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人生は、映画みたいにはうまくいかない――たぶん。
rui wa koi wo yobu
初めて読んだ李田ビスコ先生の作品です。
デザイナー 梶井 凛太郎とサラリーマン 倉持 由宇のお話。
一度も恋愛経験がないコミュ障でゲイの由宇。
とうとう童貞のまま30歳を迎えてしまいました。
祝ってくれる友人もいない由宇はむなしくなり、仕事帰りに居酒屋に飲みに行きます。
行きつけの居酒屋「ふじ」…その日は初めて見る女将さんの息子が働いていました。
ヤケ酒をした由宇はいつの間にか寝てしまい…。
元気で金髪のパリピ 凛太郎と暗くてコミュ障 由宇が「映画」という共通の趣味を通して、お互いの世界が変わるお話になっています。
全体的にラブコメディですが、恋愛に対するそれぞれのせつなさや苦しさも感じられました。
人とのコミュニケーションが苦手な由宇が自分でいられるのは大好きな映画を観ている時だけ。
ある日、自宅の映画コレクションを凛太郎に見られ、凛太郎も大の映画好きであることが判明します。
「映画」という共通の趣味以外は、外見も性格も正反対の2人。
由宇を振り向かせるためにいろいろ頑張っている凛太郎が可愛かった♡
一方、由宇は自分の生活に凛太郎が入り込んでいることに戸惑っていました。
それでも友人として少しずつ距離が縮まる2人でしたが、ある出来事から由宇は凛太郎の気持ちを疑ってしまいます。
そもそも恋愛経験がない由宇は自分に自信がないのに、相手の凛太郎はノンケ…。
凛太郎のちょっとした言動から不安になるのは仕方ないですよね。
でも、最後は由宇が行動を起こすのですが、ドラマティックな映画を観ているようで感動しました。
天真爛漫な凛太郎の性格が、何事にも消極的だった由宇に影響を及ぼしたんだな~。
このお話には、当て馬は登場しません。
2人のすれ違いの原因になるキャラはおりますが…。
脇キャラとしては、凛太郎のお母様で「ふじ」の女将さん、1度だけ訪れたゲイバーのママとスタッフが登場します。
このゲイバーも行きつけにして欲しい(笑)
Hシーンは、由宇の初体験が伝わりました。
コマ数が少なかったので、エロさと甘さが薄かったのが残念です。
でも、凛太郎が激甘になるのは確信しました(笑)
この先もいっぱい愛してあげてください。
描き下ろし『BONUS EPISODE』
本編のその後のお話。
まさか、凛太郎のお兄さんが…。
李田ビスコ先生のTwitterでオチが見られますよ!
ただの趣味に終わらせず、きちんと「映画」を絡めたストーリー展開になっていたのが良かったです。
また、凛太郎の肩書であるデザイナーの職業を上手に活かしているのでリアリティもありました。
続編があるようなラストでしたが、また2人に会えると嬉しい。
その時はもっとラブラブでいて欲しいです。
由宇に塩対応された凛太郎のぴえん顔もcuteですけどね(笑)
人生は映画みたいにはうまくいかない
でも、いくこともあるかも!
映画がお好きな方や年下ワンコ攻めがお好きな方におすすめの作品です。
この終わり方は意外でした〜
続きそうな雰囲気もありつつ、ドラマや映画でもこういう終わり方あるよね……なんて思ったり。
ストーリー自体はライトな可愛いラブコメで、最後までテンポ良く読むことができました。
ゲイでコミュ障なリーマン・由宇は、行きつけの小料理屋の息子・凛太郎に気に入られ告白されます。
しかし、強引なコミュ力お化けの凛太郎に気圧されまくる由宇は、なかなか素直になれなくて……
「映画」という共通の趣味を通じて仲を深め合っていく王道のラブコメ。
出会って直ぐに告白してきた凛太郎ですが、由宇が思っているほどパリピでもなく一途な青年です。
凛太郎によって、由宇の日常が少しずつ恋色に染まっていく様子が可愛くて微笑ましかったです。
由宇の勘違いからすれ違ってしまう切ない場面もありつつ、ラストは無事両想いに。
だんだん豊かになってゆく由宇の表情は見どころ。
そして、ブレない凛太郎の一途さが年下ワンコらしさに溢れていて良かったと思います。
途中に登場したジュンや、ラストの兄・そーすけの存在……ここは謎を残したまま。
続編も考えていらっしゃるのか……?
ただ、ドラマチックな終わり方も悪くなかったです。
エロはほんの少しですが、そこもピュアな2人らしくて可愛かったかなー