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孤高な長距離走者・栗原良之と友達になりたくて
楠木二郎は喘息持ちでありながら陸上部に入部
した。緩やかに親しくなっていく内に栗原は孤高の
裏に秘めていた想いの暴走を止められなくなり…。
前作ともボーイズラブにかなり近しい情の絆が
空気として存在しています。それが各挿話の切なさを
引き出す装置として作用しているのでしょう。
肌を重ねる描写は一切ありませんが、心の絆の
濃密さを味わうには良い一冊であるかと愚考します。
『SLOW STARTER』
いいお話なんですが、物足りない感じもありました。
キレイすぎる感じ。
ストーリーにおいてけぼりにされる感じ。
うまく説明できないんだけど。
『明日の約束』
んー。
分かるんだけど…。
ぬるいというか、おセンチに過ぎるというか。
キレイにまとまりすぎてて物足りない感じがしました。
こういうお話には、なにかしらブラックな部分が欲しくなります。
『私立棘抜学園』
んー、微妙。
他の作品についても同じことが言えるんだけど、描き方によってはものすごく好きなお話だったと思うんだけど。
あるいは読んだときの気分によっては。
『めまい』
この話が一番好き。
最初から終わりが見えてる二人きりの逃亡っていうシチュエーションはやっぱ萌えます。
ラストの鬱度が半端ない。