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作家さんの新作発表
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作家買い。
崎谷作品の『インクルージョン』の続編です。『インクルージョン』の十数年後、という時系列で、大学生だった未紘が三十路、という年齢になっていました。
崎谷作品って、続編というかスピンオフ作品が多く刊行されるものも多くありますが、『インクルージョン』はこの1冊しか出ておらず、正直に言ってしまうと元ネタ(と言って良いのかな)の慈英×臣のCPよりも好きなこともあって、続編が出ると知って発売を楽しみに待っていました。
崎谷作品てこってりしたエロ描写が素晴らしいですが、タイトルも素敵だなといつも思っていて、なんていうのかな、エロティックというかはんなりとしたエロスを感じるというか。なんか好きなんです。
で、今作品は照映&未紘のお話が描かれた「相愛エディット」と、終盤に短編が2話収録されています。ということでレビューを。
「相愛エディット」
『インクルージョン』から十数年後。
出版社で編集をしている未紘と、ジュエリーデザイナーでオーナーでもある照映は、お互いに忙しいながらも仲睦まじい恋人同士としてともに住んでいる。
公私ともに充実した日々を送る未紘だったが、一人、心配な作家がいて…。
というお話。
序盤から、とあるホラー作家の新刊の表紙のイラストを照映の従兄弟で画家でもある慈英の絵を使うために奔走している未紘、のシーンから始まりますが、そのホラー作家は『君と手をつないで』の受けちゃんだったり、それをサポートしてくれるのが『あなたは怠惰で優雅』の受けちゃんだったり、と初っ端から崎谷作品の人気キャラが結構登場していて思わずニヨニヨしてしまいました。もちろんそれらが未読でも問題ありませんが、知ってるとなお面白い。長年人気作家さまとして一線で活躍されてきた作家さまならではのスパイスかなと感心しきり。
仕事に一生懸命な未紘で体調も若干不調をきたしますが、全体としてはほのぼのベースで甘々なストーリーでした。
終盤に収録されている短編は『夜の佐藤くん』と『佐藤くんのカレシ』の2話。
『夜の~』は「愛されててよ」の佐藤くん×伊吹のお話。
伊吹が佐藤くんの家にお泊りした翌朝。さらりと佐藤くんに言われたセリフは「伊吹くんてセックス慣れてないよね」というセリフで―。
まあ、これぞ崎谷作品という、エロ甘なお話でした。
『佐藤くんのカレシ』
こちらは人気シリーズの慈英×臣のお話。日本とNYという長距離をものともせずに甘々な恋人同士でいる二人ですがー。
人気シリーズならではのあれやこれやを乗り越えた二人のその後が垣間見れる小話。タイトル通り、『佐藤くんのカレシ』についてあれこれ妄想する二人がめっちゃ可愛かった。
これらのお話って同人誌があるみたいですが、未読だったのでなんか得した気分になりました。
複数の作品を、これだけ上手に絡ませキャラを登場させるってすごいなとただひたすら感心しました。崎谷作品ならではの濡れ場はやや控えめでしたが、その分糖度はマシマシでした。
あ、あとあとがきを読んでなんかじんわりきました。
作品の裏側、を崎谷先生が書いてくださっていますが、先生の新刊が読めて私は幸せです。これからもご自愛いただきつつ、先生の作品を楽しみに待っています。
本作は「しなやかな熱情」から始まる
慈英&臣シリーズのスピンオフ短編集になります。
タイトル作はスピンオフ作『インクルージョン』の
ジュエリー工房オーナーデザイナーと出版社文芸編集カプで
受様がトラブルに担当作家のトラブルに巻き込まれるお話です。
受様は大手出版社の文芸編集者です。
毎月ルーチンで発行するライトノベルズのやり方をベースとした
キャラクター文芸を手掛けるようになって以降
受様の進行も綱渡りな状況が事が増えてきました。
業界全体でギチギチのそれを是正すべく取り組んでいますが
作家の筆が進むわけでもなく、作家が優良進行でも
その後に関わるイラストレーター、デザイナー、
印刷所の担当者等、様々な要因で進行予定はズレ行き、
編集者は帳尻合わせのために走り回る事となり
受様はどうしてもプライベートが犠牲になりがちでした。
受様はオーナーデザイナー兼宝飾工房経営者である
攻様という年上の恋人と暮らしています。
同居し始めた頃は、忙しい攻様をサポートすべく
家事などもかなり請け負っていましたが
最近は帰宅するのは大半が午前様、
場合によっては社内に連泊したりで
まともに会えない状況を歯がゆく思っていました。
挙句、真夜中に帰宅した受様は
久しぶりに付き合いのチャリティーパーティから
帰ったばかりと言う攻様と顔を合わせた際、
「すげえ顔色だな」「ちゃんと飯食ったのか」と
まで言われてしまうのです。
攻様に作ってもらった優しい味の雑炊をたべながら
ポツポツと愚痴を聞いてもらって
少し復活した受様でしたが
受様の悩みの1つであるネガティブ思考な作家の
言動が不穏になってきて!?
「しなやかな熱情」から始まる慈英&臣シリーズの
新作との事でとても楽しみにしていた1冊ですが
新作は本編カプの攻様の従兄弟カプというスピンオフ作、
同時収録には本カプのお話もありますけども
こちらは同人誌からの再録なので既読な私には
期待してた内容とはかなり違いました。
もちろん、このシリーズに限らず崎谷作品は
脇キャラがとってもいい味を出しているので
気になる脇キャラが満載なのでスピンオフを書いて頂けるのは
いつもとっても嬉しいのです。
本作のタイトル作もお付き合いから干支周りも経た2人が
どんなふうに変わって、どんな今を生きているのかとか
受様が別シリーズ『きみと手をつないで』の
小説家をしている受様の担当をしていたり、
その担当者が今や局長だったりと細かい設定に
ムフッとさせて頂いたりはしましたけれど
やっぱり本編カプの続きが読みたいのですよ ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐
とりあえず、
本編カプの攻様が日本に帰ってくるらしいので
次こそは本編の続きを遠からず読めるだろう
という期待が持てたので良し♡とします。
本編カプの続編を待っています。