電子限定描き下ろし19ページ付き
zettai hukujuu meirei
ドムサブのことよく知らない状態で読みました。
同じくよく理解していない主人公が、第三者の大人から説明を受ける形で話が進みます。
一気にドバっと説明されないので頭に入りやすかったです。
倫理観? 貞操観念? はバグってそうな世界観でした。
男同士とかの葛藤も特にないのかな?
そこら辺はふわっとしてました。
プレイはわりと可哀想。
エロ同人に慣れた身としてはヌルいですが、商業BLとしてはハードだと思います。首絞めとかある。
ただ陵辱ものでは無いので、めっちゃくちゃ可哀想ではない。
とはいえ気になったのは、初手のルール違反によるお仕置き(同意してない)が性的な内容だったこと。それは、強制わいせつでは……?
恋愛と言うより主従関係のような纏まり方で、物足りないと言えば物足りないかも。
先輩から主人公への感情が徹底してペットの代わりっぽかったのもちょっと怖かったです。
でも、それも魅力の一つなのかなと思いました。
ドムサブの内容自体はそんな感じでしたが、キャラは結構すきです。
というか受けの不良としてのクオリティが高くて、めっちゃ拍手したい。
BLにありがちなエセ不良ではない。
寡黙で暴力的。未成年の喫煙に飲酒、夜間に無断外泊して女引っ掛けてる(多分)。
外部の不良たちと交流があって、唐突に声掛けても車で迎えに来てくれる。
寡黙不良なので、無駄な喧嘩は避けたいと思っている所も逆にポイント高い。
そして先輩やらドムサブやらで悩んでる時にやたらウジウジしないのも良い。
不良になった原因はドムサブ設定のせいですが、めっちゃ不良してるやん……ってなりました。
むしろこの男が真面目に野球してた時のことが想像出来ないです。
そしてこの受けに対して優等生で先輩の寮長(ちょっと不気味)ってのも組み合わせとして最高でした。
この先輩ほんとに地味に怖かった。
キャラだけなら神捧げたいです。
しかし内容はドムサブなので? そう言う行為ありきと言うか、偶然そこに居たからそうなったって感じでした。
主人公みたいな不良がサブ(誰かに服従したい本能?)なのは可愛いのですが、それを自然に自覚&受け入れさせ、陵辱にしない為のチート設定だなぁと思いました。
だからこそ、最初は同意を得て欲しかったです。
ドムサブは詳しくありません。
この本だけの説明だと支配したい・されたい本能が「欲求」と表現されてたので、
欲求なら我慢できるものじゃないの?と思っちゃいます。
自分ではどうにもできない感じじゃなくて、さらっと描かれてて、
それで素直に従ってイラついて何してんの?って…。
説明は全部後出しで、内容はしっくりきません。
もっと受けの心理描写で悔しさとかもどかしさとか戸惑いなんかを伝えて欲しかったです。
それと分からなかったのが、
ドムサブって支配したい・されたいだけで
酷いことをしたい・されたいわけじゃないんですよね?
なのに縛ってえっちするのはなぜ??
ドムの本能にはなんかそういうのがあるの?
この一冊だけでは分からない
ドムサブ界の暗黙のルールが含まれてるのかなあといった印象でした。
強気ヤンキーな受けが、どんどん自分のSub性を受け入れていく様が、
本当に可愛いです。。
しかも受けも攻めも顔が好みすぎます。
ザ優踏生×ヤンキーが好きな方はぜひ読んでみてください。
しかも、三角関係などもなくお互いが自分の性を少しずつ確かめ合い、愛し合ってます。
攻めも受けもお互いをしっかり好きで、可愛いです〜〜!!
プレイを、攻めが優しい言葉で受けちゃんに確認しながら勧めていく感じが、
学生のリアルな幸せDomSub感があり萌えました。
その後の二人も見てみた過ぎます。。。
タイトルから想像する内容とは少し違って、第二の性として認識されるドムとサブの関係を描いた作品。
学園もので、愛があるのでドロドロせず気持ちよく読めます。
この関係性を描いたものを読んだのは初めてで、なかなかよかったです。
いらいらして問題ばかり起こしている菊馬。保健の先生の指導で、自分がサブだと告げられる。サブとは、ご主人様であるドムに服従したいという欲求をもつ性。
そんな菊馬は寮長である高澄と同室にさせられるが、この高澄がドム。生涯のご主人さまと出会い、高澄に命令され、それに従うことでアイデンティティを確立させていく菊馬。
SMが、肉体的な痛みを伴うのに対して、ドムサブは命令と服従という精神性が主で、こちらの方がより官能的かもしれません。
Dom/Subユニバース不足で読みました。
読んでいて思うのは、Dom/Subの性でない私たちは何をしても滅多に褒められないし甘やかされない、命令だって殆どしませんね。服従はある意味ブラックでしてる人はしてますが(笑)
Subが褒められたりご褒美で気持ちよさそうにとろけたり、Domが命令して足元に寄るSubが可愛かったり、そういうところが、心が砂漠化した現代人(というよりもBL読む層?)には潤いに感じて求めたくなります。
現在数少ないD/S作品の中で、サブスペースをしっかり描いてあるのが良かったです。大柄で男らしい菊馬が訳もわからず全身ビリビリさせているのが…!
逆に、“命令をきいたSubを褒める””褒められて心地よい”という描写があっさりしていて物足りなかったです。
精神が安定せず暴力的だった菊馬が落ち着いた、ということになっていますが、もっとトロンとした菊馬が見たかったし、今までの心の隙間を埋めて癒してあげて欲しかったんです…!何目線なんだろうこれは。
その褒め&トロが少ないので、プレイ=性的な関係(しかも結構ハード)、と勘違いしやすい作りになっている気がします。
あまあま路線ではないからですが…
この主人公の菊馬はすごく良いキャラで、暴れ馬とSub性のギャップが最高です。リアクションや台詞も面白くて好きでした。
逆に攻めの高澄はキャラも過去も薄かったし、何だか頭もぺったりしてます。
セーフワードは今までのDom/Subで一番センス良いと思います。
素行の悪さのあまり高澄と同室にされてSub性に目覚めてしまった菊馬(受)と寮長であり剣道部主将の爽やかイケメン風でも実は結構歪んでるDom性の高澄(攻)の、お互いの信頼関係を作り上げていくお話です。
苦手な人向けに書いておくと、和姦中に首絞めプレイがあります。
「Dom/Subユニバース」の入門にはもってこいの作品です!
命令をしないと心身に支障をきたすDom
命令されないと心身に支障をきたすSub
普通のSMは、プレイしなきゃ欲求不満にはなれど、死ぬってことは滅多にないとは思います。が、この世界では「命令しないと・されないと」最悪、命に関わっちゃうんです。
最近無性にムシャクシャしている菊馬はある日、保険医にSub性だと告げられる。にわかには信じられない菊馬だったが、部屋移動で同室になる高澄に会った瞬間に、命令に従ってしまい、それを自覚してしまう。一方、周りよりも早くDomの自覚に目覚めていた高澄もまた、Domの衝動を部活動や学業にぶつけて昇華させていたが、心にはむなしさをかかえていた。が、ある日、尊大な態度の菊馬をみつけ、幼少時に可愛がっていた犬を思い出し、心を揺さぶられてしまう。そんな二人が相対したときに、お互いのSubとDomを感じ取って、関係が始まっていく訳ですが。お仕置き、ご褒美、Subスペース、セーフワード…心の距離も体の関係も深まっていきます。そして「契約」です。
「第二の性」に疎い菊馬に保険医の先生が要所で説明してくれるので、迷子にはならずに読めました。二人の関係が進展していく過程がよかったです。
あと、興味深いと思ったのが、あくまでも私の主観ではあるのですが、甘々だし、愛情はあるのですが、恋人同士よりは信頼しあうパートナー的な感じに見えたことです。このあたりの「恋愛なの?主従なの?」的な関係性要素も、このジャンルで掘り下げたら面白そうなポイントだなぁと思いました。
面白い設定でした
SMに近いようで、違う支配と服従
精神的だけでなく身体的にもそれが活きてくるので、エロかった
服従がヤンチャなヤンキーで
支配が優等生の寮長
組み合わせだけでもドキドキします
そういう設定なので、いきなりというか身体が言うこと聞かないみたいなところがあって、トントンと進んでいきます
けど、ちゃんと二人の気持ちも動いていくのできゅんきゅんします
エロエロなのに純愛で、そのアンバランスさがとても良かったです
絵も綺麗で読みやすかったです
キタ〜ッ‼︎
電子単話の試し読みで非常に興味を持ち、まとまるのを待っていた作品です。
興味、というのは「Dom/Sub」の世界観。
元々SMはなんとなく好きでした。でもDom/Subを知ってからは、私の好みは痛みや加虐被虐というよりも「支配」の関係性かも、と感じています。
そこで本作。
本作内ではオメガバースのように「第二の性・DomとSub」という世界観がある。
主人公の高校生・菊馬は、最近暴力的な衝動を自分で制御できない。
すると医務室に呼び出され、健康診断の結果、菊馬は「Sub」である、と判明した、と言われ。
菊馬は当然反発するけれど、寮の同室になった寮長の瓜生高澄に「命令」されるとなぜか力が抜けてしまう。
そう、高澄は「Dom」。
…という冒頭。
知らなかった自分の性と新たな高澄との関係性を戸惑いながらも受け入れていく菊馬が描かれます。
対して高澄の方も自分がDomである事で周囲との壁や満たされない虚しさを感じているのですね…だから高澄の方も菊馬を必要とするという対等性がある。
ただ…高澄による菊馬との関係性構築が、「調教」或いは性的快楽系になるのはBL作品としての限界か⁇
高澄も元々自分の子供時代の飼い犬の忠誠心・疑わぬ心・真っ直ぐ甘えてくる姿を菊馬に求めていたわけで何も性的なものだけが結びつきではないのだから。
私自身も、Dom/Subに性が必ず絡むべきとは思ってないので、今後このジャンルの成熟を待ちたいです。
とはいえ、本作のエロはなかなか刺激的です。荒くれ的な菊馬が優等生タイプの高澄にあんなことこんなことをされてトぶ姿はイイ。
オメガバースではΩが不憫な受けになりがちで、そういうのがあまり好みではないので、今回Subの菊馬の方が粗暴で体格もいいのも良かった。