県庁BL課のハイスペ様

kenchoublka no haisupesama

県庁BL課のハイスペ様
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×210
  • 萌9
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
5
得点
107
評価数
28
平均
3.9 / 5
神率
28.6%
著者
さはら鋏 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
発売日
電子発売日
価格
¥720(税抜)  
ISBN
9784832291652

あらすじ

ここは県庁BL(ビューティフルライフ)課、
断じてBL(ボーイズラブ)課にあらず! !

過去の失恋を引きずり傷心のまま働く森恒信は地元を愛する地方公務員。
ある日、出向してきたキャリア官僚・東賢人と
BL課の実動部隊としてコンビを組まされてしまう。
いい加減でチャラい東と真面目でバカ正直な森では相性最悪! !
あげく、体調を崩し自宅へ送り届けてもらった東に
隠し持っていたHな玩具を見られて襲われてしまい…!?

イケメンキャリア官僚×フツメン公務員、期間限定ドキドキの人生再生ラブ!
大幅加筆9P描き下ろし。

表題作県庁BL課のハイスペ様

東 賢人,K省キャリア官僚,BL課に出向中
森 恒信,××県庁BL課,BL課実務担当

その他の収録作品

  • 水族館デート編(番外編)
  • ふたりのアルバム編(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)

レビュー投稿数5

BL課はBがLする課じゃないよ(笑)

県庁に勤める森くんは、失恋で傷心のまま働いてました。そこへ出向でやってきたのが、スーパーハイスベックの東さん。仕事ができてイケメンで。でも、不真面目に見える態度に初めはイライラする森くん。森くんは真面目で一生懸命で、ふざけているように見える東さんにどうしてもイライラしてしまいます。でも、東さんのマイペースぶりは変わらず。実は東さんにも悩みがあって、出向してきたのも理由があって。
東さんと森くんがビューティフルライフ課で少しずつ仲良くなっていきます。

0

BL課って?

『BL課』
こんな課を見かけたら私は確実に二度見をしてしまうでしょう。
県外からの移住をサポートする県庁のBeauty Life(BL)課に勤める森とBL課に出向に来たハイスペックな東。
イケメンで人当たりも良い東ですが、仕事ぶりはどこか真面目さが感じられず、仕事に熱心で実直な森には理解出来なくて憤りをぶつけてしまうのですが、何故かそれが東の興味を引いてしまい…

東がまあまあ性急にぐいぐい森に迫っていくので、セクハララインギリギリなんじゃないかとハラハラ(笑)
森に何かありそうな感じはありましたが、このままコミカルにドタバタと進んでいくのかなと読んでいくと、森がむしゃらに頑張る理由がわかり切なさが…。
自分が生まれ育った愛着のある土地を否定されてしまうとダメージも大きいし、真面目な森は自分も責めてしまっていて。
そして、チャラくて軽そうに見えた東も訳ありでした。
出向前の状況がわかってくると、その違いにびっくりで。でも、素の自分を出せている時の方がのびのびとしていて、それがまた魅力的に感じました。ちょっとハメを外し過ぎなところもありますが(笑)

急に身体の距離を縮めたり、かと思えば少しずつ探り合うようにお互いを知ろうと歩み寄り、徐々に心の距離も近づけて…。
気持ちも繋がり合ったはずなのに、仕事関連で離れざるを得ず関係を終わらせるふたりの大人な対応がしんどかったのですが、控えめな森らしいふせんのメッセージからのV字回復ラブにキュンとさせられました。
テンポよく爽やかで、こちらまでしっかりとハッピーになれるお話しでした〜。

2

高スペックとは。

とある、地方県庁に視察と称して現れた高スペック官僚の東さんに懐かれる森くん。
地方での「beautiful life」を推進する、略して「BL課」で。まさかのBLしちゃうというお話。いや、そんなうまい話あってたまるか‼︎ と、ついニマニマしちゃいます。
各都道府県に所在していて欲しい。これはもぅ絶対に‼︎ と、チカラ込めて願ってみたところで。本題。この東さんとやら。イケメンかもしんないけど、そーんなに高スペックなのか?って話なんですよ。
そもそも東さんが地方に志願してやって来たのも、しっかりその高スペックぶりを発揮し過ぎたエリートな為。人間味が薄く、信頼されないというので、重要なプロジェクトから外されたというショックから。どこかが欠けていた、というのでもぅ、スペックとしては低い。低いんだよね。要は人付き合いが苦手だったという事でしょう。本物の高スペックならそこら辺は軽ーくクリアでしょうよ。とにかく、東さんは森くんと出逢えて、彼の一生懸命さの前に、素直な自分でいられて。少し成長して。本物の高スペックになれた。
さらに可愛い森くんに手を出しておいて。プロジェクトメンバーに戻れる事になったというので、後ろ髪引かれつつ、の割にはアッサリ東京に帰ってしまう。
あの時。森くんの部屋から出て、お別れを言ってから。振り向いたのに。戻って来て抱きしめて欲しかった。どのくらい遠い県庁なのか分からないけれど。遠距離したって良かったのに。
もちろん。森くんはBL課の新たなプロジェクトの為に、東京に出て来ていて。東さんと再会を果たす。その頃にはもう離れ難くなっていて。めでたし!なんだけども。
東さんの高スペックぶりは、甘あま後日談にて。都内の豪奢なマンションで、オシャレな手料理で、森くんをもてなす。といった、割とテンプレ的なイケメンっぷりで披露。
どちらかというと、まぁ残念なイケメンなんじゃないだろうか。
あ!エッチは上手そうですけども。

森くんは東京で、地元の良さをPRするお仕事を一生懸命にやっている。地元を愛してる。
なので、多分いつかは東さんを地元へ連れて帰る、という選択をするんだと思う。
その頃、東さんはどんな選択をするのか。私はそこまで読んでみたかったな。
2人で東京で、という今時点での結末は何か違う、って思ってる。

修正は白抜き。ノンケで、元彼女持ちだった森くんがそもそもアナルを弄る事に長けていたというので、初めては割とスムーズだった。

0

こんな課があったなら

こんな課がもし地元にあったなら、我々は空目してしまうに違いありません。www

そこで巻き起こる恋愛模様が楽しく切なく描かれていました。

一見ハイテンションでチャラい東なんですか、彼がどうしてああやって登場したかは最後まで読むことで判明します。

チャラいようでいて森の言ったことはちゃんと聞いていて、仕事は出来るし本当に良い人なんです。
そして反発しながらも、そんな東に惹かれて行く森の様子が自然に描かれていました。
森が仕事に固執する理由が本当に気の毒なんです。

でもこうして2人が出会ったことによって、BL課がとてつもない発展を遂げます。

難を言えば、そんな簡単に省庁で出向出来たり、急に戻したりなんて出来ないですけどね。

サラッと読めてクスッと笑えて読後感の良い作品を探している方にお勧めします。

0

本当にBL課になっちゃった♡

初めて読んだ さはら鋏先生の作品です。

中央省庁キャリア官僚 東 賢人と県庁BL課 森 恒信のお話。

ある日、××県庁BL課にK省からキャリア官僚が出向してきました。
その官僚とは、イケメン・高身長・高学歴のハイスぺ東賢人。
BL課実働部隊の森は東と行動を共にしますが、チャラくてゆるくて適当なテンションの東にイライラ。
日頃の我慢も限界になり、とうとう業務中に東に文句を言ってしまいます。
ところが、東の口から出たセリフは…
「森くんて男に興味ない?」

いや~、とっても良かった!!!
タイトルから何となく想像が出来る内容ですが、予想外以上のクオリティです。
本編の第1話が性急な展開に感じましたが、その後は伏線もきちんと回収されており、最後は綺麗にまとまっていました。
作品自体は王道ラブコメディですが、全体的にドラマテックな要素も散りばめており、キュンキュンしながら読むことが出来ます。
そして、さはら鋏先生が2人の心理描写やバッグボーンをきちんと描かれているので感情移入がしやすく、キャラが魅力的なのも◎でした。

自分が生まれ育った土地に誇りを持って真面目に仕事をする森。
その理由には、元カノの存在が忘れられないのもありました。
しかし、東の出現で森の生活は一変します。
最初は絶対に無理!だと思っていたのに、少しずつ東のことを知るうちに気持ちに変化が…。

一方、中学生の頃にゲイだと自覚した東。
東京では、周囲にカミングアウトも出来ず、完璧でクールなエリートを演じていました。
ところが、仕事で重要なプロジェクトから外されます。
今まで自分が演じてきたことに疑問を持ち、出向を願い出たのです。
そうやって××県に出向した東ですが、ここでは素の自分でいられる喜びを感じていました。
次第に、自分と向き合ってくれる森を本気で好きになり…。

視察期間が終了すれば、やがて東は東京に戻ってしまう。
東のことを本気で好きになったら、元カノの時と同じようになる…。
「次はずっと一緒にいてくれる人がいいんです」
しかし、森の掛けたブレーキは利かず、東のことを好きになってしまいます。
うぅ、森の想いがやるせなかった(泣)
でも、東も森も好きになる気持ちが理解できる!
お互いに自分にはない良さを持っているんですよね。

その後、2人で企画した新規プロジェクトも成功し、忙しくも充実した日々でしたが…ここからは、本編をご覧ください。
王道ラブコメディはHAPPYENDがお約束だとわかっていても、ハラハラドキドキしちゃいましたよ。
個人的には、森の作業着にプリント(刺繍?)されている「BL課」の文字がツボりました(笑)

このお話には、当て馬は登場しません。
脇キャラとしては、BL課 菊池課長と事務の吉見さん、K省の職員が登場します。

Hシーンは、本編に3回あります。
3回とも2人の関係性が異なっているので、いろいろな視点で楽しめました。
1回目はセックスはおもちゃを発見された森がうっかり流されて抜き合いに(笑)
2回目のセックスは森の気持ちが伝わってきて切なかった (ノω・、) グスン
その分、両想いセックスは愛おしさ全開です!
でも、コマ数が短いのが残念…もっと甘い2人を見たかったよ。

番外編『水族館デート編』
本編2話の途中くらいのエピソード。

描き下ろし『ふたりのアルバム編』
本編のその後のお話。

お互いのことを考えて、本心が言えないまま離れる2人。
一緒にいたいと願う気持ちは叶えられるのか?
おすすめは、森の本音を知った東の表情です♡
両手で頭を抱えていますが、本当はめちゃくちゃ嬉しいですよね~。
読みながら、こちらまで胸アツになりました。
この先も可愛い2人も応援したい!
さはら鋏先生、編集担当者様、続編をお願いします。

読後は、幸せな気持ちになれること間違いなし。
ぜひ多くの方に読んでいただきたい作品です♡

6

この作品が収納されている本棚

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