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taira to ari yakusoku no hate
「タイラとアリ 夢の中」に続く「『タイラント』のセルフ二次創作同人誌」。
こちらは…ほのぼの系の「夢の中」と違って不穏であり危険であり。つまりコレを待ってた!
危険を顧みずエクストリームを追求するアリは、ついにフリーダイビングで事故を起こす。
死に瀕するアリ。
周囲のスタッフは皆慌て、心配し、恐怖し。
しかしタイラは。
アリみたいに死スレスレのスリルを求める人っていうのは、現実にいますよね。特に欧米人には意外なほど多く存在する。
だから本当に危険な人格っていうのはタイラなのかも、と思った。
必ず体を回収してあげる
その約束。
それが守れたのだから、自分はアリの信頼に値したのだ…
よくわかんなかったのが、生還の後の2人の会話。
「海はもうやめ」と言ったのはアリ?
そんなこと、アリは言いますかね?「死んだの初めて」と言って喜んだアリですよ?
海では一回死んだからもう興味無くなった…っていう事なら納得だけど。
アリはなかなか美形に描かれていました。
番外編というより、その重要度でいけば本編の流れをしっかり汲む続編という感じでした。
本編ではタイラにあわやという危機が訪れますが、今回ついに、むしろ可能性としては彼の方が高かったアリが生死の境に。そのときタイラはどうふるまうのかというお話。
タイラはアリが復活しても凪いでましたね。アリに全振りしてるのに後追いする気はないんだ、ということがやや不思議でした。趣味もないのに。
タイラはアリが死ぬことを受け入れていて、肉体の回収に躍起になってますけど、肉体はちりぢりバラバラになっていてもいい…つまり肉体の美しさに興味があるわけでもなく。でもアリの身体を見ながら美しさを再確認するあたり、やはり揃ってるにこしたことはないのか。
アリがフリーダイビングで死にそうになる。
救急車で運ばれる時、タイラが「アリのボディを回収できた」よかったと言って周りにドン引きされる。
約束の果て、というのは、タイラとアリの約束が果たされるところをアリは見られないけど、アリはその約束を心の支えにしていたから、死なずに生きていられたとタイラは言う。
周りに理解されずとも、2人だけが分かち合っている価値観と絆と愛情の世界ですよね。
相変わらず、フリーが常識人でやさしくて、一般人の代弁をしてくれています。
意識が戻ったアリがタイラに「約束守ってくれたな」と喜びます。
それに応えるタイラ。まさに2人だけの世界。
エッチをせがむアリがかわいいです。エロいし。
「海はもうやめ」はアリのセリフだと思います。
タイラの顔のそばの吹き出しのしっぽがへこんでいますから。