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ryu no choujo doctor no aijo
出版社の公式サイトの作者様コメントや作者様webサイトに書いてあるように、今回で幕を下ろすことになったそうです。
つまり最終巻ということですよね。
去年全巻大人買いしてから1年も経ってないのですが、こんなに早く最終巻を迎えるとは思ってませんでした。
個人的にはもう少し続けて欲しかったです。
以下、あらすじはさらっと簡単にしますが、ラストのネタバレかなり含みます。
この作品を追っかけている方には、予備知識無しで作品を読んでほしいので、
最終巻を読み終えた方のみ、このレビューをお読みください。
サメvs真鍋組となってしまった前巻。
いったいどうなるんだろうとハラハラして読みました。
冒頭は宋一族と清和達の戦闘から始まり、なんとしてもサメを説得して連れて帰りたい氷川。
氷川を止めたい清和とその他真鍋組の面々。
氷川の前に現れる狐童とシャチ。
シャチの話す清和とサメの出会いの話。(出版社公式サイトのSSよりも詳しく書かれてます)
ジュリアスのオーナーが氷川を連れ出し、自体は急展開に…
そして、忘れちゃいけない、祐とサメの賭けの結果の罰ゲーム(二代目のち◯こを舐める)に関しても話が進んでいきます。
いったいどうなるのか、今回は特に惹きこまれて読みました。
一段落ついて大団円と思いきや、残り1ページで「え!?」となってしまいました。
今回のお話自体は丸く収まったんですが…
全てが氷川視点で書かれているので、氷川が悲惨な気持ちで終わるのは、どうしてもバッドエンド感が否めません。
目の前でサメが狙撃されて死んだと思ったのがショックだったにしても、その後全てが想定内と知らされるので、怒ったり、なんとしても真鍋組を真鍋寺にする!と奮起しても良さそうなものですが、あえてあの終わり方なのは意味があるんでしょうか…
もちろん、氷川と清和の考え方が相容れないのは理解してますし、読者は真鍋組を真鍋寺にも真鍋食品会社にもしたいとは思ってないです。(よね?)
氷川視点なので、氷川の幸せを考えるなら寺や食品会社でパッピーエンドなのかもしれませんが…それはちょっと違うと思うので、別の着地点が必要だと思います。
修羅の道に生きる清和に涙する最終回は、読者としては残念です。
2人の間に相容れない部分があっても、先行き問題が山積みでも、とりあえずは2人の笑顔で終わって欲しかった。
サメもとりあえずはバカンスを楽しめるようですし、氷川には泣き止んで欲しかったです。
最後が悲しすぎる。
2人の笑顔とまではいかなくとも、せめて楽しい雰囲気で終わって欲しかった。
番外編・特別編合わせて45巻、15年も続いた作品なのですから、
『危険な生き方しか出来ない攻め様に涙して祈り続ける受け様でした…おわり。』ではなく、氷川に不満が残っても明るい雰囲気で終わって欲しかったです。
しかし、この最後は作者様の拘りなのかもしれないとも思います。
予定調和ではなく、あくまでこの2人の望むものはすれ違っていて、こういう風にしかならないということなのかもしれません。
桐島と藤堂、ウラジーミル、氷川を諦めきれない剛、リキと正道、まだまだ気になることがありますし、もっと読みたかった。
何より清和と氷川のこれからも、もっと見ていたかったです。
本当にこれで終わりだなんて信じられません。続編希望です!!!
奈良千春先生のイラストは今回も素晴らしく美しかったです。
電子特典は紙書籍のイラストカードと同じ、氷川が眼鏡をかけてないバージョンのカバーイラストと、眼鏡をかけてる通常イラストの2種類収録されてます。
今回、特典ペーパーやカードで使われてる氷川の眼鏡無しバージョン、普通に見てたら気付きにくいかもです。
電子はページをめくると眼鏡だけ切り替わるので気付きやすいです。
Amazon特典はPDFファイルで4ページ。
橘高と安倍の化石コンビを助けるために、祐とジュリアスのオーナーが奔走します。
祐の考えた禁じ手の実行場面が見たかったのに、それは書かれてませんでした。
書泉特典はA4サイズのペーパーでモノクロ両面印刷。
四つ折りになってて、イラストと奥付を除くと、文字はA4の片面+1/4ほど。
サメの言動に悩むハマチのお話。悩みすぎて藤堂にまでサメの真意を聞く始末。
特殊部隊の船を宋一族の手に渡すまいと決意を固めるハマチとアンコウ。
アニメイト特典はA4サイズ片面でカラー印刷。
イラストを除くと、A4片面の半分ちょっとくらいの文字量です。(でも文字は小さめ)
イワシがインドカレー屋にいる桐島と藤堂にサメの真意を聞くというお話。(ハマチとやってること同じw)
特殊部隊のメンバーは今回板挟みで大変でしたね。