない。ひたすらあっけらかんとする受けなのでした。この二人はこんな感じでずっといきそう。
最中のアレが一番グッときたかも。
他に、家事完璧な南くんに絆される？真面目リーマンの話や、結婚式で婚約者に逃げられた御曹司を、いいカモにするはずのジゴロが逆に！？というお話などがありました。
こちらの短編の方がラブ多め。
独特のキャラ、好きなのかそうなのか分からない、執着を見せないキャラたちがかえって印象に残りました。
甘々にしすぎないのもいいね。
お金がテーマの短編3本
絵も上手。
Hな描写もいい。
ただね…表題作が結構お金お金でえげつない笑
借金を肩代わりするから尻を開発させろという、処女厨の金持ちリーマン。
女に騙されて50万返済を迫られ、ご飯も食べられない住所不定のアホのコ。
きっかけはどっちもどっち(笑)の出会いなんだけどね…
ん～…ラブを感じられなくてちょっと辛い展開でした。
お金貰うためならHもするし、なんならリーマンに金貰ってても他の男性と寝て金貰おうとするし、返済に充てないで無駄遣いするし…最後は可愛くなるけれど、少し好きになれないタイプのコでした。
リーマン可哀想じゃん…
短編もヒモだったり男娼だったりで…短編なので感情移入する間もなく終わってしまうので…個人的には不完全燃焼。
あと表題作の受けのコの目が真っ黒（光がない）のも、胡散臭さ爆発でした←
