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honki no koi itadakimasu
kindleunlimitedで小説漁ってたら出会いました。
めちゃくちゃよかった!!
長すぎないんですけどストーリーがまとまってて読み応えありました。
集中するとご飯を食べなくなる年下攻め×惣菜屋年上受けです。
いくつか読んで気づいたんですが、片方が惣菜屋などご飯を作るパターンのやつ、私好きなんですよね……相手がもりもり食べてくれて嬉しい攻め・受けを見ているのが楽しい私。
王道ヨキヨキポイント盛りだくさんでどれもおいしいのですが、やはり施設育ちの受け様・朝希の家族願望というか、ゲイだから諦めてるけどそれを求めているの、不憫で切なくてよかった……。あと!朝希さんあなたエッチぃのよ……お一人で致すとことかさ……夢見てるとことかさ……容赦なく欲望に忠実な感じでニヤついたよ……
攻め様・航平も惚れてるのバレバレでね、ああこれはひと悶着あっても航平が頑張るから大丈夫なのだろうと安心して初回から読めました(ハピエン厨)
小説って、受け様が思考も行動も女々しすぎてうーんってなるときあるんですけど、この作品では受け様がいい感じに行動力あってよかったです!毎晩ご飯持って通うのいいぞ!!
文章も読みやすく、情景が浮かんでくるタイプの地の文なので、読み入りやすくよかったです!!これは近々再読します!
どこにでもある商店街で育まれるあったかBL!
餡玉先生の関西弁キャラが大好きなのですが
このお話のキャラは特にお気に入りです!
読んでいるととにかくお腹が減る!!
餡玉先生の飯テロやっばいです!
続編出ないかな〜と待っている作品の一つです!
ペンネームからしてなにやら美味しそうで、しかも響きが可愛くて商業作品が出るとチェックしている作家様。
本作で気付かされたのは、個人的に作者の魅力は会話文なのかなと。キャラが一番生き生きと表現されている部分だと思います。作者のご出身は西方面?と感じるのは、航平のセリフ回しから。朝希の方は関西弁ではないけれど、あるセリフの語尾が関西弁にも聞こえたり…。
BL小説でありふれた恋バナ感を描くのって、とっても難しいのかもしれません。同性同士はありふれていないからこそ、日常のどこかでぽつんぽつんと起こっている恋にそそられるのです。地味なほど、そして秘められているほど萌える笑
このお話ではカップリングやキャラに好感が持てたのと、片方がゲイ、もう一方は好きになった相手がたまたま同性で違和感がなかったパターンが描かれているところにBL的満足感がありました。ですが、お話が短いのもあって、作家様が個性を発揮するのはこれからじゃないのかな?というところで終わっちゃっているかも。
わたしにはプラスアルファのトッピングが欲しかったかなァ。朝希にとって本気の恋愛対象から二人の関係を創作のネタにされてしまって傷ついたり、そんなつもりはなかったんだとザマァ展開になったり。その後に本気の恋とは?と考えさせられるような流れになる、みたいなのを期待してしまうのはBL回路がいにしえなんだな…。
受け攻めの両者がタイプの異なる恋愛迷子で、意外にも奥手だったところが新鮮でした。相手への敬意からくる遠慮の仕方も卑屈な印象にならず、逆にキャラの背景を察して納得しちゃったり。朝希、実は生き方が健気なんですよね。
餡玉先生のエッチシーンも好き。なので、誰かを好きになって平和に結ばれるだけのほっこりBLにとどまらない、切なくてキリキリするようなタイプのお話も読んでみたいなと思っています。なぜかKindleだけ未配信の新作を楽しみに待っているところです。
初読み作家さん。文章はたまに語尾に癖が出るくらいで、可もなく不可もなく。
導入はテンプレ。都合よく鍵が開いているドアの向こうで片思い相手の攻めがぶっ倒れており、助けた受けが毎日ご飯作ります宣言。引きこもり作家と弁当屋で、BLとしては意外性のない始まり。
その後も何が起こるでもなく進み、好きになったら避けはじめ、痺れを切らした相手に迫られて告白という流れ。避けるきっかけも受けの勝手な事情のみ。攻めの立場になったら、理由も分からず避けられ、可哀想でしかない。
避けられた後、受けに会いにくる必死な攻めは良かった。いつの間にそこまで強い気持ちに?ってのは分からなかったが。
ところで起承転結の転エピソードはどこだろう?
受けの事情は複雑で、初対面で言われると困るようなことも全てぶっちゃける。受けの中に影を落とす部分ではないため、明るく読める。ただこうもさらっと書かれるようなものとは思えず、このページ数のキャラ造形としては重すぎる。ストーリーに活かしきれていないし、必要なのか疑問な設定だった。
嫌な人が出てこず、予定調和で終わりを迎え、ただただ穏やかな読後感。
お腹が空く飯テロ描写は良かった。
食事って、料理って不思議です。
そのおいしさに幸せを感じたり、ふと何かを思い出して懐かしくなったりもする。
今作の主人公である惣菜屋の店長・朝希が振る舞う料理は、派手さはないけれど、ひとくち食べればどことなく懐かしさを感じる、実家の食卓のようなあたたかい味が魅力…と、まさにその通りな、柔らかなお話でした。
これは読みながらお腹が空いてきちゃう。
なんだか無性に豚汁が食べたくなりました。
物語の舞台は、どこかの町にある商店街。
食事の管理が出来ない年下関西弁の人気作家と、商店街の世話焼きな惣菜屋さんの組み合わせ。
時折サラダをデリバリーしてくれるお客さん・航平に一目惚れをしてしまっている朝希が、ひょんなことから航平の食事のお世話をすることになるお話。
特別大きな事件や物事は起きません。
刺激をお求めの方には少し物足りないかもしれませんが、優しくてほのぼのとした空気が楽しめる作品かなと思います。
まだ記憶も定かではない乳児の頃に親に捨てられ、養護施設で育ったゲイの朝希。
彼の過去に関してさらっと書かれているのですが、これ、結構複雑なエピソードなんじゃないか?なんて…
でも、作品全体を通してほのぼのとした雰囲気に包まれたままサラリと読めてしまうのは朝希の明るいキャラクターゆえなのか。
下心MAXからのスタートではあるけれど、あれこれと家庭の味を航平に振る舞っては、食事を介して2人の距離や気持ちが少しずつ変化していく様子は読んでいて可愛らしいですし、朝希の"家庭への憧れ"が料理の味にそのまま出ていて、料理を口にした人々を小さな幸せや懐かしさでふわりと包んでいるところは良いなあと思ったり。
同じ商店街で店を開く仲間たちとの交流も和んでしまう。
ただ、ほのぼのさは良かったのですけれど、もうちょっとここはゆっくり読みたかったなと思う部分や、やや唐突さを感じる部分もあったりして惜しい。
少々悩みつつ、今回はこちらの評価で。