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『男が男を愛する時』シリーズの最後です。こちらは文庫化されなかったので、コミックスのみです!そして、表紙が剣崎×新川ですっΣ(゚д゚;)
むつこ様のレビューのシリーズ紹介にちょっと記載違いがあります。コミックスは『男が男を愛する時』・『ラストワルツ』①②・『ナイトキャップ』・『イロコイ』①②③・『ウブ』①②です。
私がお勧めしている文庫版込みの順番は『男が男を愛する時』のレビューに記載しています。
『イロコイ』で晴れてカップルになった鷹秋と新川ですが、上手くいきません!私は新川に同情してしまったな。鷹秋はいくらなんでも過保護です。お母さんだってそこまでしないよ。上に立つ者として当然のことなのかもしれないけど、鷹秋の言葉がとても説教臭く感じてしまいました。
新川以上に同情したのは剣崎です。『イロコイ』の時より振り回されている・・・。
鷹秋は仕事のことになると饒舌なのに、恋になると言葉少なく、けんかしても一方的に新川ばかりが話しています。綺麗に収まったはずの『イロコイ』からのこの展開。
2巻に続いて、しかもあとがきが無いので、先がとても気になります!
『男が男を愛する時』→『ホワイト・ブランド』→『ラストワルツ1~2巻』→『イロコイ1~3巻』と続いてきたシリーズの最終章です。
ホストクラブを舞台に、男たちの戦いをよくぞここまで描きあげたもんだなと思いました。
最終章は、イロコイのラストでやっと付き合うようになった新川と鷹秋の軋みから始まります。
新川には男としてのプライドがあり、鷹秋に釣り合う自分になりたいと、必死で大きな男になろうとしている。そして疲労していく。
鷹秋は鷹秋で、影から新川を助けようとするものの、そういった行為が余計に新川を傷つけることになるとは気づかないでいる。
新川は自分を好いてくれる剣崎のところに逃げるように通うようになる。
なんていうか、「男同士であること」を徹底的に追求してましたね。
恋人同士であると同時に、男としてのライバルでもある、みたいな。
こういうのって男女のラブストーリーじゃ描けない部分なわけで、「これ、男女カップルにしても違和感ないんじゃ?」というBLが多いなか、新田さんはさすがだなァと思いました。やっぱ私はBLでは、「男だからこそ」って部分が読みたいんだよね。
2巻へ続く。
10年かけて完結したシリーズ、次が本当の最終巻です。