ユニフォームを脱いだ元高校球児の松本に抱かれても 抱かれても彼を求めてしまう榊はまるで雌犬だ。

この犬はまだ甘い毒を知らない 2

konoinu wa mada amai doku wo shiranai

この犬はまだ甘い毒を知らない 2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神65
  • 萌×226
  • 萌10
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
10
得点
462
評価数
105
平均
4.4 / 5
神率
61.9%
著者
ここのつヒロ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
シリーズ
この犬はまだ甘い毒を知らない
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784832291331

あらすじ

地元の名家跡取りとしての務めを全うしようと
父の会社で都市開発に奔走する榊は松本との
「男同士のキス」を重要な土地の地主に目撃されてしまう。
男性しか愛せない自分、生涯をかけての仕事、
そして最愛の松本との未来…
最大のピンチに榊が下した決断は──。


大幅加筆。元・犬×淫乱なメス 社会人編。

表題作この犬はまだ甘い毒を知らない 2

元高校球児,自動車整備士
名家の跡取り,会社員

その他の収録作品

  • 描き下ろし

レビュー投稿数10

つなぎ萌え

この犬は〜の続編で、社会人編です。
前作から2年経っての続編ですが、素直に嬉しかったです^^
相変わらず松本がかっこよくて、榊が美人。
表紙の二人の全身像がカラーで掲載されているのですが、
それだけでキュンとしちゃうほど素敵でした♡

そして、内容自体も素晴らしかったです。
いい意味で予想を裏切る展開で、榊の強さが際立っていました。
結ばれたカップルのその後の幸せな姿をみせつつ、仕事の大変さ、男同士の後ろめたさや切なさを描いています。

もしかして、相手を想って別れを切り出すのでは?とヒヤヒヤする場面でも、榊は松本に愛を伝えます。
一定の自戒をもち、踏み込めないままあやふやにしてきた関係。
松本を飼い殺しにしてきたと感じながらも、決して引かない榊。
この人強くて本当に松本のことを愛してるんだな……そんなふうに思わせてくれました。
何度も繰り返される榊の「変わる」というワードに、〝変わりたい〟じゃなく、〝変わるんだ〟という強い意志を感じます。

松本は男前に一層磨きがかかり、榊一筋の忠実なわんこ^^
男前なのに耳と尻尾が生えちゃうのズルいよ。可愛すぎたわ♡

仕事で関わった偏屈な老人・仁藤とその孫・結也とのエピソードは胸に迫るものがあります。
この仁藤も秘めたる思いを抱えたまま生きてきた老人で、不器用な思いを知るほどに憎めなくなりました。

松本を男同士の恋愛に引きずり込んだ後ろめたさを持ち、自分に自信がなかった榊が「自分」を生きる覚悟を決めたラストはグッときて、胸アツです。
バリバリ働いて、松本と暮らして一緒に眠りたいという素直な言葉に感動しました。

また、セックスがとってもエロい!
榊は発情しっ放しだし、松本の身体がカッコいいのにエロくて、とてもドキドキしました♡
榊にとっては優しすぎて少し物足りなかったHも、最後の最後にガッツいた松本がスッキリ解消!
ここのつヒロさんの描く乳首が本当に美しい。
電子なので拡大して見てしまいました(笑)
レンタの修正も文句なしです。

最後までブレず、二人がずっとお互いを思い合っているところが一番好きでした。
時々デフォルメされたコミカルな絵も可愛くて大好きです^^
レンタ限定の描き下ろしがまた面白くて、愚直な松本に笑いました!

9

大人になった彼らの物語

高校卒業から6年後のお話。

榊は自身の父親の会社で都市開発の仕事を。
松本は自動車整備士になりました。
DKだったわんこ(まっつん)は精悍な男性に成長。

これは榊も惚れなおすわ←

榊の仕事である土地買収に関わる地主
(榊になにかと難癖をつけるおじいさん←割と重要なファクターになります)との関係や確執、松本に少年野球の監督の話が持ち上がったり。

想いは変わらない二人ですが、環境や立場が変化していきます。
6年経っても少年のようだった榊が一皮むけます。
まっつんは相変わらずにワンコでイケメンで色男。
でも榊の「いっしょに暮らそう」との言葉の時に見せた笑顔…もうもう♥

Hも全部色っぽい…最高なお話でした。

3

犬の成長が著しい!

絵が美しい、話がよい、エロい
三拍子揃ったバランスのよい良作です。
続編なので1巻を読み返したうえで読みました。
DK時代の直情的な雄々しい犬からのまっつんの成長ぶりがよくわかるので通しで読むのオススメ。

まず何がよいって榊先輩が美人でエロいです。
佇んでるだけでもなんかエロいです笑。
発情しっぱなしの雌犬自認するだけあっておセッセの時のエロさはヤバいです。
またまっつんとの体格差が良いのですよー。

榊先輩目線のまっつんを「君」呼びするモノローグが愛が溢れていてキュンキュンです。
まっつんの甲子園敗退後の涙の告白、卒業前の幸せにする宣言も堪らん。
ほんと相思相愛なのに榊先輩はまっつんを此方側に引き込んでしまった後ろめたさや色んな葛藤で苦しいんだよね…切ない。

まっつんに少年野球チームの監督をやらないかという話が持ち込まれて2巻にも野球要素ありです。
このチームに新しく加入する少年が榊さんの天敵の孫で…
苦のない人生をという親(この場合じぃじだが)の思いはわからなくもないがおこがましいよね…子どもの人生は子どものものなのに。
仁藤と結也の件を通して榊さんも自分の人生を、まっつんと生きる覚悟を決められた。

2巻はまっつんの包容力が!(泣)
あの犬がこんなに漢前に成長して感無量…

エピローグの同棲初日のおセッセがえちえちで最高です。年上の余裕がハードなプレイでグズグズになっちゃうの堪らんなー。どエロいけどここのつ先生の絵が美しくてエロの最中に気品さえ感じました笑。ありがとうございます。

3

前作よりかっこよくなってる

前作の続きですが、お話自体が前回から間が空いていて二人とも高校を卒業して社会人になってます。
とにかくまっつんが前作よりかっこよくなってるし、榊先輩も素敵に。
そしてエロも増し増しで良かったです。
社会人になった榊先輩は仕事で苦労してますが、まっつんが癒しです。
ひょんなことで二人の関係が取引先のお爺さんにバレて仕事に支障が出てしまうけど、一人でなんとかしようとする榊先輩。
まっつんも少年野球のコーチ頼まれたり、それぞれ今いる場所で頑張ってて、取引先のお爺さんに色々辛くあたられるけど、最終的にはまっつんと榊先輩でお爺さんにぶつかって結果認められて良かったです。
まっつん本当に榊先輩大好きだし、先輩ももうまっつん手放せなくなってるし、お互い大好きなのがもう最高です。
ラブラブなお話が読みたいときは是非。

3

かっこよくなりすぎ!

前作よりも色気がとにかくアップしてて二人の絡みがとても妖艶

受けはキレイでいやらしくて攻めが大好きなのにどこかでブレーキをかけていてそれが歯痒くて切なくて

攻めはとにかくかっこよく成長してて、受けを心から大事にしていてとにかく好きが溢れてて

そんな二人なのに、うまくいってるようでどこか噛み合ってなくて

その辺りが、よくある展開なのに切り取り方がすごく上手くて
受けの気持ちの変化に胸が熱くなります

そして、二人の絡みがとにかくエロい!カップルのその後のお話が大好きなのでこのお話は本当に良かった

絵もキレイでお話も満足の一冊でした

2

エロくてなくてもいいんじゃない?

優しい恋のはじまりから6年
各々が選んだ道は 父親の会社を継ぐため

関係にこれといった変化はないものの

エロが過ぎますッ!(怒)

けしからんくらい好きが膨れ上がって 雌犬自覚するくらい発情します まったくッ!(怒)
夢に破れ 打ちひしがれた彼を抱いたところは ちょっと感動したんだけどな

[早く一人前になりたい] そのために諦めた夢の続が かつての恩師からもたらされるも 自分の未熟を痛感し手を伸ばすことができない

きちんとお互いが向き合うとこなんて ほんとにいいんだけど エロが過ぎる
何回も言うけど エロが過ぎます

自分より他人を優先する優しい子達で なんなんだろ? 押しつけられた他人の苦悩と 重ねるようにもたらされた苦難を受け止め それでも誰かの役にたとうとする その先に理解と和解がある

よくある 誰かの助言で簡単に乗り越えました みたいな簡単に乗り越えられる苦難だったらここまでの話にはならなかっただろうな って


二人とも真っ直ぐだし 誠実だし 自分も他人も大事に生きてる子達なんだよね
降りかかる苦難に 託されたものから切り開く未来ってのも この二人の今までがあってこそだし


犬だろうが 犬じゃなかろうが エロが過ぎるのはご愛敬ってことで評価に反映させないとしても コレ読んでよかったわ

1

榊の生き辛さ・不器用さがいじらしくシンドイ

まっつんも榊も…(∩´///`∩)
相変わらずテライケメン…(∩´///`∩)
ここのつヒロさんの作品は眼福です///

2巻に続くと思っていなかったので意外でした。
でもハッピーエンドで綺麗に終わっていたようで1巻だけでは少々不完全だったんだなーと2巻を読んでて気付くんですね…(ФωФ)本当の意味で榊が榊らしくいられる、自分を認めてあげられる。そこに至ってこその幸せ!

…というわけで乗り越える過程の2巻。
読んでてしんどかったです。1巻のときもそうですが、私は榊を見てるとなんか息苦しいんですよ。ず~~~っと息苦しい。にっこり微笑む姿が空気に溶けて消えそうで……息苦しい(;ω;)個人的に榊の笑顔は無色透明のイメージです。透き通りすぎて掴めないかんじ。

うん。なので読後はなんだか安心したという気持ちが強いかな。改めて榊の内側を見るのはシンドくて息苦しくて、凹むほうのシンドイはあんまり耐性がないので今レビュー書いてる最中も手負いの腐女化してるんですが、榊の成長を見守ることが出来て良かったです…!


さてさて。
内容はあらすじにあるように社会人編。榊は家を継ぐべく不動産業に邁進し、松本は野球を全力でやりきって今は自動車工場の整備士。お付き合いは順調ですが、友人にも誰にも言えない関係で…。それは年を重ねるにつれ重くのしかかってきます。そんな中、松本とキスしているのを榊の取引先の大地主に見られてしまい、大地主からは担当を外れ会社から去るよう言い渡されます。また、松本も松本で選択の時が訪れていてーーーと展開します。


榊という人は…ホンットもうね。自分を出すのがとことん下手で不器用さが見え隠れするのがシンドイ。(個人的にこの不器用さが息苦しく感じてしまう…;)恋人のまっつんにさえ甘え下手で見てる方がもどかしいッッッ(;ω;)何もかも忘れて自分を解き放つのはセックスの最中で、めっちゃエロイんだけど…めっちゃエロイんだけど…めっっちゃエロいんだけど!!!(大事なことなので何度も言う←)
でも!!!
違う甘え方してもいいんだよぅぉぅぉぅ(泣)

そのくせね。相変わらずまっつんのことはよ~~~く見てるんですよ。高校時代と変わらないの。すぐにまっつんの心の内に気付いてスッと和らげてヨシヨシと癒やしてあげる。とことんいじらしい年上受けで、もう…(;ω;)愛情かけて育てるのは上手なのになんでこんな愛され下手なん…?いろんな意味でシンドイわ…。

そんな榊の不器用さを知ってか知らずか、まっつんの愚直な愛し方というのかな。とにかくストレート押ししかない元甲子園球児の硬派っぽさ+年下攻めのWコンボが駄犬っぽくて萌えます(∩´///`∩)中身もすっかり大人になって、ゆくゆくは指導者として成長し人格者になるんだろうな~という格好良さもみられて良きでした!

また、今回キーマンとなった大地主の仁藤。嫌な役回りかと思いきや、彼には彼の"人生の正解"があったのですね。自分の選択が正しいのと信じたくて榊に酷く当たってしまう点がなんとも言えぬ人生の苦さを感じました。老いるまで蓄積した否定と肯定がガチガチに固まった価値観を生む。それを打破する子供のストレートな言葉はもらい泣きしました。

2人の関係が他者にバレ関与してきたことをキッカケに、榊が自分の中に強さを持つ展開が非常に良かったです…!!!後半は無色透明な笑顔ではなく、顔つきがキリッとしていて安堵しました(;///;)キリッと顔がテラカッコよき…////

できればこの先ももう少し見たいです。単にラッブラブ全開でバカップルしてるだけでいい。今までずっと苦しかっただろうから、目一杯幸せなところだけが見たい…。(ラブラブ全開部分がちょっと物足りなかったんだよぉぅぉぅぉぅ。゚(゚´Д`゚)゚。)

4

社会人編でさらに魅力的

高校を卒業した二人がそれぞれ家業をついで仕事も恋愛も両立させつつ、困難を乗り越えていくお話です。

一巻では、松本が高校二年生で野球部のレギュラーに復帰するところまでで終わりましたのでその後の甲子園での話等が所々描かれています。が、それそのものは漫画的なドラマチックな展開にはせず、普通に地元での社会人として進めていくのでとてもリアルで、二人の恋愛もオープンには出来ないところがもどかしいです。

榊の取引先のおじいさんや松本が引き受けることになった野球チームの少年などのキーパーソンが二人のキャラクターや人生観などを引き出してくれて物語としても切なくて深いものとなっていました。

ゲイの方たちが子孫を残せないことを親に対して親不孝と思って、せめてもの恩返しに家業を継ぐと言う考え方になるなんて…早くそう言う考えを持たなくて済むような世の中になるといいなぁ。

1

とにかく顔が…良い!

1は学生時代でしたが、2は卒業して社会人になった2人のはなし。

まっつんは安定にイケメン。むしろ成長してる…
でもでも、榊さんのお顔もめちゃ好きなんです…とにかく2人の顔が良くて良くて、それだけで満足でした笑

話に触れると、仕事のお客さんにまっつんとのキスを見られてしまい、それをネタに脅しをかけられる榊。

このお客のおじさんが嫌な役回りなんですが…最後にまさかの展開が。
じつはこのおじさんもかつて男の人に恋をしていたという。過去のおじさんの恋がとても切なそうで、これ漫画にしたら絶対好きなやつだ…と思いました。

(個人的に)この作品の見せ場は2人のラブラブなところと色気はんぱないエロだと思っているのですが、しっかり深い人間ドラマもありつつで読み応えありました。
でもやっぱりエロが…良かった
榊さんの色気が半端なかった!あと、まっつんの犬具合もところどころ現在でした。本当に2人の関係性が素敵で好きな作品です。

1

前巻からHシーンが進化している!?

相変わらず絵が美しすぎて見惚れます。前巻から6年後のお話で、榊はちょっと童顔になり、松本は本当にイイ男に成長してます。扉絵のつなぎ半脱ぎ最高でした!
すでに付き合ってるのでHシーンが最初から何度もあるんですが、激しさが増してるのに綺麗さを保っててすごいです。開脚ひとりHすら上品に見えてしまうんですよ!
ストーリーは二人の同棲までのあれこれかと思いきや、榊がとある地主の私情に巻き込まれたり松本がまた野球と関わることになったりと、いろんなところにドラマがある地に足のついたお話でした。途中、地主おじいちゃんに主役を持ってかれてた気がしなくもないですが…。
二人に焦点をあてると、男同士で付き合っていくために、それぞれが自分の中で決意を固めていくような、精神面を整える過程を描いた続刊といえるのかな。カップルが直接傷付け合うことはなくて良かったです。
ラストはがつがつH。汁が飛び散ってるけどやっぱり綺麗で眼福。次はプロポーズ編とかこないかなあ。松本のキャラがツボなので、まだまだこの二人のお話読みたいです。

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