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kimi no tonari ga ichiban tooi
初読み作家さん。
心を読めるというお題にちょっと違う角度から解釈や設定も加えていて
マンネリ感なく楽しく読めました。
二面性わんこノンケ×関西弁大学生ゲイ
日向晴陽の秘密
1.時々人の心が読める
2.セックスのときに相手と全ての感覚を共有する
3.これらの能力は全て先祖の魔女に由来する
ある日出会った魔女の髪を持った男は、心の読める人間でした。
突然のプロポーズから始まった二人。
おとなしそうに見えて押しが強い日向は姉の援護射撃も得て
雨甲斐とのデート権を獲得。
真っすぐで純粋な日向に自分は似合わないと思う雨甲斐。
俺とヤれたら付き合ってやる。ヤケになった雨甲斐に見せた日向の思わぬ一面に戸惑うけれど・・・
ファンタジーっぽいけれど舞台は現代です。
心を読めるということにしっかりと軸に置いたお話でした。
雰囲気としては少々暗さも否めませんでしたが、題材的にはそこも踏まえてよかったです。
どちらかとういうと、雨甲斐が過去を乗り越えるお話だったかなという印象。
読める側ではなく、読まれる側の葛藤です。
そこに踏み込むに至って、日向にしかできないかなり強引な心の鍵の開け方をしたので、そこは賛否が別れるかも。
晴れと雨という対比がまたいい演出でした。
エッチは個人的には少なめでしたが、お話には合ってたと思います。
多分このお話でガツガツしてたら、葛藤が誤魔化されちゃうかも。
でもエロいところはしっかりエロかったです!
語尾ハート有。心の感覚と効果音で画面が賑やか。
修正白抜き(紙)
明るくて元気な晴陽と対象的にどこか影のある印象の霈生が抱える闇をふたりで解いていくようなお話でした。
人の心が読めるという魔女の末裔の晴陽とワケあって大学を休学中の霈生。
そんなふたりがひょんな出会い(再会)から突然のプロポーズ、そして少しずつ距離が近付いて心を通わせるまでが描かれていたわけですが。
「心が読める」というテーマのもと、普通では起こり得ないことが起こってしまう日々の中で
ふたりの出会いのエピソードや恋心、晴陽の魔力の話などが盛り込まれ、さらに霈生の過去まで…。
ごちゃごちゃして読みづらかったわけではないのですが、霈生の心を解くことがメインだったなら他に色々と引っ張られるエピソードが多かった気がします。
霈生の閉ざした心にあるのが重たいものなので、他の部分はスッキリと読みたかったなと思いました。
最後、気持ちを伝える霈生の泣き顔の可愛さにキュン。今度こそ幸せになってほしいなと思える温かいラストになっていたのが良かったです。