一つ屋根の下で燻る、親友との恋のメランコリー♡

きみに言えない秘密がある

kimi ni ienai himitsu ga aru

きみに言えない秘密がある
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神50
  • 萌×259
  • 萌30
  • 中立5
  • しゅみじゃない4

285

レビュー数
20
得点
581
評価数
148
平均
4 / 5
神率
33.8%
著者
月村奎 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
サマミヤアカザ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784199009945

あらすじ

溢れる気持ちを封印して、八年間、
ただの友達のふりを続けてきた――。
高校卒業を機に上京し、
親友の蒼士と同居している明日真。
蒼士への秘めた恋心を抱きながら、
カフェで働く日々だ。
大企業の御曹司と天涯孤独な居候――
ずっと一緒にいられるなんて思ってないけど、
蒼士の大学卒業までは、
傍にいることを許してほしい…。
ひとつ屋根の下、親友の距離を保って燻り続ける、
絶対秘密の恋♡

表題作きみに言えない秘密がある

中学生→大学生,大企業の御曹司
中学生→カフェの店員

その他の収録作品

  • きみに言いたい秘密がある
  • あとがき

レビュー投稿数20

秘密

大企業の御曹司と天涯孤独な居候という組み合わせです。スパダリの「攻」と、めぐまれない境遇の「受」という設定は、月村さんの作品でありがちですが、マンネリ化することなく、いつもおもしろい作品を生み出しているとおもいます。

切ないシーンもおおくありますが、基本的に、相思相愛なふたりのお話で、あまくて、ほのぼのとしていて、読んでいて、ほっこりしました。

「攻」はかっこよく、「受」はかわいいというBLの王道をいく作品だとおもいます。

0

攻めの溺愛と執着がいいです。

攻めは大企業の御曹司で無口かと思いきや受けへの愛が特大の大学生×
受けは天涯孤独でカフェ店員をしているツンデレ美青年。

2人は幼馴染で高校卒業を機に一緒に上京し、ルームシェアをしています。

本編一部の「きみにいえない秘密がある」は、両片想いの2人が恋人になるまでのお話です。 
  
受けの明日真は蒼士のことが大好きだけど、
自分は天涯孤独でカフェのバイト生活、
一方攻めの蒼士は大企業の御曹司なので大好きだけどいつまでも一緒にいれるわけないと思い込んでいます。

攻めがとにかく我慢の男ですごい。
受けはツンツンしていますがかわいいです。

好きじゃなければ一緒に暮らそうとも思わないだろうし、攻めの蒼士からの好意ダダ漏れなのですが、
受けの明日真は自分に自信がないためまったく気づきません。

蒼士のかわいい女友達や謎の男(まぁ腹違いのお兄ちゃんなんだけど)の登場により、家を出ようとする明日真くんにたいして「おまえはずっと俺と一緒に暮らすんだ」がとても最高でした…。
テンションブチ上がってセリフメモったね…。
蒼士は中学生のときから明日真が大好きで、最初から囲い込む気マンマンな執着攻めで大変良かったです。

普段我慢してた蒼士が両思いってわかってから、言いたいこと全部いうのもうたまらなかったです。
溺愛してくれる攻め大好きだ…。
明日真も普段ツンツンしてる分ときよりデレるときが可愛くて、2人の仲のいいやり取りがみててとても楽しかったです。

本編二部「きみに言いたい秘密がある」は、蒼士の母襲来…。
良かったところは↓です。
①両思い後のお話なのでラブラブな2人がみれる。
②蒼士と両思いになり、色々な人と関わっていくうちにみえる明日真の成長。
③蒼士母が襲来するもブレずにより気持ちが強くなる2人がみれたこと。
④蒼士の将来のビジョンがなかなかに重くてこれだから執着攻めは最高だなと思えたこと。

読みやすかったし面白かったとは思うけど、萌えきれなかった。
二部があまり好みにはまりませんでした。
蒼士の女の友達のやったことが、個人的には許せず…。
最終的には和解するし、後味は悪くはないです。

キュンとするシーンもあったけど、二部に出てくる女性陣が強烈過ぎて内容があんまり頭に入ってこずう〜んて感じかなと個人的には思いました。

挿絵は美しいです!!!!!!!!眼福!

0

続きが読みたい

楽しく読ませていただきました。

ハッピーエンドなのですが続編ないのですかね?
まだまだ邪魔しそうな方がいたので気になります。

あの方のスピンオフなんかもあったら嬉しいなぁ。

1

No Title

あまあま、ラブラブ、照れ隠しの意地っ張り、口が悪いキュートな受け、むっつり強面、溺愛の攻め、この中に好きなワードがある方は是非お読みいただきたい。

私的好きポイントは
・現状維持が目標の意味(転落しない、親友のままでいる)
・ホットプレートを買った意味
・まさかの兄貴だったくだり
・蒼士の、中学時代からの独占欲♡
・人間じゃないから、もう人語は解さないから
・今日から本音を解禁していく

お互い密かに片想いしていた同級生が、8年越しに通じ合えてひたすらラブラブするお話です
(もちろん多少の波はあります♡)

蒼士の亭主関白ぶりがめちゃくちゃツボでした^o^
明日真もずーっとずーっと大好きだったから、
もう何されてもうれしいんだよね♡

1

ほっこり温かい

大企業の御曹司の蒼士。
明日真は天涯孤独。
明日真は蒼士のことが8年間好きだけど
同性なこと、身分差の違いから好きだという気持ちを押し殺しています。
ずっと一緒にいられるとは思ってないけど、蒼士の大学卒業までは…と言う気持ちで同居している明日真。

この設定だけですごく切なくて胸がぎゅっとしました。
でも割と早めにくっついてくれるし、
蒼士の執着心がすごいので安心して読むことができます。
蒼士の母親が出てきて別れと言ってくるのですが
明日真の心は決まっているので引くことはせず良かったです。

蒼士は両思いになってからは気持ちをストレートにいつもぶつけてきます。
明日真もツンツンしてるけど蒼士のことが好きで仕方ないのが伝わってきて
ほんとにかわいいお話だなぁと思いました。

0

幸せな気持ちに

久しぶりに2回目読みました。

1度目のとき、明日真のキャラが口が悪くてツンデレであんまり好きじゃないと思ってたけど、2度目読んだ時は、あれ?あんまり気にならない……むしろ頑張り屋で、敵(蒼士の母)にも毅然と立ち向か羨ましい意志の強い子。自分の発言で傷付けた女の子にちゃんと謝ってて、悪い子じゃないじゃんって(笑)2度読みして冷静に評価できました。でも、蒼士のことをゴリラゴリラって言うのは、支持しないかなー。大好き人なのに、照れ隠しでもあんまり言っちゃダメです。あんなに溺愛されてるのにバチあたるよー!


中学のときから恋心を抱いている相手とルームシェアをしていて、片想いだったのが実は両思いで、しかも想い人はめちゃくちゃに自分のことを好きでいてくれて、、、って言う羨ましいお話でした。ルームシェア代を高額に取っていたのも、家を出て行きにくくするためっていうキュンな理由に、私の心臓もってかれました。実は相手の蒼士の方が気持ち重めだったという素敵な事実に胸躍りました。前半は明日真の拗れた片想い話が続いていたので、しんどかったですが、一気に回収されました♪

蒼士のお母さん登場に、2人の危機が…!なんてことはなく、明日真も蒼士も動じる事なくお母さんに対応していたので、結果逆に2人の仲は盤石になりました。ここはあまり重い感じじゃなくてサラッと読めました。


全体を通して、蒼士が明日真を好き好き〜って言うのが伝わってきました。エッチもまあまあの頻度でしてますし、明日真もツンとしてますが、蒼士に求められるのも嬉しそう^ ^

向上心のあるキャラクターは大好きです。1階が明日真のカフェ・2階が蒼士の会計事務所・3階が2人の愛の巣構想がとても素敵でした。羨ましい〜♪2人ならいつか実現させてくれると思います。
こんな夢を2人だけなじゃなくて,読者の私にも夢見させてくれた嬉しい読後感に浸っています。とても面白かったです^ ^


1

心が満たされると世界が明るくなる

主人公は顔しか取り柄がないと思ってる自己肯定感の低い人。確かに自分はこの恋しかなくて、そして叶うはずもないって考えてたら、周りに目も向かないし取り柄もない生活になりそう。
でもラテアートもホットケーキも上手だし、取り柄がないってこと、ないのにね。
蒼士と両想いになってから、視界が開けた感じになって、前向きな行動をとることが出来たのをみると、心が満たされるって大切なことなんだなと思った。
両想いになってから明日真がめちゃくちゃ可愛くて好き。でも気持ちをもう少し蒼士に伝えないと誤解を生まないか心配。もう少しツン少なめのデレ多めにして欲しいな。
今回の当て馬ちゃんは、最初明日真に冷たくあしらわれて、本当に可哀想だった。お母さんに言いつけても仕方ないなと思う。
そのあとにちゃんと反省して謝れて良かった。久我さんにもいい人現れると思います。意外と蒼士のお兄ちゃんとくっついたりして(笑)
恋人以降は甘々な話で大満足です。

1

受けが見てられないよと思ったら成長して良かった

きみに明後日に暴走するたちがある

評価が高いのにごめんなさい。好きな作家さんなのに。
表題作まで読んで脱落しました。
きっとこれから念願のラブラブ同棲生活だったのかなあ…。

まず明日真が生まれと母の生き様のせいで見た目しか価値がないと思い込んでて。
だったら蒼士がずっと親友で同居と上京までしてくれないよ。

明日真が片想いを拗らせ過ぎてて、自分のキャラを作って口が悪くて、何も決まってない将来に怯え、自分の全てが蒼士ってところがお腹いっぱいで。

そして山場では明後日の方へ暴走しちゃって。
受けが誤解して暴走して攻めに嫌われるようなことをするのが苦手なんです。

聞きたくなくても一旦落ち着きなよ!と。

でも高校三年生で天涯孤独で手に職もなくて途方にくれちゃいますよね。
蒼士が東京へ連れてって夜の仕事は禁止して同居もしてくれて良かった。

あれ?レビュー書いてるうちに続きを読みたくなってきたぞ。
また読んだら続き書こうかな。

きみに言いたい秘密がある
明日真が蒼士に愛されることで満たされて、色々振り返ったり将来を考えたりシャキっとしたり。

仕事も身が入りカフェ開店の目標を持ったり、当馬女子にバトルをしかけられても、自分の振る舞いを反省したり。

帰省も心穏やかでいられたのは蒼士と両思いになれたから。

いつまでもドキドキして蒼士に甘い言葉をもらってね!

2

王道だからこそ良いのです

適度な甘さの幼馴染同士のお話でした。
お話の展開的には、BL小説の王道というか、正直に言ってしまうとありがちなのです。
展開に目新しさや派手さは無いのですが、小難しくなくさらっと読めて、適度に萌えもあり、悪人すぎる人も居ない…と、1日の終わりやのんびりしたい時に読むのにちょうど良い温度の作品かも。
文章もすごく読みやすいんですよね。
月村先生作品ですが、今回は切なさは控えめかな。

受けの明日真視点で進みますが、明日真の片思いを強調しつつも、2人が想い合っているのは序盤ですぐに分かってしまう。
ど定番ですよ。でもこれが良いのです。

私は、明日真は健気受けじゃなくて乙女受けじゃないかなーなんて感じました。
中学時代からの腐れ縁の蒼士に想いを悟られないよう、彼の重荷にはならないように"ドライな友人"を演じている。
本当は大好きで仕方がないのを我慢をして、もう一緒に居られるだけで幸せを感じている恋する乙女みたいな。
ただ、このわざと素っ気なくしている意地っ張り描写がいきすぎると鬱陶しくなってしまったり、もしくは過去の境遇的に、もっと悲壮感があふれるキャラクターにもなれると思うのです。
ですが、明日真はそうではないのが良かった。
自分は母親譲りの顔だけが取り柄なんて言いつつも、なんだかんだでちゃんと自分を持っているし、はっきりとした物言いも出来るし、自分の非もきちんと認められる良い子だと思う。
それと、素っ気ない態度とは裏腹に蒼士にベッドまで運んで貰えるのが嬉しいからと寝たふりをしたり、ホットプレートを使いたがる理由がね、可愛かったんですよね。

そして、今回はお相手の蒼士が面白いキャラクターでした。
タイトルを見ると「受けの片思いね、わかるわかる」と思ってしまいがちなのですが、序盤から漂う両思いな空気に嗅ぎ慣れつつも、本当の意味がわかった時に「そっちか!」となってしまう。悔しい。
面倒見の良さそうな幼馴染の皮をベリっとひっぺがして、本音を解禁した後の姿が結構な溺愛執着攻めで好きでした。
優しいタイプの囲い攻めですね。
明日真が作る食事や淹れたコーヒーが好きだと言いながら、その後にだらしないところをあえて並べて好きだと言うシーンが良かった。

想いを伝え合ってからは甘さがパワーアップしていきますし、自分の将来や2人の関係も自分達自身で支え合いながら切り開いて歩いて行こうとする2人の姿は、なんだか読んでいてとても気持ちの良いものでした。
当て馬的に登場する女の子が引っ掻き回そうとしたり、蒼士の母親が出張ったりもしますが、芯の強い明日真がしっかりと解決してしまうのでハラハラ感はあまりありません。
スタンダードな良さを味わいたい方におすすめの作品です。
蒼士の腹違いの兄・カズマが魅力的な人物だったので、彼のお話も読みたいなあなんて。

難点があるとすれば、人名間違い。
明日真と蒼士が逆になってしまっている箇所があります。
盛り上がりそうなシーンで校正ミスがあると、一瞬ふと我にかえってなんとも言えない気分になりますね。

6

安定の両片思い

同級生、上京、同居、両片思い、とても好物な設定なんですが今ひとつ萌えきれず。

明日真がテレ隠しで蒼士のことをゴリラと連呼するところが、好みじゃありませんでした。蒼士を好きだという気持ちを悟られないように、軽いキャラを演じるにしたって冷めてしまいました。もっと違う表現なかったのかなと作者様に言いたいです。

でも両思いになってからの蒼士のデレは良かったです…今まで我慢して言えなかった分を素直に言葉に出来るって素敵ですよね。

そして何気に気に入ったのが蒼士の異母兄のカズマでした。目に浮かぶような強烈な蒼士の母親も憎めませんでした。

嫌な当て馬キャラを演じてしまった久我さんを明日真が最後に救済してましたが、あそこは蒼士に嫌われるくらいの悪役にしてくれた方が萌があったと思いました。

悪い人が居ない作品は平和だけど物足りないんですよね。

6

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う