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上下巻だけでは終れない!
そうです、まだまだ続くコルセーアの世界。
読者としても、もっと掘り下げて欲しいと願わずにいられない!
プレヴェーサの新しい船員マオはカナーレが拾った犬、しかしアヤースの最大のライバル。
カナーレの部屋に居る事も気に入らなければ、ベッドで一緒に寝ている事も許せない。
マオ(犬)への対抗心はまるで人間の男に対するもので、アヤースとマオはカナーレを取り合い、一触即発のムードに…。大人気ないアヤースの行動にカナーレも困り果ててしまう。
ある日、偶然見つけた小さな商船を襲撃しようと近づいたブードゥーズ(アヤースの指揮する艦)は、護衛船・ガレリア騎士団と一戦交える。
アヤースにとって因縁あるガレリア騎士団、好敵手ギルベルトとの対決はアヤースに3年前の過ちを思い出させます。
勝利の余韻も束の間、ベル・エイメ(本船)にシャルクの元暗殺者・ナフェルとセレイが密航してきます。
シャルクから逃げてきた二人から、セサームに新たな暗殺者が放たれたことを知ると、カナーレはセサームを助けるべく一人で船を降り、ピサールへ向かいます。
プレヴェーサに迷惑がかからないようにと配慮した行いが裏目に出ます。
一人になったところをガレリア騎士団に掴まり牢屋へ閉じ込められ、セサームにもらった指輪も取り上げられ、セサームを助けるどころか逆にピンチを作ってしまうカナーレ。
アヤースとマオはセサームの元を訪れ、セサームの護衛を引き受ける代わりに、カナーレ救出に協力を求めます。
騎士団団長マーヤ(女性)とアヤースの確執。
騎士団とセサーム、陰謀に巻き込まれるカナーレ、教団内に潜むシャルク、などなど。
新しく加わった味のある沢山の人物と犬が、陰謀と策略の渦中で大活躍します。
誰一人、憎めないのがコルセーアのよいところ。
牢屋で鉄格子越しのセックスなど、今回も読みどころ満載です。
良い感じのラブラブっぷりです。カナーレの一歩引いたような謙虚さが好きです。
そして、犬のマオ。犬に水掻きがあるなんて初耳。
検索したら本当に水掻きのある犬がいるんですね。びっくり。
マオに焼きもちをやくアヤースだけど、そこは海のように広く大きい気持ちで見守って欲しい。
アヤースとマオが仲良くなってカナーレも一安心だと思う。足元をうろちょろするマオはハウルのヒンを思わせます。
セサームがまた登場で個人的にはセサームが一番好きなので嬉しい。
セサームさん、すごく優しいけど皆を手の中で転がしてそうです。
カナーレもアヤースもヤーンも。
セサームに何か言われたら、反論出来ずに皆、言うこと聞きそうですね。
カナーレの帰る場所も死に場所もアヤースの腕の中、アヤースの命も自分の手で終わらせたいというのは悲しい。
でも、それが相思相愛になってるし究極の愛ってことなのかなとも思う。
憎きシャルクどもです。
今回はカナーレ、アヤース共にそれぞれの過去に関わる人物が出てきて。
それに振り回されるというか、事件に巻き込まれていくというお話。
CDでは前後編になっていたので、1枚目がかなり衝撃的な終わり方をしていたのですね。
当然ながらCD先行組の私は脳内で音声変換をして読みました。
感想がなんだかいつも同じようになってしまうのですが、CDよりも情報量が多い分、コルセーアの世界にのめり込めたような気がします。
今回のお話の中で好きなのは、やはりカナーレの恐慌してるシーン。
どれほどにカナーレにとってアヤースが大きな存在であったかが示されるシーン。
いくらセサームのためにと動いていても、セサームを大切に思う気持ちと、アヤースを想う気持ちは明らかに違うのです。
それをひしひしと感じさせられる。
セサームとのことは過去であって、今は想い出の1つに過ぎなくて。
アヤースは現在、そして未来を一緒に生きていく、死んでいく存在。
そんな唯一無二の存在であることをヒシヒシと感じさせられました。
また、アヤースにとってもいかにカナーレが大切かということも。
仕方なしにとはいえ、自分の行いによって傷つかないはずのないカナーレを常に思って想って。
近くにいても離れていても、熱く想っていることが感じられて。
なんというか「ホンモノの恋をしている」という印象を受けました。
そして、CD聞いて気になってた部分。
それは鉄格子越しのえちシーンなのですが。
そうか、そうだったのか!
どういうことになってたのかちょっと気になってたんですが。
答えは、指2本だったのですね(爆)
謎が解けました。
「帰途」
カナーレのための剣を刀鍛冶に頼みに行った2人。
その新しい職人は、肌を合わせることで測量すると言い出して…。
スゴイ子だなぁと思ったのが第一印象。
気に入った人物の物しか作らないにしても、男女受攻問わずというところがスゴイ。
一体、何人ぐらい相手したんだろ…と思ったのは内緒です(主に受希望)
ですが、そんなことは当然アヤースが許すはずもなく。
ただでさえ独占欲の強い男ですから。
カナーレはアヤースに対しては許容しようとしますが、ホントの気持ちは別にあって。
それを言っていいものかどうかさえ迷うほどに自分の存在に自信がなくて。
そんなカナーレに自信を与えてあげられるのがアヤースなのだなと。
『コルセーア 上・下』は私にとって、一人置いていかれたような作品でした。
当初、本気でカナ-ルとセサーム様は一緒になるものだと信じて疑わなかったのですが、読み終えてみるとカナーレが選んだのはアヤースでした。
そして一度読んだきりコルセーアを再読するということはありませんでした。
しかし、新刊が出るたび水壬さんの作品はすべて買っているためコルセーアシリーズも買っていました。
ようやく私の気持ちが落ち着いてきたので、続巻を読み進めました。
そして…、この巻いいですね。
何がって、コルセーアの世界観がよく作りこまれていることは勿論、カナーレがセサームから貰った指輪を大事そうにつけているのを見てセサームとカナーレの仲にアヤースが嫉妬・不安のようなものを抱える姿もいいですし、マオという犬の存在がいることによってアヤースが可愛く見えたり、特に後半、死んだと思い込んでいたアヤースが実は生きており、その姿を目の当たりにしてカナーレは思うのです。
もう二度と、あんな思いはしたくない。
そして生まれて初めて誰かを殺したいと思い、剣を振るうのです。
自分の手で殺したいほどに愛したアヤースに対して。
この破滅的な思い、好きなんです。
しかも弱者が強者に向かっていくのではなくて、お互いに本当に強い剣の使い手。
本気で殺すつもりで戦わないと自分が死んでしまう張り詰めた空気。
アヤースは必死にカナールに声をかけながら戦います。
しかし止まらないカナ-ルの剣。
ああ、この二人だったら仕方ないか。
カナールにはアヤースしかいないように、アヤースにもカナールしかいないんだな、と実感した場面でした。
しかし未だにヤーニくんとセサーム様の話は読めないでいます。
まだまだ、気持ちが整理できません!
すみません!!
思いっきり名前間違いしてます。
こちらのレビューを書いた当時、たくさんレビューを投下していた時期でろくに読み返しもせずに、ようやく「はっと、やってしまった」と気がついたら書き直せる期間を過ぎていました…。
そしてこの度、そうだ!ここにお詫びを載せようと気がつきました。
カナーレ!カナーレです!!
ドラマCDから入って、ありえねーーーーーぐらいハマったコルセーア。
読んでいて、いちいち脳内で音声つき再生されて困るんですが、これ。。。
コルセーアの世界観も好きなんですが、何がいいって主役脇役問わず、キャラが個性的なんです。
女性キャラもカッコイイし、悪役にも一分の理があり、憎みきれないのが多いのも特徴か。
で、「風の暗殺者」ですが
ドラマCDでは最高評価つけたんですが
原作は、えっ?あれっ??って感じでした。
起承転結はしっかりしてるんですが、コルセーア上下に比べると、ちょっと駆け足なんです。
うーーーん
本来は上・下巻になるほどのボリュームがあったんですかねぇ?
ドラマCDのほうでは上下にわかれてます。
カナーレは何かっていうとぐるぐるしてしまいやすい子なんで、カナーレのぐるぐるをもうちょっと追いかけてもよかったかなと。
ただ、初めてコルセーアに触れる方にはこれぐらいのコンパクトなほうが入りやすいかもしれません。
で、コルセーアのひとつの見どころだと思うのは
アヤースとセサームの対面です。
元・恋人と、現・恋人。
セサームは地位も名誉もある大人として、ひとまわり年下のアヤース相手に余裕ぶっこいた振りはしてますが、
心中おだやかじゃないのがにじみ出ているw
やれカナーレは我が息子だのなんだのとすり替えてはいますが、
大人らしくきれいに身を引きましょうスタンスをとってはいますが、
未 練 タ ラ タ ラ なんですけどw
一方のアヤースはかなりわかりやすい嫉妬を力でねじふせている感じです。
二人が対面したときの妙な緊張感、ワタクシは秘かに楽しみです。
おまけの『帰途』では、風変わりな刀鍛冶が登場しますが、
これもぜひ外伝が欲しいキャラです。
完璧な剣を作るのに一晩抱かせろっていうのは、どっからどうみても
口 実 だ と 思 い ま すw
アヤースには抱かれたい、カナーレは抱きたいって、なんつう強欲な(笑)
あわよくば3Pやらせて!とか考えてるだろ!wとニヤニヤしてしまった。