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「Sexドランカー」3巻です。
冒頭は、棚田を共有して飼っている財界の超大物・4人のオジサンがいかに棚田にメロメロなのか、という4Pプレイの描写から始まります。
棚田がオジ①に挿れオジ②に挿れられ連結サンドイッチプレイ。この事がリバありという事なのかもしれない。
可愛い顔した棚田はともかく、4人のオジサンのリアルオジサン体型は強烈!
ここはキモ面白いギャグっぽい始まり。
しかしそれ以上に強烈なのは、どこか歪んだ棚田の心の内側…
我々は先に死ぬ、タカシ君を一緒に棺桶に入れたいよ、と泣くオジサンたちに向かって、僕の手足を一つづつ切って入れてあげる、丁度4人分だし、なんて微笑みながら言う棚田。
オジサンたちも棚田の心の闇に言葉も無く…
会社では相変わらず穂高と熱烈・甘々だけど、穂高の方は棚田との関係性に自信が持てない。
…という2巻からの状況はそのまま。
3巻では、いよいよ棚田の案による巨大企業ティマイオスとタナカの提携が始まります。といっても表のビジネスでの契約ではなく、ティマイオスの会長・省一さんを筆頭とする4人のオジサンが、田中社長を呼び出して、4人の前で棚田を抱け、と言う。
この、田中と棚田の行為とその間に語られる棚田の言葉のイタさ!
棚田が過ごしてきた子供時代とは一体どんなものだったのか…?
そのあと収録されているのは、4人の財界トップたちと棚田との出会い。
棚田は元はAVに出演していて、ある時AVから消える。その後秘密倶楽部のショーに出ているという情報があり行ってみると…
棚田の体には複数ボディピアスが開けられ、それをフックにして吊ったり、鞭打ち、針刺し、その他何でもの超ハードSMプレイ。
あまりに壮絶で、常連の4人で棚田を助けようと倶楽部から水揚げしたというような状況だった、ということが明かされます。
…ところが当の棚田はケロっとしてて趣味と実益なんで〜なんてニコニコしたりして。
その闇がどこから来ているのか。自分はいらない子、と思っているためと知った4人が、棚田の頼みを聞いてタナカとの提携を受け入れて社長で父親の田中を呼び出したのだ…
…とギャグとどシリアスの共存は益々強烈。振り幅の凄さ。
SM描写はかなり激しめなので苦手な人は要注意。でも話はグッと面白くなってきた!
シリーズ3冊目
少しずつシリアス度が増してきます、明かされる喬の過去と4人の大物との関わり、シリアス度が増すにつれてSM度もUP。
私けっこうSM物ってすきなのですが、SMのなにが好きなのかと言うと特殊な環境下にあっても相手の全てを受け入れられる精神的な強いつながりみたいなものに惹かれるけども、この話の中に出てくるようにただ身体を痛めつける事に興奮するとか、そういう趣味があるわけではないので今回のかなりハードなシーンは見ていてちょっと辛かったな~
だってナニの先に大きな針を刺してしまったりとかするんですよ、そんな風にして自分の身体を痛めつけ、受ける痛みでしか自分が生きている事を実感できないなんて、父親に見放された事が喬の心にどれだけの精神的な崩壊をもたらしたのか、考えるとなんとも辛い気持ちになります。
評価もどちらかというと萌えとはまた違う感じ、神の基準も良くわからないし、中立なんてとんでもないし…。ほんとこれ、5段階評価とかにしてほしいと毎回思うなぁ
今回、話の流れが喬の過去編とも言うべき1冊だったので、穂高の出番はいつもよりずっと少ないです。
身体の関係はあっても、それ以外の事に必要以上にかかわらないドライな関係をずっと続けてきた2人ですが、穂高は次第に喬にのめりこんで行ってるので、自分の本当の気持ちを喬にちゃんと伝える事が出来ず、表面上はアツアツカップルなのに、精神面での気持ちのズレが見ていて無性痛々しい感じになってきてます。
報われぬ恋は仕事の鬼と言われる男も愚か者にしてしまうようですね (´ー`A;) アセアセ