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幼馴染に一途なα×エリート元α
omega ni ochita arfa sama
あらすじに惹かれて読んでみました。
正直、あっさりし過ぎていた感が否めません。
ドラマチックな転性も完全なファンタジーで、違和感が……
Ωを嫌悪しながら生きてきたαの律が、事故をきっかけにΩに転性してしまう……と、いうお話。
律に憤りました。
Ωである事は、本人の意思とは関係ないのです。それを馬鹿にして蔑むような言動を繰り返す……
Ωだった母親への恨みがそうさせてるにしても、理不尽さを感じて腹が立ちました。
因果応報、自業自得でしょうか。
Ωの部下を馬鹿にして辛く当たってきた律は、自分がΩになってはじめて、自分の行いを悔いる事になるのです。
そんな律に長年想いを寄せるのが、高校の同級生である大樹(α)
大樹がめっちゃいい子なのよね〜
本作の良心だよ。
Ωになった律に欲情しながらも、理性を総動員して本能を抑える意志の強さ。
裏を返せば、律への愛の深さを感じました。
恨みを買っていたΩの部下に嵌められたり、ドキドキ展開はあるものの、ストーリー展開は比較的あっさり。
部下の態度も一貫性がなかったような?
痛い目に遭ったことにより、自分を省みるきっかけを得た…まさに、これが神から与えられたチャンスだったのかも。
大樹が最後まで本当にいい奴で、ホッとしました。
Ωになった事で、律自身が成長して生涯のパートナーを得ることができたので、結果的にはいい方に転がったのかなと思います。
しかし、160P強の本なので読み応えはあまりなく、お高い印象;
内容に見合った価格か?というと、ちょっと物足りないと思います。
αの律は本当は死ぬ予定ではなかったのに
これまでΩに酷い仕打ちをしてきたその行いの悪さから
事故に遭ってしまい「死後の世界」へ。
そこで天使(?)達に囲まれ、生き返らせるかわりにこれからはΩとして生きろ、と言われてしまう…というところから始まるお話でした。
αがある時突然変異してΩになってしまう、というのはよく見かけますが
こういう展開は新しいなと思い、その後もこの臨死体験がお話に影響するのかな?と思いきや。
不思議な天使達はもう出てこなかったし、αの時の律の行動が胸クソでだめでした(汗)
Ωになったのも因果応報というか…。
モヤモヤしてしまうところが多かったです。