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“学校一の受け”に、絶対絶対なってみせる!!!
zenin kiritsu shiritsu bl gakuen koutougakkou
前作の攻め様・江口を慕う当て馬として登場した、ミズキが主人公。
そして彼とペアを組むのが、学校2位の攻め様・橘です。
学校1位を獲るという共通の目標を持つミズキと橘は、いわばビジネスパートナー。
1位の座に執着する2位ペアによる奮闘ラブコメディになります。
ツンデレ受けと、それに全く翻弄されないマイウェイなハンサム攻めが面白い〜(笑)
意外だったのは、前作には無かった切なさがちょっぴりあったこと。
ミズキも橘も応援したくなるキャラで、ハピエンを願いながら夢中でページをめくり、あっという間に読み終わってしまいました。
個人的には前作より断然好き!
さらにパワーアップした第2弾をありがとう、という気持ちを込めてこの評価で。
合法的にエロい事ができてしまうこの学園。
一線を越えるまでのもだもだやじれじれが好きなわたしとしてはあまりおいしくない設定で、2冊目まで買うつもりはなかったんです。
でもとりあえず試し読みだけするかな〜と、数ページだけぱらぱらと…
そしたら、びっくり!(笑)
江口と総介の仲を壊すため、モブ達を使って総介を陥れようとしたミズキが、何故か総介と仲良さげにしている!
しかもあの時のことをちゃんと謝っている!
あれ、こんなキャラだったのかと。
不覚にもミズキのしおらしい顔に心を射抜かれてしまい、結局買っちゃいました。
まず、ミズキが1位にこだわる理由が明らかになります。
それは親からのプレッシャーでした。
しかも、ミズキを見下している嫌味っぽい弟までいます。
努力家なのに、「もっと頑張らなきゃ」と思い詰めるミズキの背中が悲しい…
橘はビジネスパートナーとはいえ、プレッシャーに押しつぶされそうなミズキの様子に気がつき、優しく褒めたり、励ましてくれるのです。
劣等感まみれのミズキとは違い、橘は自分が目立ってチヤホヤされないと気が済まないナルシストタイプ。
そんな橘が、自分が1位になるためではなく、ミズキのために頑張るようになっていくところが良かったです…!
この学園には「パートナーシップ制度」という、成績上位者は卒業後もパートナーを維持できるという制度がありました。
でもそれは毎年1組出るか出ないかの超難関制度で。
ビジネスパートナーから紆余曲折を経て本当に結ばれた橘とミズキも、それにエントリーするのですが…
いやー、ここはウルっとしちゃいました。
当然のように合格した江口×総介より、やっぱり橘×ミズキが推せる!
ラストシーン、眉を下げて笑うミズキが可愛くて可愛くて…
最後を締めくくる総介の最後の言葉もすごく良かった。
ハッピーな余韻が残る一言でした。
前作の江口×総介ペアのスピンオフ。
今回は前回ちょいと敵役的な立ち位置だった
2年のミズキくんと、そのペアの橘くんのお話です。
相変わらずとんでも設定(BL学園とかなにそれそのパラダイス✨)
ですが、今回は夏のバカンスとか体育祭もあり、BL学園ってこんなところなんだねえ…という事が分かります♥
橘×ミズキ、二人の利害の一致(橘は江口を抜いて一位になりたい・ミズキはとある理由で優秀な成績を納めなければならない)で、ビジネスパートナーと称して授業や体育祭に挑んできたけど…
二人が相手を知る事でビジネスを超えた気持ちが芽生えていく。
チャラ男×ツンデレが徐々に変化していく様が可愛いし、尊い✨
ふたりは卒業してもケンカしながらも甘々なんだろうなあ…
江口×総介ペアの事も描かれています。
総介くんは相変わらずちょいおバカで可愛くて、江口先輩はカッコいい~っ!
前作が好きで。好きで。この続編は必然だと予感してました。総介を何かとライバル視していたミズキ先輩と、No.1攻めの江口先輩のせいで、万年2位に甘んじては、ギリギリしている橘先輩。2人は、打倒、江口×総介とばかりに、学園No.1を目指し、パートナーを組む。ミズキは、前作でもそうでしたが、結構ネガ。総介を蹴落としたいが為に陰湿な絡み方をして来たり。悪いコなんですよね。けれど、天真爛漫な総介は、簡単に許す。そしてミズキと友達になりたいなどと言う。そんな総介にほだされて、ミズキも段々素直になって行く。ミズキがNo.1にこだわるのには、それなりに理由もあって。親のプレッシャーがエグい。学校では意地悪で嫌なコでしたけど、家では良い子。自分は頑張らなくては認められないと、自分自身でもプレッシャーをかけている。自分で自分を雁字搦めにしている。そんなミズキを気にかけて、パートナーとして見守る橘先輩。橘先輩は、おおらかで、体力バカで、テンションめちゃ高で、引かれたりするんだけど。彼のこの明るさは、少しずつミズキの気持ちを軽くして行く。そもそも学内でNo.2の実力の橘先輩は、頭も良ければスポーツ万能。そしてとにかく顔が良い。イケメン!前作でも、No.1受けと目される総介を「愛人にしてやろう。」などとトンデモ提案をして来たけれど。それも執拗では無くて。とにかく明るい。この明るさで、大声で宣言されれば、もう笑うしかない。彼のハイパーテンションに乗せられちゃった方が良いんです。ツンデレのミズキも、遂には陥落。めでたし!そもそも可愛い子ちゃんであるミズキと、イケメン橘先輩のカップルはお似合い。
見どころは高校生BLあるある、体育祭。その名もBL祭!攻め様たちは、普通の競技。受けちゃん達はエッチくさい競技という、誰得⁈っていう謎競技には笑えます。文句言いながら真面目に参戦している総介。
ところで、私は江口先輩のルックスが如何にも、ザ・晴川シンタ先生の「攻め」というので、気に入っているんだけども。本作が 橘先輩×ミズキがメインのお話しのせいか、心なしか江口先輩が雑‼︎ イケメン度が下がっており、残念!でした。描き下ろしには、江口 × 総介エピソードもあるんだけど、この2人が大好きなので、もうちょっとイチャコラしていて欲しかったなぁ。
総介のクラスメート守も、担任の青山先生も続投でしたが、イケメンで、ちょいワイルドな青山先生の恋エピは期待してたので、残念。まだまだ続いて行くかなぁ。番外編を楽しみにしてます。
BL学園第2弾ですねヾ(*´∀`*)ノ
前作から読んだ方がわかりやすいと思います。
授業で性技を教えパートナーと実践するというトンデモ学園が舞台で面白い!
が。
何度読み返しても、時々フト我に返る。
セックス技術を学ぶことで何故エリートになれるんだろう…。
最高の攻めと受けになったことがどういうカラクリで社会に反映されるのかが謎なんですよね。トンデモ設定を楽しむお話でこういうツッコミはナンセンスですが、続編読んでてもやっぱり「BLを学んで就職後エリートコース1000%保証の意味がわからん…」とはなりました。面白いんですが。
そんな矛盾した感想を抱えつつも、キャラクターのキュンとくる可愛さやシンタさんの作風で楽しく勢いで読めちゃいます。何度も読んじゃいます。個人的に付き合う前からなにか言い訳作ってイチャイチャしてるのに萌える質なので、授業だ課題だと理由つくって合意の上でエッチしてるシチュがドキドキソワソワしちゃうんですよ( ´艸`) ♡
それを踏まえた上で、橘×ミズキの感想です。
攻め:橘のキャラクターは『万年2位』の座がぴったりというか、完璧なのが妙に残念というのか、漫画の中では脇役で光るタイプなんですよね。ちょいウザな絡み方をする脇役って感じで。なのでサブタイトルを見た時に橘がメインを張れるのか!?と少々驚いた…。(橘スマヌ)
受け:ミズキのお話は読んでみたかったので楽しみでした。家族からのプレッシャーで苦しみ、2位でいるのが悔しくて1位の総介に嫌がらせをする典型的な役回りなキャラですが、悪い子ではなさそうな憎めないところがあります。
また1位カップルは恋愛感情があるパートナーなのに対し、橘×ミズキは共に1位への執着が強い共通点を持つ割り切ったパートナーという違いがどんな展開になるのか楽しみな続編でした。
ウザハンサムな橘、ツンデレミズキ、全くタイプは違いますが、家族の期待がプレッシャーになる共通点があって、互いの苦しみを理解しあえる関係が良かったなと思います。ミズキは"もっと頑張らなきゃ、頑張らなきゃ"と自分を追い詰めていくので、橘が力強い言葉をかけるシーンはキュンときました。
そんな橘に少しずつ絆されるミズキが可愛いのですよ(∩´///`∩)必死で頑張ってるいじらしさを橘だけが見て褒めてくれる。甘え下手なミズキだから熱く絡んでくる橘の性格がちょうどいいんですよねぇ。そう考えると江口とラブにはなれなかったのがわかる気がする…。
以前のわだかまりをなくして総介とミズキが友達になったのか微笑ましかったです。総介がイイコなんですよねぇ(∩´///`∩)相変わらず学園へのツッコミに忙しそうでしたw(ツッコんでるときの表情が好きだ!)
ストーリー展開の部分では、転校に関しては親が言い出したのか、自信を失ったミズキが決めたのか、どちらか不明だったので少々モヤモヤが残ったかな…。割とふわっとした話運びだった気がする…。面白いから勢いで読めちゃえるけど、正直なところ細かい部分を気にしだすとアレ?となる。
でも暑苦しくてウザい橘が時々カッコよく見えたり、何よりミズキのいじらしい内面をみられたのは良かったです…!!王道のここぞの場面はしっかりキュンキュンさせてくれました(∩´///`∩)利害一致でエッチの練習してたときと、恋人エッチと両方楽しめたのが私得…!楽しい…楽しい…(∩////∩)ハァハァ
細かい部分を考えると萌え評価なんですが、確実に前作同様何度も読み返すだろうと確信が持てるので萌え×2評価であげます。面白かった!