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jouzu na uso ni damasarete
人を観察するのが好きな三砂と真面目で健気な圭が付き合ってから半年後についてのお話です。
出会いから付き合うまでは簡潔に描かれており、続きものではありません。
三砂は相手を思い通りにしたいという性癖があり、圭をわざと困らせて楽しんでいる酷い男です。
嘘をつかれた圭の気持ちを顧みなかったせいで、三砂は圭から一線を引かれますが、そこでようやく圭に酷いことをしていたと実感した三砂が圭に謝ってハッピーエンドでした。
いわゆる攻めザマァといわれる展開は初めて読んだのでドキドキしましたが三砂が本気で圭を好きな気持ちが伝わってきて楽しく読めました。
シーモアは白抜き修正でした。
真面目な圭がえっちには積極的なところが可愛かったです。
これは、大人な攻めザマァですねー
ガツンとかつ優しくて、受けの包容力の大きさが上手く表現された見事な〝ザマァ〟でした!
大好きな展開にワクワクしましたよ。
「しばらくセックスは控えようと思うんだ」
恋人の三砂に『セックス禁止令』を言い渡された圭は……と、いう初っ端から不穏な始まりです。
研究者の三砂は、捻くれた「観察癖」の持ち主。
自分の言動が他人にどう影響するか予想して、その通りの結果になれば満足。
焦らして、思わせぶりに距離をとって、揺さぶって反応を見る。
全ては三砂の掌の上……という、好青年風なクズだからタチが悪い!
根っからの研究者体質なんでしょうけど、同じ研究者でも真面目で誠実な圭とは真逆なタイプです。
三砂の言動が嘘だと知らず、振り回されても健気に頑張る圭が不憫でなりませんでしたよ。
だけど、一度疑ってしまったら不信感は募るのもですよね。
出張先で同僚から三砂の疑惑を耳にし、さらに圭について〝騙しがいがある〟と話していたのを直接聞いてしまったことで、不信が確信に変わっていくのです。
特に、三砂が命の危機を仄めかすような嘘をついたのがトドメになりましたね。あれはイカンよ!
圭がどれほど心配したか分かってないもんね‼︎
圭に愛想を尽かされたことは、なんでも許してくれると思っていた三砂にとっては大誤算だったようで、仲直りしようと必死。
でも、許してもらおうと思っている時点で分かってないんですよ。だって、許されたらまた同じ事するでしょ?
結局、最終手段に出た圭によって三砂はやっと圭の気持ちを理解するのですが、余裕ぶっていた男が崩れ落ちる姿には萌えちゃいました。
ザマァと思う反面、ちょっと切なくもあってキュンとしました。
そして、やっぱり圭は三砂に甘いね。
本当は最初から許しちゃってるんだろうな。
だけどそこまで三砂を憎めなかったのは、三砂が本気で圭を好きだと分かっていたから。
両視点で展開して行くので、そのへんの安心感はありました。
これ、圭視点で進んでいくストーリーだったら、どんなに三砂にムカついたから分からんよ。
最終的には、圭の嘘と三砂の必死さが功を奏して元サヤに。
三砂の嘘つきは直らなかったけど、嘘だと分かってる嘘は、もはや嘘じゃないのかもね;
初めから両想いの2人なので終始甘くて、雰囲気は重くなかったので読みやすかったです。
Hで乱れる圭の、普段とのギャップにもドキドキさせてもらいました♡
そして、友人のナツキがいい誘導役になっていたと思います。
マスターと幸せになってくれたらいいな。(でもバイはなぁ…)
人当たりがよく明るい三砂と真面目でお堅い圭は同じ研究所で働く恋人同士。
ある日、三砂からしばらくセックスを控えよう(通算6回目)と言われてしまった圭。
それから裸エプロンをしてみたり甘い言葉を隠語で表現してみたり…などなど、三砂を繋ぎ止めるべく圭がとった行動の数々が突飛で、普段の圭とのギャップが可笑しくて、健気で微笑ましいなあ、と読み進めていたら…三砂がちょっと歪んでましたね〜。
人を『観察』することが癖で、自分の態度で相手がどう動くかを予測して、思い通りの言動行動が見られたら満足するタイプ。
次はどんな方法で圭を焦らそうか思いを巡らせる三砂は嘘を絡ませて振り回して、圭は想像以上の反応を返してくれるからたまらない。
好きな子ほどいじめたい…、というかわいい感じが拗れて、三砂の聡明さというか狡猾さが加わった好きな相手を翻弄させるための嘘だからまた厄介で。
ちるちるインタビューでいかに攻めへのヘイトをためるか、ということを作者様がおっしゃっていて、見事にもやつかされましたね〜。
その分、後半の三砂の思い通りにいかなかった圭の行動にはスッキリとさせてもらえました。
そして、三砂をたしなめて包み込む圭の三砂への愛ゆえの優しさといったらもう…。
黒髪眼鏡の甘やかし聖母がいました。
あのカタブツな圭のエッチの時のとろけぶりはとてもいやらしかったです。
これからは三砂の適度で『上手な嘘』がコミュニケーションに加わってよりふたりらしいお付き合いをしていくんだろうなあ、と思います。
ナツキさんとマスター、お疲れ様でした。
西園寺さんと三砂は、製薬会社系列の研究所に勤める同僚兼恋人同士です。
付き合って半年で6回目のセックス禁止令を出される西園寺さん。
攻めで絶倫だからだと理由はわかるんですけど、
西園寺さんは受けなんですよね。
だから理由がはっきりわからなくて、なんでだろう?と思ってました。
理由がわかったとき、攻めの謎の性癖に一読者として苦しみました。
えぇ!そんなことで西園寺さんはこんなに苦しんでたの?と。
その後もかわいそうな西園寺さんを見るたびに胸が傷んだのですが、
攻めザマァな展開が待っています。
見事な攻めザマァで弱っていく三砂。
読んでいてスッキリしました。
最終的に別れることはないけど、
辛かった西園寺さんの気持ちが三砂もわかってよかったです。
恋人同士から始まる物語です。
何かの続き物かと思ったら、このカップルはこれが初の本のようですね。
タイトルに現れていますが、攻めの彼氏の方が少しいじわるで、純粋でひたすらに自分を思う世間知らずな恋人を翻弄するというお話。
攻め氏の方が、わざとHを控えようと言ったりして、焦る->自分のことであれこれ悩んでいる恋人の姿を見て愛を確かめるという、ちょっとゆがんだ正確の持ち主です。
作者さんは、こういうちょっと嫌な攻めを描きたかったとのことなのですが、なんとなくお話のためのお話という印象で純粋に楽しむことができませんでした。
なので辛口の評価です。
最後はハッピーなので大丈夫なんですが。。
研究所に勤める圭は、超がつくほど真面目な性格。
対して恋人の三砂は、頭も顔もよくてモテるものの、チャラくていいかげん。そして、自分の言動で相手がどう反応するか観察するのが好きという癖がある。
圭は三砂のそんな悪癖に気が付かず、彼の心無い発言を真に受けては翻弄されるのを繰り返してきたが、ある時かねてより三砂を知っている人から、その癖のことを知らされる、というお話。
これがいわゆる攻めザマァというジャンルなのでしょうか。
三砂の性格は良いとはいえないですが、頭のいい人にありがちというか、周囲がみんな自分よりも下に見えたりして、こんな風に人を観察するのかな、などと思いました。
三砂は圭のことが好きで、自分の言葉に翻弄されて思い通りにへこんだり喜んだりする様を可愛いと思っているからつい嘘をついたりするので、変な話、圭が気にしなければそれはそれでいいんじゃないかなと思ったり。
勿論相手がパートナーだからといっても意味無く嘘をつくのは良くないし、悪癖を知らずに嘘をつかれた圭が右往左往するのはフェアじゃなく気の毒だけれど、このとき、圭が第三者から三砂の悪癖のことを知らされなければ、二人の関係は1話のままだったのかと。
まあそれだとお話にならないので、高を括っていた三砂が圭に冷たくされて反省するまでがワンセット。なんですね。
また、表紙&帯のキャッチコピーの印象と、内容がだいぶ離れているなと。
んー、好きな作家さんなのですが、こちらはちょっと入り込めず残念でした。