眠り姫は夢を見る

nemurihime wa yume wo miru

眠り姫は夢を見る
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×24
  • 萌5
  • 中立8
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
6
得点
39
評価数
22
平均
2.4 / 5
神率
0%
著者
夜光花 

作家さんの新作発表
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イラスト
佐々木久美子 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
価格
¥870(税抜)  
ISBN
9784344836815

あらすじ

睡眠障害を患っている祥一は、時や場所を選ばず寝てしまう。カフェで突然寝てしまった祥一は、ある男に助けられるが…。

表題作眠り姫は夢を見る

君塚薫
三門祥一

レビュー投稿数6

悪い男に目をつけられたら人生終了?

主役の大人組(表紙の二人)と高校生組2カップルの話です。
萌えなくはないがなんか評価しづらいです。
萌え×2にした理由は2カップルどっちも好きと表紙が素敵です。

この話について色々疑問があります。
睡眠障害という設定はいいですが、知らない人の日常を夢に見るという設定は何のために?
役に立ったどころ特にないですが……
それなら高校生組の部分は全カットしてもいいじゃないかと思ってしまっています。
でも高校生組の明るさがあるからこそこの話少しは救われた気がしなくもないです…?

自分は高校生組より大人組のほうが好きです。
読み続けると「あ、やばい。この攻めやばい」と思わせるどころが好きです。
攻めの君塚は好きな子をいじめるタイプではなく、いじめ甲斐があるから好きというひねくれタイプです。
まぁ愛があればひねくれでもいいと思ったですが、最後まで読んでなんかしっくりこないです。
自分は愛があるBL読むのが好きなので、大人組の間に愛はあるのかって少々疑問です。
祥一⇒君塚はまぁわかるけど、祥一⇐君塚は何ページ目読んだら読み取れるでしょうか?
観覧車のシーンですか?「せっかく手を離してあげたのに」という台詞ですか?
君塚さんの愛情表現は大変わかりづらくて理解不能です。
多分この人にとって「愛情=隷属と支配」かもしれません。

持病・不幸体質・悪い男に惚れている祥一の将来が凄く心配です。
闇落ちに近いエンディングで少し後味が悪いとも感じます。
大人組の続き読みたいですが、このエンディング……大体夜光さんがこういうエンドにすると続編はほぼ望みがないかな……
もし続編やるなら祥一がもっと酷い目に遭わされそうで怖いですけどね……

5

これは続きがあるのか?

睡眠障害で人づきあいがない祥一とカフェで知り合った君塚。
祥一の夢に出てくる高校生の和哉と海。
二組のカップルが出てきます。

祥一は頻繁に和哉と海の夢をみており、一方の和哉も祥一と君塚の夢を見ます。
そして本編ではどちらのカップルも実在していて、それぞれが見る夢の内容も実際に起こっている内容に思えます。
ただ、そのあたりがいまいち解明されておらず、最後の「夢の世界へようこそ」という意味深な言葉もあって、これは続きがあるのか??と思ってしまいました。

互いに夢でリンクする設定は面白く前半は引き込まれたのですが、後半に入ったあたりから君塚の性癖とかなぜ祥一に近寄ったのかが全く理解できず、いろんな要素をとりあえず詰め込んだ感で作品自体の面白さが消えていました。
しかも終わり方はぶつ切れで「えっ、ここで終わり?」という感じです。消化不良でした・・・

2

惜しい1冊

あらすじから受ける印象とかなり違うストーリー。
助けられた主人公と攻が恋仲になっていくのかと思っていたら、挿入なしのSMの関係になるというまさかの展開。SMは失禁ありなのでお嫌いな人は無理な本だと思います。そして主人公は頻繁にある少年の夢を見るのだけど、その少年も主人公の夢を見ているというファンタジー要素もあり。
結果として主人公と夢の少年の2組のカップルが進行していくのだけれど、どうしても分かりにくい部分があってもどかしい。謎も謎のままで終わってしまってカタルシスもないし。要素を盛り込み過ぎかと思われ。
夜光先生はかなり悩みながら書かれたということなので、実験的な作品ということなのでしょう。ただ、あまり萌えられず残念。でも私はその意欲を評価して次作も買うこと確実。

6

怖い男に目をつけられてしまった結果

表紙から想像していなかったSM調教ものです。

不眠症で何処でも急に眠ってしまう祥一が主人公なのですが、カフェでよく見ていたオシャレな男の前で眠ってしまったのが運の尽きでした。
悪い男・君塚に目をつけられてしまった祥一は、縛られ、失禁の強要、玩具で何度もお尻でイかされる等、散々遊ばれてしまいます。
最初は嫌で堪らなかったのに、君塚の元へ自分の意思で堕ちていくまでになった祥一は、君塚の調教の結果であり、君塚の思う通りだったのでしょう。
お話の中の謎も解明されないままモヤモヤ、祥一と君塚の関係もモヤモヤのまま終わり。
祥一の夢に出てくる男子高校生カップルに唯一癒されました。

SMスキーですが、祥一があまりに可哀想で、萌えが半減。君塚と一緒にいても幸せになれなさそうなのが、さらに悲しい。
やっぱりSMは愛と信頼があってこそ!萌えるので!

夜光先生なのでエロは濃厚ですので、兎に角SMが好き、可哀想な目に合う受に萌える人は楽しめると思います。

5

結局なんだったのか…

夜光花先生のファンタジーの世界が大好きなんですが、今作はある意味ファンタジーなお話でした。
読解力の問題かもしれませんが、よく分からないお話だったな…というのが正直な感想。

何故お互いの夢を見るのか、突然眠る病というのに意味があるのか、君島は結局祥一を愛したから離れたのか…とスッキリしなかったです。
最後の君島の台詞の意味も分からない。

そして予想外のSM。
SM描写は嫌いではないのですが、あくまでも愛があった上での事。
最初なんて祥一が可哀想としか思えなかったです。
淡々とお漏らし強要したりする君島にゾッとしました。

高校生CPの方は和哉のアホっぷりに呆れつつも、後半は彼らの存在が癒しとなりました(^^;;
祥一の方が痛々しかったので…。

個人的にに萌え要素が無く読後もモヤモヤしてしまったので、辛口ですが「中立」評価です。

1

スッキリしない終わり方に啞然。。

今まで読んだ夜光先生の作品の中で一番、これで終わりーーーー?!っとなりました。
思わず、えぇーー!!と叫んでしまいました。
これまでもミステリー、サスペンス風のお話をよく書かれているので、どんな落ちになるのかドキドキしながら読んでいて、あれ?そろそろ終わっちゃうけど。。と思っていたら、あまりに解決しなさすぎてる終わり方に呆然です。
先生自身もあとがきで書かれてましたが、途中までお話に引き込まれていただけに、残念でした。。
2組のカップルが出てきて、高校生カップルの方は楽しく読めていたのですが、主役カップル?の方は謎だらけです。
最大の謎は、なぜ攻めが受けに嘘をついていたのか、なぜあんなに強引に迫って一気に引いたのか、狙いがさっぱり分かりません。
不思議な夢の原因もたったの1行の説明で終わり。
夢見が悪いとはまさにこのこと。
まさかそれを狙って書かれたのでしょうか。。

5

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