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今すぐアンタをここで抱くよ <? br> 幼なじみの年下執着ワンコ×元ヤンリーマン
kojireta koi no hodokikata
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
生きている中で、人に憧れを抱いたり理想を持ったりする。
この作品の登場人物
潤一(受)
静留(攻)
学生時代(高校生)に同級生にホモだと、バレてから虐めに合う潤一。
その前に庇うように立ちふさがった静留(小学生?)。この小さなヒーローが後に潤一の心を大きく占める相手になる。
年月経ち……
振られ落ちている潤一に声を掛けて再会する二人。
同姓愛者の多い店で出会うとは静留も同じなのか?それとも知らずして来たのか?分からない潤一。
静留もまた、本当は出会いたくなかった潤一に会い声を掛けてしまった事に後悔する……
小さなヒーローだった静留が憧れていた父親との間に起こった出来事。
この小さなヒーローに助けてもらった潤一も静留への気持ちの変化に向き合えなかった事。
大人になるまで、憧れが汚されたと思ったり、ヒーローを汚してしまったと思ったりで逃げていたが、互いの本心を見逃さない事で2人の心は年月を経て再び通いあった。
静留の両親にもキチンとする事を促され、家から逃げていた静留もまた両親と向き合えた。このシーンは私は後の潤一の「静留は俺のヒーローです」という台詞に繋げる大事な過程だと理解できます。この台詞は良かった!静留というヒーローのお陰で今の潤一は存在してるのだから!
ただ、一つだけ!
非現実のマンガにこれは愚問かもしれないが、父親との事で長く家に寄り付かなかった静留が帰ってきても普通に出迎えた静留の両親の対応が些か、不自然な流れだな……とは思いました。
でも、心が通い合い両親に認められた後の2人のイチャイチャっぷりは~良かったな!!の一言です!
『不実な恋は、かつての』から『こじれた恋のほどき方』へ改題されているんですね。
まるっと一冊表題作です。
元ヤンの潤一はある日ゲイ寄りのMIXバーで自身の恩人である警官の三鷹さんの息子、静留と再会。
静留がバーのトイレで男性に絡まれていると勘違いした潤一は相手を一喝し、酔ってしまった様子の静留を連れてホテルへ。
すると静留の態度が豹変し、昔のような正義感に溢れた感じはなく、荒んでしまった印象で、潤一をベッドに押し倒して潤一の潤一を咥えてきたり、さらには潤一の会社まで追いかけ、重ねて会社で襲ったり(素股ですが)…
静留のこじれ方が思ったよりも重めで、憧れだった父親の予期せぬ噂から芽生えてしまった黒い感情や潤一への燻らせた想いをひとりで抱え込んでとてもしんどそうで。
しかも、父親への誤解は解けるのですが、静留が当時辛い思いをしている時に家族で話し合えていればよかったのにな…と、そこは話しの流れ上仕方ないのはわかるのですが、三鷹さんが素敵な方だっただけに少しモヤついたりもしました。
最終的には潤一と再会し、やり方はちょっとアレでしたけど、その黒さも長年の想いも全部吐き出せて、潤一に受け入れられた静留の晴れやかな表情を見て一安心できました。
ようやくほどけた長らくこじれてしまっていた不実な恋。これからはふたりで新しく結び紡いでずっと一緒にいてほしいです。
恋人と別れた潤一が馴染みのゲイバーで飲んでいると昔弟のように可愛がっていた静留と偶然再会。
当時はよく懐いてくれていたのに大人になってからの印象はだいぶ変わっていて。
会わなくなってからの数年とまだ親しくしていた頃の本心を解いていく、少し複雑な再会ラブのお話でした。
潤一に向けられる静留の眼差しが、ピュアな少年が感じた憧れと恋心を映したものだったり大人になってからの欲望を映すものだったり。
細かな部分で感情を知ることができたのが印象的なお話だったなと思いました。
潤一も言葉よりその表情から気持ちを読み取ることが出来るシーンが多く、読みやすかったです。
両想いになるまでは色々とまわり道をしたけれど、幸せそうなラストになっていて良かったなと思いました。