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irootoko
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
丁子がエロエロく調教されていくヾ(*´∀`*)ノキャッキャ
あんまりこの子受顔くさくないな~と思ってたりするんですが、ふと見せる表情がすごく色っぽくて可愛いのです。身体を重ねればいやでも情がうつるなんていいますがそんなかんじですね。
あわせて今回は、蘇芳と丁子の幼少時代からのお話もあり。
惹かれ合う兄弟。それはその血の所以。
仲良し兄弟だとおもってましたが、背景はかなり黒いというか・・・どろどろというか。
蘇芳が男に抱かれるようになった話。
丁子とのこれまでが描かれています。
個人的には、エロく調教される丁子から目が話せませんww
読みながら、ドラマCDは作り方そのものが間違ってたなァと思いました。
詳細は書きませんが、とくに兄弟の母親の元女郎のカッコ良さが、ドラマCDからはまったく感じられなかったんですよね。この物語のなかで、そこは物凄く重要な部分なもんで。
赤鬼・黒鬼と美形兄弟の仲は進展するのかしないのか分からないまま、物語は兄弟の過去へと巻き戻っていきます。ドロドロの過去です。血の業が語られる。登場人物も増えるんですが、話の組み立て方が上手いから混乱することもない。
蘇芳が姉の旦那と関係を持つ場面があるんですが、この話の流れは面白かったですねぇ。ケンカ別れした場面からいきなり数年後に話が飛んで、ねんごろになってる場面がくる。はしょった部分に何があったのか、想像で補完するのが楽しくてさ。本当に上手いなァと思いました。
金のため元パトロンの所に行った蘇芳を迎えに行った五道少尉、蘇芳に迫られつい接吻してしまうが、思いは受け入れられないと拒絶してしまいます。
その頃、丁子は山喜楼に着物を売る条件として岩伍に抱かれていて
蘇芳の思いを受け入れられないと言いつつ、どうしても気に懸かる五道。
石川家へ様子を尋ねに来た五道に、母のウメは兄弟が互いに執着し合う理由を、過去に遡って語り始めます。
この巻では、兄弟の子供時代から、蘇芳が義兄の鷹次と出奔する所まで
次の3巻で、とうとう兄弟は、、、
店の資金繰りの為、そして兄・蘇芳から目をそらさせる為に岩吾に身体を与える丁子。
蘇芳を彼のパトロンから引き取り助け出した五道に、好きを告白する蘇芳だが、神の道を目指す男はその気持ちを当然受け入れてはくれない。
そこで母から語られる蘇芳の過去。
血筋とはいえ、かわいそうな業を背負って生きている蘇芳だった。
そんな彼にただでさえ、血がなせる淫乱という姿以上に禁忌を犯させない為に求めながらも絶とうと、涙ぐましい努力を、この蘇芳と丁子はしているのでした。
こうした兄弟の、持っているものが明らかになると、それぞれの男達との絡みがとても重要に意味をもって、なんとかならないかともどかしくて、切なくて、物語性としてはとても興味深くグイグイと引きこまれるのです!
一つももらさないようにと、詳しく展開される物語は痛いところに手が届くというか、どのエピソード一つとってもどれも意味があり、それを割愛しないで挿入してくれているところが、満足度の高さにつながる本だなと思います。
主人公達皆がかっこいい!
着物をつかうことの色気も申し分ない。
ストーリーもとてもおもしろい。
色んな要素がてんこ盛りで、かといって欲張り過ぎず、小出しでもなく。
とてもバランスのいい作品です
個人的に、このイロコイには全く蚊帳の外である3男の藍がとっても好きなんですがww
みなハンサムなのに、彼だけ何故か・・・v
蘇芳の過去話はまだ4巻に続きます。
前巻の終わりで蘇芳と五道がキスするシーンで終わっているのですが、2巻の冒頭はそのキスシーンから始まります。
2年後には神父になる道に進む、と言っている五道ですが、魅惑的な蘇芳とのキスに夢中になり、心中穏やかでない様子は傍目から見てももう堕ちてるだろうと思わせるのですが、どうなんでしょうね?
この巻は2組のカップルの進展よりも石井家の過去に焦点が当てられています。
蘇芳と丁子がまだ10才にもなっていなかった頃から淡々と語られる過去は、想像以上に複雑に絡まっていました。
「血の呪い」とも言える因縁をどうにかして断ち切ろうと一人立ち向かう二人の母親紅丸が非常にカッコイイです。
肝が据わっていて気風がいい。
複雑な人間関係、深いストーリーを堪能するのにぴったりだと思います。