“本命"になれなくても、側にいたい―― 秘めた想いが織りなすセンシティブラブ♡

本命彼氏

honmei kareshi

本命彼氏
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×210
  • 萌8
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
4
得点
86
評価数
26
平均
3.5 / 5
神率
15.4%
著者
水名瀬雅良 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
価格
¥630(税抜)  
ISBN
9784199608643

あらすじ

俺の気持ちを知らないから抱いてくれるのなら、ずっとこのままでいい――中学時代にいじめから助けてくれたことをきっかけに、神宮寺に片思いをしている大学生の伊織。
友達と呼べるような関係ではないし、神宮寺はゲイじゃないからこの想いを伝えるつもりもない。利用されてもいいから、少しでも自分のできることをしてあげられたら――
そう思って、神宮寺と同じ大学に通い、
学業とモデルの仕事を両立させている彼の身の回りの世話をする日々だ。
そんなある夜、神宮寺から「一度男とヤッてみたかったんだ。伊織、俺と試してみない」?と興味から言われてしまう!! 代わりに誰か他の男で試されるくらいならと、気持ちを隠したまま抱かれてしまい――!?

表題作本命彼氏

モデル
神宮寺の同級生

その他の収録作品

  • 番外編 proof of love

レビュー投稿数4

王道には王道の良さがある

水名瀬雅良先生の大ファンです。
こちらは2021年発表の最新作。
内容は…
超オレ様の傲慢イケメンに振り回されてパシリにされてる地味で大人しい伊織。
だが、伊織はそんな支配者にずっと恋をしている。
何も気づかぬ暴君の神宮寺は、男とも試したい、お前ならできそうと…
傷つく心は隠して、抱いてくれるならそれでいい。
だけど、華やかな神宮寺には自分の存在など邪魔なだけ…離れた方がいいのか⁉︎

…もうBLあるある展開ではあるんだけど。
水名瀬雅良先生の美麗絵柄と嫌味のないラブシーンは非常に上品で、こういうストーリーは正直何度も読んでるような王道なんだけど、それでも引き込まれてしまう。

傲慢なオレ様も、自分以外の他の人間も伊織に興味を持っていると知って急に独占欲に目覚める。
伊織は俺のモノなんだよ…
しかし、伊織の本物の恋心を知り、自分の心に気付く神宮寺。
わかってるけど、わかりきった展開なんだけど、伊織に謝って伊織に優しくしてくれる、そんな神宮寺の変貌した姿を見ると、読者として安堵するというか。
本当に、伊織良かったね…!とグッとくる。

心が折れるような不安展開などもなく、基本的に安心して読める作品。
絵柄も美しくてファンの期待にキッチリ応えている作品だと思います。「萌x2」で。

8

大好物です

俺様でモテモテの神宮寺と、ずっと神宮寺に片想いしている健気な伊織のお話でした。

神宮寺が明らかに伊織に執着しているのに、自分の気持ちに気が付いていない鈍感なんです。
男を抱くのは考えられないのに、伊織は平気と言う時点でお察しです。

そして他人が伊織の事を好きだと聞いて、取られるかも知れないと思った途端に初めて好きだと気が付くという王道パターンです。

水名瀬雅良先生の似たような作品に「愛執」がありますが、何度も読み返した大好物な作品です。

「愛執」の攻めの安良垣と違って神宮寺の方が優しい性格をしているので、こちらの作品の方が万人受けすると思いました。

でも受けが俺様攻めの仕打ちに耐えられずに消えて、攻めが体調まで崩すザマァ作品が読みたい方には「愛執」をお勧めします。面白いですよ。

8

美麗!

水無瀬先生のファンです。なんて美しい絵だろうと、毎回見とれてしまいます。お尻のラインが綺麗。

ずっと何年も神宮寺に恋していた伊織。体だけでも抱いてもらえてうれしいなんて、いじらし過ぎます。俺様で、伊織がそばにいるのが当たり前になっていて、自分の気持ちに鈍感な神宮寺。ふたりとも、想いが叶ってよかったね。
出てくる人も良い人がほとんどで、王道の恋物語と、水無瀬先生の絵(エチシーンが美しくてドキドキする)に萌えました。堪能いたしました。

BLは、幸せなお話がやっぱり好きです。

水無瀬先生、これからも、素敵なお話、お願いします!

2

切なさはいつか。愛しさに。

水名瀬先生の作品には、割と出がちなオレ様キャラ、神宮寺。あまりにもオレ様なので、自分の恋に無自覚、というのもド定番。この感じは色々あるけども、先生の既出の作品では「愛執」が一番近いかな、と思いました。再読してみたところ、主人公2人の共通項がありすぎて。ちょっと笑ってしまいました。
神宮寺もイケメンでモデル、「愛執」の安良垣もモデルから人気俳優になっていて。どちらも周囲からチヤホヤされる事があまりにも当たり前な状況で育つので、ある意味、オレ様の素養は勝手に身に付いた様子。心惹かれた相手を不用意に傷付けて平気。トンデモ野郎です。読み返して、どっちがマシか真剣に考えてみましたが、どっちもどっち。途中で考えるのやめてしまいました。

「俺、一度男とヤッてみたかったんだ。」と軽い気持ちで誘う神宮寺。はい、クズ発言。ところが、中学生の頃から神宮寺を密かに愛している伊織は、ズキッと痛む心を抑えて、神宮寺に抱かれる事を選ぶ。抱いて貰えるだけでいい、と健気にも想う伊織が切ない。
そんな伊織を想う結花ちゃん。水名瀬先生の作品に出る女性は、割と攻めに執着して自爆する女が多めな気がするんだけど。同級生の彼女は、ただ友達として伊織を心配している良い子。伊織が神宮寺を愛している事を知っているから。彼に恋する自分の気持ちを抑えて、伊織の幸せを優先する。大切な人の幸せを願える、本作で一番素敵な女の子じゃなかろうか。

神宮寺の心無い言葉にズガンと傷付き、瞳孔が開きまくる伊織のアップが、もぅ。最後の方はギャグみたい。最後の方は、よもや神宮寺が初めての告白をしているのに関わらず、この表情。え⁈ 伊織、それってどういう感情⁈ と、問い正したくなります。
いやもぅ、ドシリアスなんだけど。多分神宮寺がバカ過ぎて、ギャグとしても読めてしまうのが不思議な可笑しさ。

途中、神宮寺の仕事仲間、関が当て馬風で、ちょっと伊織を誘惑する様な、しない様な。ふんわり登場するのですが、せっかくなので、もうちょい神宮寺をキリキリさせて欲しかったなぁ。
エッチは「本命彼氏」の自覚無き頃からしてるので、甘あま後日談はもっとプラスして欲しかったかも。修正は真っ白抜き。伊織の伊織はふわふわの真っ白け。

6

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