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omega megaera
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
とうとう真宮はΩである事が結構な人数にバレてしまう。この世界では、性別詐称したΩは直ちに銃殺刑かもしれない、という。そう、バレた時点で人生は詰んでしまうのだ。
しかし。バレるだけバレまくったところで、皆それぞれの思惑があり。そんな簡単に物語は終わらない。おさらいしてみよう。真宮がΩと知って、利用しようとしている犀門。犀門の企みを知り加勢する執事の斯波。発情した真宮を前に、知る事になるリリィ様こと橘先輩。ポンコツαと呼ばれる伊織。真宮が薬を服用しているのを見て疑惑を持つ麗子。
危なっかしいったらない。
生徒会長選挙に勝てた事で、麗子はようやく英家の後継者として認められる。
真宮には失望したと善次郎に言い捨てられるが、今のところ生活が変わるわけでは無く。犀門と真宮は現状維持。ところが。物語は善次郎の今際の際にて。急展開を見せていく。
物語はその昔、征十郎とその姉、志木子様との家督争いに遡り。あっ⁈ と驚く真実が暴かれて行く。
さらにさらに、ドロドロして行きます〜。
まぁ、よーっぽど善次郎が憎まれていたと見え、皆んな皆んな復讐の鬼と化していくかのようです。1巻で不遇のΩかと思われた、一途に征十郎を愛している犀門は、2巻にて。悪事に手を染めて行く羽目に陥り。健気に自分の人生を変えて行こうとする真宮は、親友になれたかも知れない伊織を図らずも利用してしまう事になり。
夫人たちや子供たちを一様に愛しているかの様に見えた征十郎も冷酷な一面を見せる。
分かりやすい善人はいない。あ、玲鸚の娘で嫁に出された鹿世姉さんだけは、普通の愛情深い優しい人だったかも。彼女はこの魔窟から出されて幸せになれるのかも知れない。彼女が嫁に行った先で幸せに過ごせる様になる事を切に願う。
こんな風に。一見良い人そうに見えたとしても、誰しもがダークサイドを抱えて生きて行く。それぞれの行く末にドキハラが止まりません!
一気読みしてヘトヘトなんだけど。続きが気になり過ぎて。怖くて。たまりません‼︎
そしてラストはお決まりのシーン。聞いちゃいけない事を立ち聞きしてしまう玲鸚。
皆んな〜、人に聞かせられない大事な事を話す時は周りに気をつけて‼︎ 全員脇が甘過ぎだよ‼︎
3巻で巻き起こった生徒会長選挙絡みの政治戦。
真宮を観察する麗子。
薬を捨てられた真宮は、遂に学内で発情か?リリィに悟られ!
逃げ惑い、見知らぬ小屋に隠れ、寒さに倒れる真宮。
そこを助けに来るのが伊織で。
伊織にもΩの秘密を知られる真宮…!
伊織って、出来損ないとか言われてるけど。発情中の真宮に手を出さない紳士じゃないの!
選挙戦ではリリィの言う通りに伊織を陥れた真宮だが、最後の最後、酷薄になりきれずに。
結局、麗子が勝つ。
英家の中では。
善治郎の命(めい)により、後継者は麗子に。
伊織は騒ぎを起こしたので退学になり、遠い分家の養子に。
真宮、犀門は…
4巻の最終章は、知られざる英家の過去。征十郎が家督を継ぐいきさつ…
そして、善治郎の死の間際、征十郎が爆弾発言を!
…で大クライマックスなのですが。
なんかコレおかしくないですか?
以下、ネタバレ語りなので読了済の方だけ読んでください。
↓↓↓↓
征十郎がβ?麗子もβ?
ええぇっ‼︎となる場面だけど。
麗子の性別検査はどうやってごまかした?
それに伊織は?
実際に伊織は真宮に不思議な干渉力があるよね。
だから伊織はαなんじゃないの?
なら征十郎だって。
単に長年家や善治郎に対する不満があって、それをぶちまけるための嘘?
もし次の巻への期待を膨らませるがためだけのドラマチック過剰なら〜〜〜?
あざといんだよ。
次巻、キッチリ読ませていただきます。