初恋ゲームセット

hatsukoi game set

初恋ゲームセット
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×211
  • 萌13
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
7
得点
109
評価数
30
平均
3.7 / 5
神率
16.7%
著者
カキネ 

作家さんの新作発表
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原作
柄十はるか 
媒体
漫画(コミック)
出版社
集英社
レーベル
集英社ガールズコミックス
発売日
電子発売日
価格
¥720(税抜)  
ISBN
9784088551722

あらすじ

ある日、職場の先輩・三月から「俺じゃアカンやろか?」と口説かれる迅。
迅が忘れられない恋を引きずっていることを三月に見抜かれていたのだ。
高校時代、同級生・功治からの告白に対して
素直になれなかった迅は、本当の気持ちを伝えないまま卒業し、
それ以来彼と連絡はとっていない。
しかし、最悪のタイミングで二人は再会し…?

迅たちのカップル・愁と七央斗のステップアップを描いた
『今日は記念日だから』、迅にふられた三月がようやく運命に出会う
『恋待ちスプリング』も収録!

表題作初恋ゲームセット

楠山功治,高校生→社会人
九津見迅,高校生→社会人

同時収録作品今日は記念日だから

松浦愁,10年目の恋人同士
白浜七央斗,10年目の恋人同士

同時収録作品春待ちスプリング 前後編

柊野木廉,家具屋,コーディネーター
春井三月,リフォーム会社社員

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数7

三作品どれも好き

関連性のある三作品、どれもタイプが違って面白かったです。

表題作の「初恋ゲームセット」
どうしようもなくお互いが好きなのにモダモダな二人、主に迅の意地っ張りが原因です。
友人の愁&七央斗・迅を好きな春井さんの関わり方が素敵でした。
やっと素直に想いを口にできて本当によかった。
これからも何かと売り言葉に買い言葉してしまいそうな二人ですが、それもまた微笑ましいです。

「今日は記念日だから」
三作品の中でも一番好きな作品です。
短いですが一途×一途な熟年カップルのステップアップが楽しめました。
贅沢をいうならこの二人メインの小説が読みたいです!
松浦兄弟の会話もぜひのぞいてみたいので、続編熱望しています。

「春待ちスプリング」
迅に失恋した春井さん、男前に出会ったけど…タイプじゃない!
春井さんの好みの描写にクスっと笑ってしました。
恋愛とは別で仕事相手として才能に惚れる・尊敬できるというのが、
なんだか大人の作品ならではという感じで素敵です。
この先どんどん幸せになりそうと思える、タイトルぴったりの春めいた作品でした。

柄十はるか先生の小説「夕暮れブロッサム」との関連について。
小説の主人公・夕さんが二作目の攻め・愁のお兄さんです。
一作目で迅と七央斗が夕さんのお店を訪れています。
コミックだけでも読めますが小説を読むとさらに楽しみが増えると思います。

1

春待ちスプリング推し!

柄十はるか先生の小説『夕暮れブロッサム』のスピンオフ漫画です。
小説は未読でも問題ありません。
個人的に、こちらの小説が大好きでコミックスも楽しみにしておりました。


【初恋ゲームセット】
10年前の素直になれなかった恋を引きずる迅。
職場の春井に告白されたことで、迅は過去の恋と向き合うことに……と、いうお話。

ライバル同士だった高校時代の迅と功治。
功治に告白されて付き合うことにした迅ですが、本当の恋人になるためには、功治が自分に何か一つでも勝つ事を条件に出します。
そして、結局その条件をクリアできなかった攻治と別れ、それっきりに。

本当は好きなのに、「ごっこ遊びも楽しかったぜ」なんて別れ方ないよ。これは酷いし、意地っ張りなんて簡単な言葉で片付けるられないと思う。

10年が経ち、再会した二人──

迅だけじゃなく、功治も未だに迅だけを想っていて……
意地を張って別れたのがバカみたいに思える程、二人とも一途。
でもねー、功治が迅を好きな理由が分からなかったんですよね。
全然可愛いと思えなかった。

少しの意地っ張りやツンデレは萌えに繋がるけど、ここまでくると萌えないんだなあ。
まぁ、一途で素敵な再会ラブなんですけどね。

【今日は記念日だから】
表題作のスピンオフ。
こちらは健気過ぎると言いますか、信じられないくらいのプラトニックさでした。

交際して10年経っても未だHなしの愁と七央斗。
今年こそ!と思う愁ですが、いざという時に震える七央斗に無理強いできず……と、いうお話。

察する事も大切ですが、言葉による対話って大事なんですよね。
総じて可愛いくて幸せな二人でした。

【春待ちスプリング】
こちらも表題作のスピンオフ。
迅に告白してきた春井が主人公です。
この作品が一番好きでした。このくらいの意地っ張りは可愛い♡

明るくて優しい廉に愛され、無表情だった春井に笑顔が戻ってきたのが嬉しかったです。
廉のために、タチからネコに転身する展開も大好き!
春井は愛されたがりの寂しがり屋だから、きっとネコの方が向いてると思う。

読んだ後に幸せな気持ちになる素敵なお話でした。
こちらが表題作だったらなあ……

7

言葉にする大切さを教えてくれる作品集

初めて読んだ原作:柄十はるか先生と、作家買いしている作画:カキネ先生の作品です。

こちらは、表題作の他に2作品が同時収録されています。
『今日は記念日だから』
『恋待ちスプリング』前後編
2作品とも表題作のスピンオフになります。

『初恋ゲームセット』前後編
社会人 楠山 攻治と社会人 九津見 迅のお話。

ある日、職場の先輩 春井から交際を申し込まれた迅。
「男に片想いでもしとるんかなと思て」
じつは、迅には忘れられない相手がいて…。

中学時代から勉強やスポーツを競い合ってきた攻治に高校で告白された迅は「一つでも俺に勝てたら」と仮契約の交際を始めました。
しかし、最後の期末テストでも攻治は迅に勝つことが出来ず、時間切れで仮契約は終了します。
――あれから10年、お互いに止まっていた時間が動き出しました。

短編ですが、心理描写も丁寧に描かれており、お話もまとまっていて良かったです。
本当は両想いなのに、お互い意地を張って別れてしまった2人。
親友の七央斗と愁のサポートもあり、再会します…最悪のタイミングで(笑)
大人になっても好きな相手には素直になれないもどかしさが伝わりハラハラしましたが、最後は永久の本契約をしましたよ!
意地を張るのに10年は長すぎたけれど、大人になったらあっという間ですよね…。
これからは今までの分もイチャイチャして欲しい♡

描き下ろし『初恋ゲームセット延長線』
本編のその後のお話。
再会した後に初めて会う2人。
一生張り合うなんて、相乗効果があってイイ関係だよね!

同時収録『今日は記念日だから』
社会人 松浦 愁と社会人 白浜 七央斗のお話。
愁と七央斗は高校3年生から付き合い初めて今日が10年目!
今まで一度も喧嘩をしたことがない仲良しカップルです。
…が、同棲もしているのに、未だにセックスをしたことがなくて…。

10年付き合ってプラトニックラブの2人が尊い…。
大切にしているからこそ踏み出せない一歩。
とうとう10年目にして心身共に結ばれた2人ですが、さらに愛情が深まること間違いなし♡

同時収録『恋待ちスプリング』前後編
インテリアショップ経営 柊野木 廉とリフォーム会社勤務 春井 三月のお話。
後輩の迅にフラれた春井は、仕事でインテリアショップ経営の廉と知り合います。
初対面の日に「ね、俺と付き合おうよ!」と告白されて…。

「運命の相手(オトコ)」を探す春井ですが、ノンケやバイとの悲しい恋愛経験から「ゲイ」としか恋愛できないと思っています。
そして、つらいときも表情に出さないことで大丈夫な気がすると「無表情」になった春井。
おすすめは、心を閉ざしている春井と猛アタックをする廉の攻防戦!
ビジネスパートナーとしての相性はバッチリなのに、なかなか恋愛には発展しない…そんな中、ある事実が発覚して…。

こちらの作品も『初恋ゲームセット』と同様に、綺麗にまとまっていました。
3作品とも短編ではなく、まるっと1冊でじっくり読みたかったな~。
春井も幸せになって嬉しい(泣)

柄十はるか先生の優しくドラマティックなストーリー構成に、カキネ先生のクールな中にも可愛らしさのある絵柄がマッチしていて、冒頭から物語に入り込めました
どの作品も純粋なラブストーリーなのにコミカルさもあるので、楽しんで読めますよ。

大人だからこそ素直に言葉に出来ない…。
その勇気が大切だと教えてくれる1冊です。
気になっている方は、ぜひご覧いただくことをおすすめします。

3

大人になっても君を

スピンオフのお話とは知らずに読みましたが楽しませていただきました。
ちょっと失礼な言い方になってしまうかもしれませんが
作品がカキネさんらしいドタバタラブストーリーという印象です。

表題作の『初恋ゲームセット』は、迅があまりにも意地っ張りで
どこが良いのか功治よ…と思ってしまってすみません。
でも自覚してからが可愛いです。
功治が真っすぐでいいヤツなのに10年も諦められなかったとかしんどかったろうに。
一生懸命さゆえの空回りでもそこに愛があればこれから取り戻せることもありますね。
当て馬の三月さんがわりとぐいぐいアプローチするのに引き際があっさりで当て馬の鏡。
(関西弁好きです)

『今日は記念日だから』
付き合って10年経っても最後までしていない愁と七央斗のカップル、
お互い好きな気持ちは伝わってきましたが
そこは大事なところだから意思を言葉でしっかり確認しておこうよと思ってしまいました。
やっぱりキスや触れ合いだけじゃ勿体ないじゃないの。
無事いたせたシーンが読めないのも勿体なかったです(どんだけ勿体ながっているのか)

『恋待ちスプリング』
三月さんの運命のお相手は好みのタイプではなかったようですが
押したり引いたりされると気になってしまいますよね。
そして本気度を見せられたらもうKO。
廉さんのアピールが結構あからさまでしたが
閉ざされた三月さんの心を溶かすには有効だった気がしますし
誠実さが伝わって来ました。
タチ×タチということで今回は廉さん×三月さんでしたけど
逆でもアリだと私は思います。

1

拗らせた恋の行方

本作はタイトル作を含めた3カプのお話が収録された短編集になります。

原作者の柄十先生のデビュー文庫がツボだったので
他にも読んでみたいなぁと思っていた矢先の原作コミックスで
タイムリー♡と手にした1冊です。

タイトル作を簡単にご紹介します♪

「初恋ゲームセット」
高校時代に拗れてしまった恋を抱える元同級生2人のお話です。

会社で営業わしている受様はある日、
コーディネーターをする先輩社員から
「俺と付き合わへん?」と告白されます。

あまりにも想定外な告白に受様はびっくりしますが
先輩社員は前から受様を見ていて
受様が男性に恋しているのではと思ったそうです。

「その相手が俺じゃアカンやろか?」と言われた受様は
思わず缶コーヒーを落とすほど動揺してしまいます。

というのも受様は
高校時代に良くも悪くも好敵手だった同級生への
片恋を10年も拗らせ続けていたです。

この同級生が今回の攻様です♪

受様と攻様は中学からの腐れ縁で
攻様は様々な事で勝負を仕掛けて来るくせに
受様にはいつも今一歩及ばない男だったのです。

勉強もスポーツもできる受様は孤立しがちで
そんな受様に突っかかりつつもそばにいる攻様は
受様にとって大切な存在だったのです。

そんなある日、
受様は攻様に「付き合ってくれ」と告白されます。

受様は攻様に「何か1つでも自分に勝ったら」
「正式に付き合う」という条件を付けて
恋人ごっこという仮契約をするのです。

しかし、
卒業するまでにその条件は達成されず
受様は攻様を酷い言葉で振ってしまうのですよ。

それから10年経ちますが
受様は攻様をどうしても忘れる事ができません。

受様が先輩社員に告白された事を知った
共通の友人によって攻様との再会を果たすのですが・・・

柄十先生の小説『夕暮れブロッサム』を原作とした
スピンオフコミックスで脇キャラが次々と変わって続く
オムニバス短編集になります♪

原作となった小説は未読で購入したのですが
小説の主役であるマスターがちょっと登場するものの
絡むと言うほどではないので
単巻読みでも全く問題ありませんでした。

受様が意地っ張りすぎて引っ張った結果、
10年と言う長い両片思い状態となるのですけど

本作で協力した友人という繋がりはあったのだから
もう少しどうにかなったのでは!? というか
自分が悪いと言う自覚があったが故に
どうにもこうにもできなかったのかな!?

王道路線なジレジレ展開なので
そこが萌ツボな方にはいいと思うのですけど

いい人すぎる当て馬先輩社員、
友人のナイスアシストが無ければ
いつまでもこのままだっただろうなと思わせ
「萌」評価としました。

受様の意地っ張り度はいっそ見事でしたけどね♪

他の収録作は下記の通りです。

「今日は記念日だから」
主カプの友人で恋人歴10年の社会人同士のお話です。
受様がもう大切すぎて
すこしづつ近づいていく事しかできない攻様が
なかなか楽しかったです。

「春待ちスプリング」
主カプの受様に惚れていた先輩社員の恋バナになります。
こちらは主カプの受様に失恋した先輩が
好みじゃない攻様にロックオンされちゃう展開で
一番意外性があって面白かったです♪

1

なかなか初恋は忘れられないってことかな

カキネさんが好きで購入しました
代表作の他にスピンオフの二つのお話があります。それぞれの作品で色んな愛が詰まってて、お話としては面白かったです

代表作の【初恋ゲームセット】は高校時代にいくら受けが素直じゃないとは言え、受けの別れの告げ方が酷くて…ちょっとそこがモヤモヤ(´・_・`).。oஇ
10年愛とかわたしの好物のはずなんですが、攻めはあんな振られ方しててよく好きでいられたなぁと思ってしまいました
個人的には3作目の【恋待ちスプリング】が良かったです
『中立』か『萌』で悩んで『萌』に

0

恋愛の現実感

原作があってのコミカライズなんですね。
うーん、どうも自分にはひびかなかったです。ごめんなさい。
というのは、恋愛としてこんな形ってあるのかなあ、と思ってしまったところ。

中編が2つという感じで、2組のつながりが一応あるカップルのお話が収録されています。
1組目は表題作で、高校の時お互いにすきでありながらも、優等生の方が「自分に買ったらつきあってやる」という条件を出し、結局叶わずそれきりになったというもの。
若いときは意地をはりがちですが、10年ごしの再開でやっぱり好き、というのがなんか。。
10年あったら人生色々あるよなあ、と思ってしまう。

もう1つは、表題作で当て馬だった春井さんの救済エピソード。
表題作では受けが仏頂面、という設定で、春井さんはむしろお気楽でチャラい雰囲気だったのに、こちらでは春井さんが仏頂面設定になっていました。
そのキャラが変わってしまったところがちょっとなじめなかったです。

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