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大まかな話としましては、箱入り息子のたまき君。これまでは寮に通ってたんですが、その寮に行きたくないとごねるんですね。で、でても両親は違う場所にいるのでどうしようと言う話なんです。両親は転校して帰って来いといってるんですが、転校したくないから寮生だったわけですよ。
んで、寮をでて何処に行くの!?と言う話になった時に、わりと近所に住んでいた従兄・良憲の家が候補に上がったわけです。たまきはお坊ちゃんなので、少々むかつくガキでございます。
んで、来た翌朝、起こしにいったら寝ぼけた良憲にキスされた。みんなあんなふうなキスをしてるんだろうか。にゅるにゅる・・・・。なんていっているわけで、そこから意識し始めたたまき君。
一緒に生活していくほどに惹かれているのがわかり・・・・。
と言う話です。
設定が中学生なんですね。
BLといえばエロが支点に来てるという作品が多いので、妙に大人びてたり、中学生なのにエロエロなんていうのも有るんですが、これは等身大の中学生を描いてるな~という感じがしました。
基本はエロじゃないので(笑
良憲の家の洗面台のピンクの歯ブラシを見つけて「彼女かな」・・・女・・・・で、キスされたときのことを思い返してみたりとか。
風呂場で良憲の全裸をみて動揺してみたりとか。
そんでね、この子泣くんですよ。
普段は口悪いし、生意気なのに、良憲の前でだけはボロボロ泣くんです。それは“好き”が有るからの涙だろ・・・というのがね。凄くよかった。誰の前でも泣かない。カッコ悪いなんていってる子が、なぜか、その人の前でだけは涙もろくなるというね、設定がなんとも可愛くて好きでした。
これで終わり!?え!?おわり!?
という感じでしたが、これはコレでなんかイイ。
思い通じた話が読んでみたいとも思いますが。
京山あつきさんのお話、好きなんですよね。
どこか飄々とした雰囲気の絵に、好きともきらいともはっきりしない人間くさい関係が描かれる。
この作品は、子供を卒業して恋をする少年のお話。結局babyにさよならできたのかどうかはともかく。。
割と裕福な家の子,たまきが、叔父である青年、よしのりのもとに居候にやってくるお話。
実はよしのりには同居していた彼氏がいるのですが、それをいったん追い出して小さな甥っ子と住み始める。
無愛想な感じだけど、ちゃんと世話をやいてくれる。でもある程度自立も求めている(大人扱い)。
そんなよしのりを好きになるたまきですが、好きとは自覚していないギリギリのところで、かわいくもあり憎たらしくもあり。
追い出された彼氏も飄々としていて、たまきに邪険にしながらもなんだかんだ受け入れているというのも、人間ドラマとして面白いです。