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狭い世界でありのままに人を好きになるのは、こんなにも苦しい。
kanawanakatta koi no tsuzuki wo
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
読むか迷っている方がいたら是非読んでくれと背中を押したい。そんな気持ちでレビューを書きます。
1巻は田舎に住むゲイだと自覚した男の子が生きづらさを抱えつつ恋に落ちるお話です。
ここまではよくある話だし、私も特別にこの作品が好き!と思っていませんでした。(なので評価は萌×2止まりです)
ただ、この感想だけを1巻に書いて「じゃあ買わなくていいや」と思われてしまう可能性があるのでは困ります。1巻は序章。
2巻から俄然面白くなります。
(レビュー現在、2巻まで発売しています)
下條先生の作品は初めて読みましたが、驚くほど登場人物の感情の描き方や動きが上手です。
すれ違っているのに、全員に感情移入できてしまい、自分の感情が忙しいです。お話が進むごとにそれを感じます。
特に「同性愛者」「同性の恋愛」に悩む田舎の高校生の姿がとてもリアルです。
私はサクッと乗り越えてしまうよりも向き合う作品が好きなので大当たりでした。
2巻でもまだ終わらず続いているので、今後も楽しみにしています。
読んでてこそばゆくなってDKの恋は最高でした。
牧生はゲイだと自覚していて、直ぐに噂が広まっている田舎に閉塞感を感じています。
だからご近所さんには礼儀正しい良い子の顔で接していますが、高校では友達を作らず1人で孤独に過ごしてます。
そこへ東京から転校生がやって来るのですが、牧生の近所のお婆さんの孫で無人駅に戸惑っているところを助けた渋川でした。
渋川はカッコ良くて気さくて誰にでも平等に優しいので、あっという間にクラスに馴染むのです。
関わり合わないでおこうと思っていた牧生ですが、甘味が好きだと言う共通点から2人で甘味処巡りをするようになります。
渋川の何気ない言葉に期待しては、自分との感情の違いに絶望する牧生がめちゃくちゃ切ないです。
明らかに渋川も牧生を意識していると思われる描写が何回か出て来てます。
花火大会の夜に渋川に好意を持つ女子から逃げて、2人きりで花火を見るのですが、手に触れて来た渋川に牧生が思わず告白してしまいます。
それに対して「マキの気持ちには応えられない」と言って去って行く渋川で終わってました。いやいやお前から触っておいてと思ってしまいました。
描き下ろしはホラーDVDを借りた友達に牧生も誘って3人でと言われた渋川が断るお話でした。断った自分の感情に戸惑う様子の渋川が描かれていました。
作者さんの作品初読みでした。
全くの予習無しで読み始めたのですが、思っていたより引き込まれました。
田舎で自分のがゲイである事を自覚していたDKマキが、東京からの転校生渋川に恋するお話です。
マキは学校にも親しい友達を作らないスタンスでいる子なんですが、ちょっと強引な渋川と毎週末にカフェ巡りに付き合うことになります。
趣味が合って、距離が近くなって、それで少し寂しそうなイケメンが居たら好きになりますよね⁉︎もうそれは不可抗力。
自分の気持ちを伝えるつもりなんてなかったのに…てストーリー。
てか、手握っておいて気持ちに応えられないとは?思わせぶりかよ!ってトコで終わってる。
ま、あっさり付き合う事になるとは思ってませんでしたけども。
作者さんの絵はそんなに表情豊かに語りかけてくるものではないのですが、何故かキャラの気持ちがすごく伝わってくる。不思議な魅力に溢れていますね。
2巻ではどんなすれ違いが?イチャイチャはあるのか?ワクワクさせていただいてます。
田舎は隣り近所の付き合いが密だよなあとは思います。
小さい頃から周りの大人とは顔馴染みだし、だからこそちょっと変わった事をすればすぐに噂になってしまう。
女性を好きになれない牧生には息苦しい場所で、誰にも気づかれないようにひっそりと学生生活を過ごしていた中での初めての親友。
その新しい友達の渋川は渋川で色々あり、上辺だけのコミュニケーション力は高そうだけど素を晒しているのは牧生の前でだけ。
そんな彼に心が揺れないはずもなく、惹かれていく気持ちが大きくなり2人の関係も変化していきます。
1巻の表紙が牧生に焦点を合わせていて、渋川が好きなんだなぁとほっこりします。じれったいもどかしい、そういう話が好きな方にお勧めしたいです。
下條水月先生の作品としては、「モブと王子様」(なんつータイトル。)を既読でして。もうタイトルからして出オチ感満載の、極めてオーソドックスな作品だったんですけども。何か、可愛くて。クセになるというか。何度となく読み返してしまう、可愛いらしさのある作品なんです。キャラデザはそのままの2人なので、そんな自分的既視感も相まって、きゅきゅきゅーん♡と、してしまう。
本作はそれよりも長編とあって。しっとりと綴られているんだけど。
片田舎で暮らす、という事は自分の性癖を押し隠しているマキにとって、ずっと息苦しいものだった。何かあれば、町中の人に知れ渡ってしまう。この町の人たちは全員顔馴染み。およそ秘密なんて持てないのだから。だからマキは慎重に慎重に生きてきた。親し過ぎる友達を作らず。変な噂を立てられない様に、良い子の仮面を付けて。誰にも挨拶を欠かさない。「柳瀬さん家の良い息子さん」を演じて来たのに。
東京から転校して来たという、渋川に心かき乱されてしまう…。
好きになってしまわない様に。でも好きになってしまう。好きにもなって欲しくて。
マキの揺れる気持ちが痛いほど伝わって来て切ないです。
渋川は。まだ自分の気持ちが何なのか自覚出来ていない。「モブと〜」は、割とコミカルに展開するので、「攻め」は割と早めに「受け」に対して「きゅきゅきゅーん」ってなるんです。本作も描かれて無いけれど、マキの仕草や表情に、渋川がイチイチ「きゅきゅきゅーん♡」ってなってるのが見える!幻覚⁈ いや、見えてるんです。ダダ漏れなんです。ただ、過度な期待をしちゃダメだ、とマキは自制していて。渋川は無自覚。んもぅ‼︎
それでも‼︎ ハッピーエンドに雪崩れ込んでくれればと、こちとら期待して読み進めているのに。ズガーン‼︎
渋川は爆弾投下して、1巻の終わり。
この後のマキの苦しみを思うと苦しくてたまりません‼︎‼︎
田舎なのに、マキと渋川の好きなスイーツのお店がやたらと多いとか。東京=人多過ぎ問題で、可愛い子はかなりの確率で痴漢に遭ってしまうとか。夏祭り、花火より君の浴衣姿が可愛いくて、とか。甘くてきゅんとするシーンも盛り沢山で、可愛い。
昂まるエッチはまだ何も無いよ。