小説Dear+ Vol.79 2020アキ号

shousetsu dear plus

小説Dear+ Vol.79 2020アキ号
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×24
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
19
評価数
5
平均
3.8 / 5
神率
0%
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
発売日
価格
¥750(税抜)  
ISBN

あらすじ

表紙:ミキライカ/ファンタジー特集/夕映月子デビュー10周年プチ特集

レビュー投稿数2

一風変わったファンタジー作品たち

※念のためネタバレありにチェックしていますが、簡単なあらすじ程度で結末については書いていません。

ディアプラスさんは文庫はよく購入しているものの、まだ雑誌は購入したことがなかったのですが…
2020年アキ号は「ファンタジー特集」とのことで。
ファンタジー好きとしては、こんなに心惹かれる特集はないだろうと、思わず購入。
いやもう、どのお話も読みものも面白かったです。
ちょっと変わったファンタジーものがお好きの方はぜひ。
以下、特に気になった作品・読みものについて。

●愛されたがりさんと優しい魔法使い
川琴ゆい華先生と笠井あゆみ先生がタッグを組んだファンタジー。
現代日本を舞台に、良い意味で意表をつかれる設定とストーリーで本当に面白かった。
ハートのネクタイピンを身につけ、ファンシーな魔法のステッキを手に持った、魔女に呪いをかけられたと言う記憶喪失の自称・魔法使いとして、いつも電車で見かける名も知らぬ彼が妙な姿で史の前に現れた。
「呪いを解くために協力してくれ」と願いごとを問われ、EDである史は「メスイキしてみたい」と思わず言ってしまい…
受けの「メスイキしたい」を叶えるために魔法と身体を使ってメスイキさせまくる攻めの図。
突拍子もないファンタジックな設定をこう展開させていくのかと驚き、その面白さに驚き。
2人の今後が気になりすぎるので、今から本で読みたい気持ちでいっぱい。

●ファンタジー特集
各先生方へのファンタジーに関してのアンケート結果が掲載されています。
ファンタジーBLで萌える設定と萌えポイント、これまでに小説・漫画・ゲーム・映画その他で萌えたファンタジー作品について語られているのですが、わかるなあと先生方の萌えポイントに頷いてしまったり。
この記事だけでも読み応え大だと思います。

●異界で魔物に愛玩されています
デビュー10周年おめでとうございます!
夕映月子先生と陵クミコ先生のタッグで紡がれるダークファンタジー。
密輸業を営むインキュバスに騙され、魔界へ食用人間として輸入されてしまった普通の大学生・秀翔。
間一髪のところをペットとして買ったのは山羊の頭を持つ魔族で…
山羊頭の人外攻め・サタナキアが理知的でかっこいい。
片言の英語のやり取りから始まり、魔族語・日本語をお互いに少しずつ理解し合いながら、距離が縮まっていく様子が面白かった。
魔界での人間の扱いが結構ダークな感じで、あまり見かけないタイプのファンタジーでした。
バラエティに富んだ魔族も登場し、もっとこの世界観のお話が読みたくなります。
夕映先生の10周年記念インタビューももっと読みたかったな。

●恋する一角獣
小林典雅先生とおおやかずみ先生のタッグ。
純粋培養なお坊ちゃんの片想いと、一途な半獣の攻めが繰り広げるロマンティックなラブファンタジー。
かと思いきや、所々に小林先生ならではのクスッと笑える絶妙なコメディさもあって面白かったです。
年の差に主従に半獣と盛り沢山で非常に楽しめました。
一途攻めがものすごーーく良かった!
おおや先生の描かれるフィンの天使っぷりったら…

●恋わずらいは君のせい
幸崎ぱれす先生と高星麻子先生のタッグ。
こちら、ファンタジー特集ではなく、幸崎先生のデビュー作品だそうです。
デビューおめでとうございます!
もう、本当に面白かった!すごく好きです。
母親譲りの自身の容姿にコンプレックスを持ち、ワイルドさや男らしさに並々ならぬ憧れを持つ、大工見習いの絃に対して「美人・綺麗・お人形さんみたい」という地雷ワードをこれでもかと繰り出してきた、第一印象が最悪だった現場監督・甲斐。
飄々とした人たらし大型犬×硬派で不器用な黒猫ちゃんといった感じの組み合わせなのですが、両視点で繰り広げられるちょっとズレている2人のやり取りがめちゃめちゃ可愛い。
このお話、好きだという方はきっと多いんじゃないかな。
大工というガテン系の現場も興味深かったですし、サブキャラクターまで魅力的です。
すごく面白いお話を書かれる新人作家様だと思います。このお話の続きも読みたい。
これからの活躍が非常に楽しみな作家様です。


王道というより、一風変わったファンタジー作品が多かった気がします。
ファンタジーは普段あまり読まないという方でも読みやすそうな長さと題材の作品が多かったので、こちらから入ってみるのもありだと思います。
どの作品も面白かったです。アンケートはがき出します。

5

「ファンタジー」特集

一年前のやつで今更ですが、そろそろ掲載されたものが発売される時期なので覚え書き用兼ねてアップ。

掲載順:以下敬称略

【愛されたがりさんと優しい魔法使い】川琴ゆい華
「魔法使い」「メスイキ」「えちえち」がテーマとのこと。
記憶喪失の魔法使いと、メスイキしてみたいED青年。(すごいパワーワード)
いわゆる体先行型なんだけど一味も二味も違うというか、エロだけじゃなく、くすっと笑えるところと、愛し愛されたい心がきちんと描いてあってなかなか良かった。
本が出たら買ってもいいかも。

【初恋のマチエール 後編】一穂ミチ
未読作品のスピンオフで、おまけに後編(前編も未読)なので、飛ばしました……

【異界で魔物に愛玩されています】夕映月子
ダークファンタジー。
三本角の山羊の攻めが不気味すぎて、なるべく挿絵が目に入らないように読んだけど、ストーリーも萌えられず……。
中身がいくら知的とは言え、三本角の悪魔山羊は私にとってハードルが高すぎました。

ノンケ受けは結構早い段階で「山羊にしちゃ格好いい、いや、フツーに格好いい、イケ山羊だ」と思うようになるんだけど、山羊にイケてるもなにもないとしか……。
そして「人間らしさ」「ペットとは」と、受けは頭を悩ますんだけど、その前にそもそも山羊は無理……。
可愛い女の子が大好きなノンケ君が、命の恩人とはいえ山羊男を好きになって、山羊に掘られて喜んでるって、そんなバカな…としか思えなかった。

そして、元の世界に残された家族とか、どうするんだろ……。

【知らえぬ恋は愛しきものぞ】久我有加
ファンタジー特集だけど、ファンタジーではない。
でも良い!!発売されたら絶対に買う。
花大好きというより花馬鹿に近い植木商の攻めの大らかさ。
画家を目指すも心が折れてしまった坊ちゃん受けが、攻めと出会って自分の道を再び見出すまでの様子がとても良い。

【恋する一角獣】小林典雅
一角獣である事を隠して仕える半獣のお世話係×病弱な純粋培養おぼっちゃま。
ところどころの表現にちょいちょい笑えてしまうのはやっぱり典雅さん。
一途で健気な攻めが好きなので、本が出たら買う!
後半の描き下ろし部分がさぞやバカップル化しそうで楽しみ。

【経理部員、恋の仕訳はできません】栗城偲
未読作品のスピンオフで、おまけに後編(前編も未読)なので、飛ばしました……

【さみしい神様のメリーゴーランド】華藤えれな
1900年代のパリが舞台。
死神と、能楽師の家に生まれた青年とのお話。
死神が相手なんで先行きどうなるのかハラハラしたけど、「愛」が核だったわ〜。
描き下ろし部分はどうなるのかなぁ。

【恋わずらいは君のせい】幸崎ぱれす
第13回ディアプラスBL小説大賞奨励賞&デビュー掲載作品
ノンケ×ノンケという最難関……。
息をするように女を口説いて女にモテるけど本気になった事がない攻めは、無自覚バイだったんだなという脳内補正をして読みました。

1

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