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ムラムラΩ(オメガ)、漢方薬はじめました。
kimi to tsugai ni naru shohou
初読み作家さんでしたが、線の細い綺麗な表紙絵に惹かれて購入しました。
…が、初っ端から登場した主人公はまさかのガタイの良いマッチョタイプ。うーん、地雷か?と思いましたが、話が進むごとに普通になっていき、気にならなくなりました。
他の方がストーリーをばっちり書いてくださっているので省きますが、漢方薬剤師・久世(α攻)×バーテンダー・アキラ(Ω受)のお話。とっても単純そうなストーリーに見えて、ラストは必ず(?)となる、ちょっとしたミステリー作品でした(笑)
まず、アキラには忘れられない初恋の人がいる。その人に貰ったキャップを今も被っている。そして久世と出逢う。怪しいと思いながらも交流が始まる。仮の番になる。きっかけが何だか分からないくらいに突然お互いに好意が湧いている。アキラに言い寄る客登場。焦る久世。それを嗜めるバーの店長。そんなこんなで本当の番になる。
はい。初恋の人が行方不明になりました(笑)
何の匂わせだったの?初恋の人(笑)
久世側が初恋の人なのか?という匂わせもあるのですが、確信を突くことはなく終了。この場合、久世が初恋の人だった、とか、似てるけど違った、でも好きになった。なんてのがセオリーだと思うんですが、初恋の人が話のネタになってただけで最後は何も触れずに終わるのが違和感で違和感で。バーの店長と言い寄る客も、何か古くからの仲っぽいのは匂わせているんですが、説明なく…。もやっとした読了感しか残りませんでした。
どこまでも続く、読者置いてけぼりな孤独…。
絵は表紙絵通り綺麗でしたので、おまけで萌にしました。ま、萌えたところはありませんでしたけどね(笑)
初読みの作家さん。
表紙の雰囲気が良い感じだったので購入してみました。
本編の入り部分から主人公のみ少年漫画っぽいちょっとラフめな描き方で「期待外れ?」と思ったものの、そこはだんだん慣れてきます。
Ωというだけで好奇の目で見られる。
そんな周囲に耐えきれず、ふつうのひとより筋肉のつきにくい体を肉体改造して、険しい表情作りに勤しみ、細かい点まで気を配って、「理想の自分」を作ってきた安曇アキラ。
無理に体を鍛えたせいでホルモンバランスを崩して発情サイクルが乱れた彼に声をかけてきたのは…。
見るからに怪しい漢方薬局「白蛇堂」店主・久世ミヅキでした。
漢方薬で体を整えると言う久世の強引なアプローチに不安を抱えつつ、試してみることから物語が動き出します。
1話ずつがすごく短くて、あっという間に読み終わってしまいました。
伏線のように感じる匂わせが少なくとも3つ出てきます。
一個目はアキラが理想とする初恋のα。
そのαのようになりたくて、筋肉をつけて男らしく振る舞っているという設定です。
二個目は初恋のαからもらったというアキラのキャップ。
久住に最初に会ったとき、動揺してキャップを落として来てしまうのですが、その帽子が「初恋のαからもらったもの」で、肌身離さず大事にして来た様子が、職場(バー)の店長との会話で分かります。
三個目は「仮の番契約」をするときの久世の台詞。
「ずっと待ってたよ」って言うんですよ。
さあ、この3つのカードを見せられたみなさまは、どう考えますか?
「これは!?」って思いますよね?
「ベタだけど、アレだね!!」って確信めいたものまで感じますよね?
回収されません。
何も回収されないし、何も分からないまま。
アキラにちょっかいをかけるαの常連客・大石という遊び人を登場させて、ああ、当て馬だなという雰囲気を醸し出している部分は予想通り。
店長が大石と何かありそうな含みを見せるも、そこもスルー。
久世が「番に興味がない」みたいな話を友人とするも、そこも特に掘り下げず。
読者が見せられるのは、発情サイクルが不安定なΩが、αっぽくない漢方薬剤師と出会って、絆されて番になる、ということだけ。
それ以上でもそれ以下でもありません。
辛口になりました。
いろいろな要素を出したところで何ひとつ掘り下げないなら、出さない方がマシだったんじゃないかと。
読み終わったところで、「結局何を伝えたかったの?」と思ってしまう。
西洋薬じゃだめだったけど、そのひとを見て、そのひとのためだけに作られた漢方薬なら効く=相手を見るって大事/自分を見てくれる相手に出会えるって最高!っていう話でもないし、提示された情報と進行していくストーリーがズレすぎていて、モヤモヤだけが残る作品でした。
漢方薬の処方で、Ω特有の症状を和らげる⁈
これまた新説オメガバース。
アキラくんは、Ωのせいか、子供の頃から人にジロジロ見られている。正確には見られている様な気がしていて落ち着かない。なので、Ωっぽい外見を捨て、身体を鍛え上げ、周囲が引く様な厳つさを身に付けた。これはこれで衆目を集めてしまう気がするけども。そのせいか、ホルモンのバランスが崩れて、いつ発情してもおかしく無いほどの不安定な体調だ。そんなある日、気分が悪くなってしまい、発情の予感を感じたアキラくんは、路地裏で動けなくなったところ、変な男に絡まれてしまう。持ち前のガッツで逃げ出したものの、大事なキャップを落としてしまう。それは、初恋の人に貰った宝物だった…。
そうなのよ、その初恋の人が実は、という話になるじゃないですか、普通。
どうしたもこうしたも。よく分からんのですよ。謎の男、久世さんは実は腕のいい漢方薬の薬剤師。アキラくんの不調を一目で見抜き、効く漢方を調合してくれる。だけでは無い、どうやら執拗に執着している様なのだ。最初から惚れている。それならば、彼こそが初恋の人だろう。しかし、その記述は無い。様な気がする。え?再読してみたんだけど。私の見落としかしら。
久世さんを変な人だと思っていた筈のアキラくんも割と直ぐに久世さんを好きになってしまう。どうしてかしら。
久世さんはまた、簡単に「仮の番になろうよ。」などと言って、首の後ろを噛む。番がいる様な安心感(仮)を与えると言うのだけど。そんな不安定な事ありますか。っていう。
アキラくんはこのクセの強い久世さんに翻弄されてばかり。
何かとアキラくんに優しい肥村先輩も気になるし、アキラくんに執着してたクズらしい大石さんも。脇キャラも魅力的なのに空中分解したかの様な。宙ぶらりんにされては終わる。
描き下ろしには、アキラくんの巣作り。薬剤師である久世さんの白衣ばかりで作る真っ白なそれは何だか可愛い。
修正は白抜き。
ジャケ買いしました。
発情期が不安定なΩが街中で発情しかけてそれを助けようとしてくれたαとのお話。
一番最初にΩが被っていた帽子が初恋の相手との思い出だったみたいでその帽子を落してしまい助けようとしてくれたαが拾ってくれた…
あの含み笑いは完全にこのαが『初恋のキミ』…だと思ったら違うんかい!!!!(笑)
警戒心強めのΩなのに苦手な別αに食事に誘われたらホイホイついて行って『?』となってしまった(笑)
私の中で一番地雷だったのは攻めの爪が長かった事かな~
相手の顔に傷を付けちゃう長さの爪って…
それでなくても処方薬作ったりと漢方を扱っている立場だしBLあるある解す時のこと考えたらなんかそこが凄い引っ掛かりました(笑)
あと、ところどころ『ここ伏線回収は?』みたいなところがあってスッキリはしなかったかな~
よくある受けにだけ優しい攻めって設定も好きな方だけどこの攻めはただ性格が悪いって感じに見えてしまい頂けなかった
絵柄は可愛くほわほわして好きなので今後も応援したいと思います。
色んな設定があるのがオメガバース作品の面白いところだなと思うのだけど。
久世とアキラの関係はふわふわしすぎていて、これをオメガバースのくくりにしていいの?という感じでした。
発情期が不安定なアキラに漢方を処方して、少し時間をかけて様子を見るのかと思いきや。
不安がるアキラに"仮の番"になることを提案したかと思えば、ろくに同意も得ずにうなじを噛んでしまった久世の言動には疑問しかなかったです。
というか、仮の番ってどういうことだったんだろう。謎でした。
アキラの初恋の人や理想の人とは誰なのかとか、久世がアキラ以外には無愛想なのは何故なのかとか。気になるところが気になるままで終わってしまったのもうーん??という感じで。
モヤモヤした気持ちだけが残るお話でした。