犬と鶯

inu to uguisu

犬と鶯
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神12
  • 萌×212
  • 萌6
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
6
得点
128
評価数
34
平均
3.9 / 5
神率
35.3%
著者
柵飛ヒツジ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS Baby comic
発売日
電子発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784865896336

あらすじ

"それがたとえ叶わない恋だとしても。"


ワンコ系居酒屋店員×人付き合いが苦手な料理長


小さな飲み屋で繰り広げられる大人の恋愛模様。


居酒屋「初鶯(はつうぐいす)」で働く犬飼 斗真(いぬかい とうま)。
彼の恋する相手は、年上で調理担当の柳 雪春(やなぎ ゆきはる)。
しかし、柳にはずっと心に秘めた相手がいた。
自分のことを見てほしくて、つい酔った柳に手を出してしまった犬飼。
彼の想う「あの人」の代わりになんて、なれないことは分かっていたのに…。

報われない者同士の真っ直ぐな愛を描く、柵飛ヒツジデビューコミックス。

表題作他、10年越しの恋を描いた短編や
人間と獣人の年の差ラブストーリーも収録。

表題作犬と鶯

26歳,居酒屋店員
31歳,調理担当

同時収録作品ニンゲンのお医者さん

ライオンとトラのミックス獣人
小児科医

同時収録作品朱に交わって赤くなる

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数6

よい~

初読み作家さんでしたが、よかったです~

表題作は、ワンコ攻めと落ち着いた姫。
懐石料理のお店が舞台です。そこで試用中の攻めと、料理人の柳さん。
柳さんは渋いオーナーのことが好きなのだが、そんな柳さんを好きになった斗真。

まず、柳さんのかわいさ。
特に派手なところもなく、寡黙で腕のいい料理人なのですが、なぜかどことなく色っぽい。これは惹かれてしまう。。

攻めの斗真も、ただのワンコというわけではなく、別の人に憧れる柳さんを、そのまままるごと好きだという包容力をみせます。

2人の愛がゆっくりと育つ課程に説得力があり、じんわりと心に残るよい作品でした。

これからもっともっと漫画を描いて欲しい。

0

じっくり読みたい!

3作品の短編集でしたのでちょっと早送りな感じで物足りなさがあります。
表題作は、本来なら他に想い人がいる柳が斗真を好きになっていく過程にもうちょっと時間が必要なのじゃないかなと思いましたが、3話完結なので仕方ないですね…
割と強気だけど無神経じゃない斗真、感情をあまり出さないけど実は男前で色っぽい柳、キャラクターは魅力的に描かれていたと思います。

ニンゲンのお医者さん、1話完結、これすごく好きです。
獣人と人間のお話。
小児科の先生である人間の美里に、よくクリニックに遊びに来る獣人で元患者のライガーの於莵(おと)が思春期?で甘えてくるのですが、モフモフで目クリクリです。
美里先生は落ち着いていて穏やかな美人ですが、いつもお相手は獣人でお付き合いは長く続かないタイプ。
遊びに来た於莵と接してるウチに発情を促してしまうのですが…
ライガーの於莵の手足が大きくて萌えます!
噛み癖があるからカミカミしてて可愛い!
美里先生も於莵の手を噛んだりして色っぽい上に於莵をちゃんと大切に思ってるしステキ!この二人の続きがとても読みたい…
お話短すぎました(涙)

朱に交わって赤くなる、こちらも1話では短いし、個人的には設定に疑問が多かったです。
捨てられた元恋人の結婚式の二次会に行く幸一郎なのですが、2年一緒に暮らして捨てられた相手、しかもデキ婚で10年越しの結婚式…呼ぶ方も呼ばれて行く方もどうなの?と個人的に疑問でした。
二次会の帰りばったり12年振りに会った旭が幸一郎とどういう関係なのかよくわからず…年下の幼馴染かな?と察しはつくのですが、いろいろと?(ハテナ)が多いお話でした。

全体的に好みなのですが短編向けじゃないお話なのでじっくり読みたいです!
デビューコミックスだそうなのでこれから期待してます。
特に、ニンゲンのお医者さん、続編強く希望します!

2

表題作の評価

もっと言えば描き下ろしの評価かもしれません(笑)キッチン系の制服での着エロが好きで、本人が硬い印象だと更に好きなんですけど、それに見事ハマった作品でした。いや本編も好きでしたけど。

読み切り合わせて3編入っていました。勝手に表題作だけだと思ってたので、少し残念です。いずれも年上受けなのは嬉しい。

1カプ目。表題作です。料理屋店員×料理人。片想いしてる相手に片想いの相手がいるパターン。無理矢理にせず、じわじわと仲を深めていく様子がいじらしく良かったです。三白眼系受けが好みなもので、赤面、トロ顔もとてもかわいかった!ちゃんと年上な感じも良かったですね。やっぱりこの話が一番好き。

2カプ目。表紙がいきなりの獣人で面食らう(笑)獣人×医師で、先生が色っぽかったですね。あっさり陥落しちゃってたので、少し物足りなかったです。

3カプ目。幼馴染み?かな?ちょっとこれは、そっちよりも元彼?のクズさが気になってそれどころではありませんでした。

というわけで、表題作は良かったです。できれば続きを見たいくらい。

0

年下攻め

表題作三話+描き下ろし
他短編二本
オール年下攻めです。

表題作だけで一冊欲しくなる内容でした。
三話だけでは物足りなかったです。

表題作は妻子持ち男に横恋慕中の料理人とそんな料理人に想いを寄せる年下ホールスタッフのお話。
年下攻めがちょっと強引ですが基本平和なストーリー。攻め受け以外の登場人物との関係が崩れてしまうような事は起こりません。
グイグイ迫る年下攻めとそれに絆される年上受けで二人とも可愛かったです。

受けの想いがかなり年季の入った片想いだったので、そのあたりの描写がもっと欲しかったなと思います。片想いの切なさが感じられませんでした。
徐々に絆される過程は最低限でしたが唐突感はそれ程強くありませんでした。受けの片想いが既婚者相手で望みが薄いことと、絆されたとは言っても吹っ切れたわけではないところが良かったです。
とはいえ本当に最低限だったので、物足りなさはどうしてもありました。
もっとゆったりとしたテンポで楽しみたい作品でした。

0

あっさりと読みやすい

デビューコミックスだそうですが、とても優しい雰囲気の短編集でした。

【犬と鶯】
居酒屋勤務の斗真は、調理担当の年上・柳に片想い中。
ある日、斗真は柳に勢いで告白してしまい、そこから関係はギクシャクし始め……

柳には好きな相手がおり、その恋は報われないものである事を知っています。
無理矢理迫って拒絶されてしまった斗真ですが、柳を知る程に思いは募るばかりで──。

柳がクールに見えて、実は真面目で照れ屋。
感覚も若くて、斗真とのデートを楽しむ少年のような心も持ち合わせています。

対する斗真は、典型的な年下わんこ。
強引に迫って失敗してからは、相手の気持ちを考えて慎重に行動するようになります。
かなりポテンシャルを秘めた青年なんじゃないかと思いました。

正々堂々と正面突破していく斗真が気持ちいいです。
柳の全てを受け入れ、それでも好きだとストレートに気持ちを伝える姿には若さを感じました。
そんな斗真に柳も絆されて……

3話と短いお話なので、展開も早いです。
ちょっと急展開に感じるところもありましたが、全体的には優しくて素敵な恋だったと思います。


【ニンゲンのお医者さん】
ライガーの獣人×人間の小児科医

こちらは異種間ラブです。
獣人・オトが可愛くて、まだ幼さを感じました。
医師の美里は大人の余裕。
これからオトに振り回されてほしいなぁー、なんて思います。

【朱に交わって赤くなる】
付き合ってたと思っていた男の結婚式から始まる、切ない展開。

身体の関係だけで相手はなんとも思っておらず、あっさり捨てられた久我山。
その相手の結婚式の帰りに出会ったのは、元彼?の弟・旭。
その旭は、ずっと久我山に片想いしていて……と、いうお話。

10年越しの恋を実らせる一途で素敵なお話なのですが、短編なのでちょっと性急。
旭の強引なHのせいで、久我山が体から絆されたという印象が残ってしまって残念。
これからゆっくり育んでいってほしい二人です。


ストーリーも絵も悪くなかったので、今後に期待です。
ぜひ、長編も読んでみたいなと思いました。

4

年下3選

作者様のデビュー作とのことで、表題作プラス短編2作品収録。

「犬と鶯」
居酒屋、ちょっと小料理屋みたいなお店の、元気な店員君と料理担当さんのお話。
店員の斗真は元々ゲイなのかな?料理人の柳さんが好き。
でも柳さんは店のオーナーさん(壮年、家族持ち)にずっと片恋。
交差しない片想いの切ないストーリーかと思って読んだけど、そういう話じゃないんですね。
思ったよりも楽観的というか、若いポジティブさが感じられるお話で。
で、申し訳ないけど私はもっとしっとりしてる方が好き。

実ることを初めから考えず、かといって他で発散させない柳さんは未だ童貞。
モテてフラれてを繰り返してる斗真は、もっと気楽に捉えてる。
酔ったていで柳さんに迫り、一度は引く柳さんだけど、なぜか斗真を遠ざけはしない。
斗真の考え方に思うところもあったのかな。何も「遠くの想いびとより近くの…」という訳ではないにしろ、清い交際で気持ちを近づけていく柳さんが良かった。
3話で完結のせいか、読み応え的には正直少し物足りない。

「ニンゲンのお医者さん」
獣人と人間がいる世界観。
主人公は獣人を診る小児科医の美里。(獣人の男とばかり付き合うゲイ?)
ある日、小さな頃から診ていたライガーのオトがやってきて…
今まで長続きしない恋ばかりだった美里。でもオトが最後のオトコになるかも!

「朱に交わって赤くなる」
こちらもかなりな年の差もの。
恋人だった男の結婚式に律儀に出席する幸一郎。大丈夫だと思ったのにやっぱり傷口は開き。
そこに友人の小さかった弟がやってきて、ずっと好きだった、と。

こう読んでいくと、収録の3作品はなんとなく同じテーマというか、年下の攻めが何かに立ち止まっている年上の男を動かす、というストーリーだと思いました。
私は意外と2作目の「ニンゲンのお医者さん」が好きだったかも。
もふもふのケモノに可愛く甘えられたいものです。

4

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