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一途な写真部員×陰キャなアニ研部員
kimi ni torareru to boku wa
表紙のぽやぽや感と、中身はちょっとだけ違う。「佐倉くんのスカートが撮りたい」改題してのコミックスです。
掴みはBLあるあるです。女装した佐倉を可愛いと思った写真部の鳥田は、早々に佐倉が男子だと知り、自身の性癖に悩み出す。それでも、佐倉を美しいと思い、そんな佐倉を撮る事に執心する。佐倉はアニメオタクで、部活の先輩に半ば強制的にアニメの女装をさせられている。地味で引っ込み事案の自分は「優美」という名前に名前負けしていると常から落ち込んではいる。それが、女装をしている事で、ちょっぴり自身が持てたのだ。さらに、強制されて渋々始めた事だったけど、それで鳥田に誉めて貰えて。やっぱりそれは嬉しい事には変わりない。佐倉は鳥田のおかげで「自分を好きになれた日」、素直に気持ちを伝えられる様になる。
写真部とアニメ研究会の先輩たちがワチャワチャとアシストするのもいい。彼等は時に厳しく、時にいじりながら、後輩たちに大切な事を教えてくれている。アニメ研究会の部長たちは、カップルだが、写真部の部長たちも怪しいよね。
クライマックスは、高校生モノあるある文化祭。私は、クラスでも地味で控えめにしている佐倉の思わぬ可愛いさに全クラスメイトが熱中して、鳥田がギリギリするというラストを期待したんだけど、佐倉は心ない生徒たちに色々言われて、一旦は女装をしない。何故か鳥田が佐倉の代わりに女装を申し出る。
背の高い鳥田が似合わない女装で頑張っているのを見かねた佐倉は助っ人として参加。もちろん皆んなをトリコにする。
ここは定番可愛いメイド服でお願いしたかったんだけど、何故かオタクキャラなのか、和洋折衷な謎の衣装。うーん。描いてるのが楽しかったのかな。
佐倉はとっても美少女キャラという設定な筈なので、もう少し絵面的には頑張って欲しかった。地味な普段とあんまり変わって無い様に見えたので。それだけが残念。この設定は最近とても良く見かけるので、好みの絵面かどうかが肝かも知れないです。
修正は白抜き。大学生になった2人は仲良く同棲中。それから濃厚エッチ。
佐倉は趣味で女装を楽しんでいて、自分に自信も出て来たみたい。
成長した2人のほがらかさにほっこり。
表紙の雰囲気そのままの、爽やかな青春DKストーリーでした。
主人公は、写真部の高校一年生・鳥田未央。
撮影中に校内で見つけた美少女に一目惚れしますが、その正体は女装コスプレしたクラスメイト・佐倉優美だった、というあらすじです。
普段は地味でも、女装コスをすると美少女に大変身する佐倉。
けれど好き好んで自ら望んで女装しているかと言うと、それはちょっと違う。
一方で鳥田も元はサッカー少年で、写真部として悩む部分があり…
自分自身と向き合うために、受け攻めがお互いに影響を与え合うところが素敵な作品でした。
最終話は大学生(しかも3年生)になった彼らのエピソード。
急に成長してびっくり!(笑)
鳥田はあまり変わらないけど、佐倉はとても垢抜けたなぁ。
コミックの半分くらいまで読み進めて気づいた事だけど、紹介文で陰キャとか地味とか言われてる佐倉ですが、性格は意外と強いというか大胆な一面がありますよね。
鳥田との関係性も年を重ねる毎に佐倉の力が強くなっていきそう。
そんな予感のする最終話でした。
これはわたしのエゴだけど、屋上でもじもじしてた佐倉が恋しい…
部活動中、女装をした佐倉に偶然遭遇した鳥田。
彼をひと目見て美しいと感じたことやどうしても撮りたい!と思った、その本能的な感じはすごく良いなと思いましたが。
佐倉の女装コスシーンがすごく多くて、DK同士のお話を読んでいる気持ちになれず。
佐倉が鳥田の言葉で精神的に強くなっていく様子は素敵だったのですが、そこに萌えられたかというとちょっと違うかな、と。
先輩たちも登場したりして程よいオタク感を楽しむことはできましたが、個人的にあまり刺さるところがなかったかなと思いました。