キスブルー KISS BLUE

kiss blue

キスブルー KISS BLUE
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神25
  • 萌×214
  • 萌27
  • 中立7
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
23
得点
269
評価数
78
平均
3.6 / 5
神率
32.1%
著者
木下けい子 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
ミリオンコミックス CRAFT Series
シリーズ
キスブルー KISS BLUE
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784813050308

あらすじ

野田と友坂は高校時代からの親友だ。女にだらしない野田とお人好しの友坂。ふたりの友情は大学生になってからも続いていた。友情だと、ずっと思っていた。ある日友坂が野田に恋していることを自覚するまでは・・・いつまで友達でいられるだろう?報われることのない恋に友坂は追い詰められられていく。そして、いつしか野田も友坂の不自然さを感じるようになり・・・!?

表題作キスブルー KISS BLUE

女にだらしないプレイボーイの大学生・野田
お人好しな大学生・友坂

レビュー投稿数23

片思いが切ないねぇ

親友の野田に片思いする友坂が切ない。
(冒頭、野田の部屋をノックせずマヨ借りに行ったのはどうかと思ったけどw)
男性が片思いする切ない描写が好きなので。

野田と友坂の同級生の気の置けない会話がいい。
仲の良さ、楽しそうなのが伝わる。

野田の
「友情の力で一回くらいできそうよ?」
で、ほんとにできちゃうのが、タラシゆえだな〜と思った。

野田は友坂のことを憎からず思っていて、昔好きだった先生に会った後、友坂に会いに行ったり酔った勢いで本音を言ったり…でもそれはあくまでも友情なんたろうけど。
友坂が自分を好きだと知り、意識していくさまが自然に入ってきてここからが楽しみ。

にしても、店長の洞察力は何でしょうね。
友坂が野田を好きだと一発で見抜いたり。
野田が鈍いと言ったり。

目線が自然に誘導されるコマ割りがいい。
大小のコマのメリハリがきいていて読みやすいし好きだな。

そして、人物の目が心情を物語っているのもさすがだなと。
一見そんなに表情変わっていなさそうだけど、目でお芝居ができているというのか、セリフだけでなく目を見て感じることが多いのが好き。

あと、野田が柄シャツ多くて目がチカチカするw
プレイボーイぽい演出?と思ったら、最後の方、友坂も同じような柄シャツ着ていて「君もか?!」となったw

余談ですが、紙質がいい。
厚くてしっかりしている。
2006年出版当時はこんな感じだったんですかね。
出版社にもよるかな。

1

ブルー

切ないです。友坂が追い詰められてく様子が可哀想で。

野田の転機は中3の教生との恋愛二股捨てられでしょうね。それからは二股当たり前女にだらしない?モテ男です。

友坂は親友の野田と中学から大学まで一緒。最近野田を好きなのだと気づく。

苦しくて悩んでご飯も食べられなくなって野田にも心配されますが、そんな苦しいところでセクハラ店長にちょっかいをだされたりセックスしてみようって翻弄され、野田に気持ちを知られお前ならセックスできるとか抱かれたり。でもキスはしない。

友坂は必死で予防線をはって普通に取り繕ってます。

野田も友坂のことをよく見ていて大事にしてくれてるんですが、違うのよ!友情でセックスしてほしくないのよ!野田の言い分を遮ってしまったので真意はわかりませんが。

ブルーですね。
次巻でどうなるのか!友坂をこれ以上苦しめないで!まさか店長とないよね?

二人がよくタバコを吸ってるのが印象的でした。

2

よくあるパターン、なのに。

大学生の親友同士。片方が片方に恋をしている。でも必死にバレないようにしていて……でも。本当によくあるシチューエーション。まさに王道です。

でもこれ、陳腐ではなく、たまらなく切なくて「BL」のトキメキが詰まってるんですよね。くーーーーー!ってもどかしさに変な声が出ちゃうような感じ。

それにしても、木下けい子さんの、ふわふわととらえどころのないような絵は、こういうストーリーにピッタリとはまっていますね。好みは分かれるのかもしれませんが、切ない&じれったい系BLがお好みの方はやはり押さえておくべき作品だと思います。

3

「親友」と書いて「せつない」と読む。

友達としてそばにいる間、少しずつ友情という気持ちを注いできた器から入りきらなくなった想いが、そっと溢れる瞬間を切り取って描いた物語だと思う。
必然的に一緒にいる時間が長い分、友情が愛情に変わる危うさを誰よりも秘めている親友という関係の二人。
二股三股は当たり前、女にだらしないが人を好きになる辛さは知っているという野田と、お人好しで誠実だが、苦しくて不安な夜を過ごすほど誰かを好きになったことがない友坂。
中三の春に初めて喋ってから、相手が落ち込んでいる時は余計な詮索などしないが、静かに気持ちに寄り添うような心地好い関係を続けてきたはずなのに・・・

野田に恋をしていると気づいた友坂は、バイト先の店長(ゲイ)に冗談とも本気ともつかない感じでセックスをせまられたり、かと思えば「彼のこと好きだろう」と、野田への恋心を店長に見透かされそうになったりと 心の奥に押し込んで、握りつぶしても失くならない親友への想いを持て余し途方に暮れてしまう。
そして、そんな友坂の自分への気持ちに気づいた野田は「お前が望むなら平気だし やれるよ俺は」と、とうとう友坂と体を重ねてしまうのです。

セックスした後も大学で会って、以前と変わらないように見える二人の関係。
でも何気ない日常の一コマで彼らの心情を表してくれる描写が、決して前と同じのままではいられない二人の間の綻びを痛いほど伝えてくれる。
バイト先で店長に「そんなになるまで必死で自分に嘘をついて つらいだろう?」と声をかけられ、彼の足元にすがって泣いている友坂は、とても見ていられなかった。

あの出来事をなかった事のようにして、いつも通り必死で振る舞う友坂に対し野田の気持ちは・・・というところで物語は次巻に続きます。


5

2巻迄読んでのレビューです。

何気なく読んだ作品。
むちゃむちゃハマりました!
せつなさMAXでした!!

よくある「友達から恋人」の同級生のお話なのですが、
とても丁寧に書かれていまして、
先に恋をする友坂のせつなさは半端なかったです。
またこの2人、本当仲がいいんだなーという2人で、
それがまったく無理がないんですよ!
「こいつが近くにいてくれて良かった」って思った所、
お互い相手を大事に思ってる所、
お互い相手を見てるなーという所、
いっぱい心に残るシーンがありました。
最後2人が話し合うシーン、本当良かったです。
野田からの言葉、最高でした。

恋愛ものを読んだっていうより、
お互いを思い合う、いい意味で友情の物語を読んだ気分です。
なんか今回の場合、恋愛って言葉の方が軽い気がしました。

一読の価値ありです!!
おすすめです!!

4

サラリとした学生の日常と、「恋心」

絵も自然な雰囲気で、サラリとしています。
いまどきの男子大学生の日常はこんなんなのかなぁって
妄想が、頭を駆け巡るような話でした。

ふたりともよく言葉にするのが
「友情」、「友達」。
この言葉が片想いをしている受けに
凄く響いて切ない物語となりました。

-------------------

野田(攻め)と友坂(受け)は、中学生からの友人同士。
しかし、野田は女性関係にだらしなく、3股かけてます。
3股とかやりすぎだろー。
こンのやろぉぉ。不誠実だなぁ。

野田は中学生時代、教生と付き合い、フラれたという過去を持ち、
それから友坂にも一切女性関係のことを話さなくなっていました。

ストーリーは、友坂が友人の女性を
ストーカーから護るために夜の送り迎えをしているという話に。
それに対して真剣に怒る野田。
ああ、めっちゃ友情を感じる。
女性関係はともかく、いいやつなんだなぁ、野田。

そして、その話がこじれて、友坂がストーカーから刺されそうに…!!
身を呈して、友坂を護る野田。
ああああーーー、ちょ、死なないでー!!><
でも、友情だけで普通友人を凶刃から護る!?
できませんよ、そんなの。
ほだされちゃいますよー。

女より友情を取るという野田。
そこで初めて、友坂は野田に恋をしているということに
気付いてしまいます。
ああ、このシーン、胸が刺されるほど切ない。


なんとか恋心を隠そう……野田との友情を大事にしようとする友坂。
ああ、もう胸がぐにゃりと潰れてしまいそう。
切ない……。


でも、野田の言うこの言葉は凄い誘惑だと感じた。

「(セックスは)俺、お前となら平気かも。
 友情の力で一回ぐらいなんとかなりそうよ」

ああっ、もう!
なんて言葉!
なんて残酷!
そして、なんていう誘惑!

「友情」で普通、セックスまで出来んだろう!?
それ、できるの、野田!!
友坂もちょっとは、不自然さに気付けよ!
……でも、野田には気持ちはないんだよなぁ…
悲しい。


でも、ついに野田(攻め)に
自分の気持を気づかれてしまった友坂(受け)。
野田(攻め)は、
「お前なら嫌じゃない」
と、友坂(受け)を抱きます。

……同情でこんなことしなくていいのに。
友坂は思います。
ああ、エッチシーンなのに、エロいと感じている暇がない。
切なすぎる。
キスすら無いエッチシーン。
野田の気持ちがないセックス……。
あまりにも友坂が可哀想でなりません。


その後、友坂は野田にはっきり言います。
「俺…お前と友達でいたいんだよ」
自分の気持を隠した悲しい台詞でした……。

野田を好きなことを必死で隠そうとする友坂。
それに気付く野田。

というところで、1巻の物語は終わります。

-------------------

ああ、こんな気になるところで
物語が2巻に続くなんて!

鬼ー!(笑)

とにかく2巻に期待!

4

親友同士だった2人…友情か…恋愛になるのか…せつないです‼

親友同士の友情と恋愛を描いたお話です。全2巻。
「隣の彼」とカラーが同じだったかなあと…。
淡々と進んでいくシーンや台詞、そこに木下先生の繊細なタッチの絵柄が加わることでせつない雰囲気のお話でした。

木下先生もあとがきで書いてありましたが、ずっと親友同士の二人が恋愛になるよくあるお話だと…。
よくあるお話のようで、木下先生が描くと違うんですよね‼
絵柄の雰囲気はもちろん、独特なテンポで進んでいく空気感…読んでいて、木下ワールドにどっぷりハマっていきます。

内容は、高校時代からの同級生であり、大学生に入ってからも親友同士の野田×友坂のお話。

友坂は親友だったはずの野田への恋心にだんだん気づきます。
何かあったというわけでなく、気が付いたら親友を好きだと自覚してしまう…。
野田への気持ちが、恋なんだ…と自覚してからの気持ちの変化が本当にリアルに描かれています。
親友だから、今の関係を壊してしまうのが怖い…伝えたとしても友情として付き合われてしまう優しさだけの関係も嫌、苦しい…
そんな友坂の、心の葛藤や想い…必死に隠そうとする健気さ…揺れて、悩み、苦しみ、後悔しながらも…でも好きな気持ちは抑えられないんです。
そういう心情がじんわりと心に響いてくるお話でした。
女々しい感じではなく、きちんとカッコいい男として描かれているのも好きでした。

野田は、カッコ良くて女にモテて,二股三股なんか当たり前…適当に遊んでいるだらしない男‼
でも、野田には野田でそうなった理由がちゃんとあって、その複雑な恋に対する葛藤を丁寧に描いていた所も良かったです。それが、幼さゆえのせつない恋だったりするから、野田がふらふらした恋愛をしている理由も納得でした。

一巻は、2人の関係が一歩進んだんだけど…
まだ友情からは脱していない、微妙な関係のまま進んでしまった‼ え、〜どうなるの…な感じで終わります(笑)

親友の恋に悩む友坂に、真っ先に気がつき、ちょっかいをかけてくるバイト先の店長もいい味出していて、私的には好きなニオイムンムンで気になるキャラでした♡

友坂の片思いする気持ちに、胸がキュンキュン萌えもあって、せつないお話も好きなんですけど、野田の攻めキャラが今ひとつ萌えまでいけなかったので、評価が低めです。


2

服装が苦手ではある

木下さん買いです
私における、木下さんの作品どちらかの男が嫌い
これが多い

今回であれば、野田は無理でした
シャツの柄といいメガネの具合といい
いけすかないとしか<・・・

親友である相手を好きなるが相手は
女性とつきあっている
告白はできないというような
パターンの作品です

友坂がバイトしている先の店長のほうが
よっぽど良かったと思ってしまいました

親友の定番ではありますが
いつまで友達でいられるのだろうという
言葉は何度聞いても切ないですね

飽きることがない言葉です

好きな感情を押し殺す感じが切ない

友坂が野田から受け取ったタバコを
たまらない感じで口もとによせる
シーン大好きです
このシーンをみてぐっときました

2

名作

この作品を読んで、木下けい子先生の作品にハマりました。
言わずと知れた名作ですね。

ストーリーは、同性の親友への恋心を自覚して悩む、というBLではよくある設定のお話です。

しかし、同じような設定のお話の中でも、この作品は特に印象に残っていて、思い出しては何度も読み返しています。

友坂の想いも切なかったですが、野田も野田なりに友坂のことを思いやっているのが伝わってきて、さらに切なくなりました。

続編では、ぜひふたりが幸せになりますように・・・とお祈り(?)しました(ToT)/~~~




2

あの頃の「自由」がいっぱい

 私も木下先生の作品が大好きですが、読んでみるまでどうして皆さんからの支持が高いのか分かりませんでした。(カバーがごく標準的な感じだったので。)

 物語の冒頭から、野田が好きだと自覚してしまう友坂。全く、この二股男のどこがいいのかと思ってしまいます。友坂は自分の気持ちが「友情」ではなくて、「恋」だと気づいてしまう。一線を越えてしまった後、これまでの関係が壊れるのを恐れて「友達でいたい」なんて、よっぽど野田のことが大好きなんだなーと思ってしまいます。

 へたれでも、わんこでも、アナログでも、年の差でもありません。むしろこの1冊に「現実」を見たような気がします。自分が学生だったときのことを無性に思い出してしました。講義、大学、居酒屋、一人暮らしのアパート、静かな時間…。
 
 木下先生はこの物語を描くにあたり、大学の取材をしたそうです。そういう「取材力」が根底にあるから、ストーリーも絶対にぶれることを知らない。同級生同士のカップリングといえば、さほど珍しいものではありませんが、ここに流れている静かな時間は甘くて、苦しい(笑)こういうの大好物だなーと思いつつ、すぐに2巻が読みたくなりました。

4

この作品が収納されている本棚

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