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hakucho no yomegari
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
前半のシリアスさと後半の甘々の差が激しいので、とてもちぐはぐな印象でした。
東野先生のクグイも志岐見も美麗だし、後に誕生する八十も可愛いのですが、物語が良く理解出来ませんでした。
志岐見が禍津神で神であるにもかかわらず、何も知らないのが解せなかったです。
クグイの態度も思わせぶりで痛め付けていた割に、志岐見を護り始めた時には???ってなりました。
後に死んでまで志岐見を追いかけて来たと告白してました。
クグイは人間だった時に禍津神は信仰していたらしいけど、神である志岐見を見た事があったかも描かれて無いし、なので志岐見にそこまで執着する理由が分かりにくいです。
クグイなりに理由を話してるんですが、それも良く理解出来ませんでした。
日の神が2人の間に八十を誕生させた理由も分からなかったし、八十を通してクグイが志岐見を犯す所を日の神が見たいと望んだ時は更に混乱してしまいました。
ドラマティックで見所が沢山なんだけど、なんだか先生の頭の中の描きたい所だけ描いてしまった印象でした。
クグイの周りの者全てに志岐見を見せたく無いし、志岐見にも自分以外の者を見せたく無いという独占欲までは許せたのですが、2人の子供の八十にまで及ぶとちょっと引いてしまいました。
災厄をもたらす禍津神・志岐見と、彼を憎む兵士・クグイによる人外婚姻ファンタジー。
クグイに犯された瞬間に志岐見が孕んでしまうので、恋愛なしで妊娠……という、トンデモ展開!
憎しみと愛情は表裏一体。
人間であった時、志岐見により愛する人たちを失ったクグイ。
憎しみから執着、愛情へと変化したクグイの歪んだ感情は、全て志岐見に向けられていきます。
自分だけのものにするため、志岐見の羽を取り込んでしまうクグイの執着、独占欲には狂気を感じるほど。
自分だけを見て欲しくて堪らない!という、子どもっぽさや嫉妬も人一倍。
それが自分の子・八十にも向けられるもんだから、ちょっと引くよね;
災厄の象徴のような禍津神である志岐見は、本当は心優しくて慈悲深い。
禍福を望んできたものの成し遂げられなかった志岐見ですが、「災い転じて福となす」を実行するのも実感するのも、結局は人間なのかも。
ラストは、天・地・人の架け橋となった志岐見と、クグイ、八十の幸せなスリーショットで幕を閉じます。
話がちょっと分かりにくかったのと、八十が全然可愛いと思えなかったのが残念でした。