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「ま、まだ…っイッてるみ…てぇ…ッ」
egoism heat
なんかすごいお題過剰というか、数冊分読んだような読後感。
最初は、まだ結婚したくないΩの正真がお見合いさせられて、苦し紛れに偶然会ったゆきずりのα男性に「恋人のフリをしてくれ」と依頼する…
…という始まり。
そのα・叶汰はそのまま正真の家に入り浸り、ヒモになる。
フリだったのに叶汰は半ば強引に正真を抱き、正真も憎からず流されて…
フワフワと擬似同棲みたいな毎日に襲いかかるのが、見合い相手のα女性の怨念!
正真が嘘をついて破談にしたせいで病んだ彼女は、正真を監禁してレイプ。
α女性はtnkがあって性的に男性と同じなんですね…コワイわ…
その後正真はトラウマを植え付けられ、心配した叶汰と病院に行ったら妊娠判明!
もうジェットコースターみたいですよ。
そういう正真視点の波乱万丈のかげで、叶汰のバックグラウンドにも色々ある。
叶汰も何かを隠しているのです。
そこを話してくれるまでは一緒にはなれない、そう思い詰める正真は中絶を選ぶ崖っぷちに。
…という感じで、次から次へと切り替わる事件や状況。
なのに最後はあらぁ〜⁉︎と一転空晴れ渡る…みたいな?
いえ、良かったんですよ。良かったね〜なんだけど、振り回され感?っていうの?
途中が鬱いからドッと疲れたかも。
自分可哀想、頑張ってる自分えらい、親から可哀想に思われてる自分可哀想な、なんだか自己中にも思える、本作で一番エゴイズムヒートしてるΩ受・正真。
顔よし、スポーツも運動も抜群なαだからこそ、自分も家族も彼自身の体を許してあげることができなかったα攻・叶汰。
そして本作のもう一人の攻。お見合い相手の女性で、当て馬的ポジションα攻・江宮。
本編を読んでいる時はそんなに気にならなかったんですが、読み終わってみると、正真の独りよがりの正義感というか、自分さえよければいいという身の振り方に、なんだかもやもやしました。
自分が悪者になりたくないから、嘘をついて江宮を傷つけ。
江宮で失敗したからこそ、叶汰には自分から歩みよろうとしているような、実際には正義感によった独りよがりのようにも見えたわけですが、結局自分が期待する返答が得られない時は、ヒステリックを起こして部屋から締めだしてしまう。
Hシーンやヒートの時の正真は、可愛くて大満足でしたが、それ以外のところでまったく好きになることができませんでした。
オメガバースといえば、オメガ側が可哀想な、苦労してそうな描写をされることが多い様な気がしますが、本作はめずらしくαの苦悩に寄り添った、良作だったと思います。
性別に関係なく、人それぞれの苦悩があって当たり前で、αの二人も例外ではありませんでした。
叶汰と江宮さんには、幸せになってほしいですね。
江宮さんが、悔しげに吐露した言葉がすごく切なくて、本来は持っている側の立場なのに、彼女の心の弱いところ、繊細なところが覗き見えて、切なくなりました。BL作品に出てくる女性キャラクターで、ここまで幸せになって欲しいと思うキャラクターには初めて出会いました。
ゆるゆるラブコメ、ヒモαに絆されちゃう真面目リーマンΩと思ったら、シリアス展開もありの詰め詰め!!
重いテーマもカラッと解決するので、その明るさを良しとするか、そんな簡単に…となるかで読了感変わりそう。私はというと、女αの生態が気になって気になって、それどころじゃありませんでした!!他作品で女αのtnkも腕くらいあると読んでいたので、それは見せてくれんのか!?付いてない?女αがカチカチしているのはお道具?ペニパン?いやでも射精してるし、どうゆう構造!!(実際は、ドアノブの鍵でした…頭も目も悪い)で、いつもは読み飛ばしている、冒頭のオメガバ説明文を読んで、構造が変わるのね…と一旦、落ち着く。もっとエゲつなく襲ってくれた方がいっそ楽しめるんですが(鬼畜)求められる要素ではないですよね…その後の、好きでもない人の子供を妊娠しているかもしれない恐怖、中絶に悩む姿も求めていませんが…そういう困難を二人で乗り越えるのが見どころなんでしょうね。愛を深めるよ要素になってるのが複雑な気分…
女αに襲われた時、叶汰を求めている姿には、あれ?もうそんなに絆されてたんだ?と驚き、事件を乗り越えるだけの想いの強さがあったのも驚き、既存のオメガバ設定にも振り回されちゃいました。高校時代に叶汰が体育の途中で倒れたのも、オメガバだからヒートに充てられてトラブった?と思ったけど、そんな描写もないし、なんだったんだ?とモヤモヤしながら読み進めたり、番になるために噛むシーンもあれ?ヒートセックス中じゃなくても良いんだ…とか。心臓に重病抱えているのに体育やれるんだとか、海外で受けなきゃいけないほどの難病なのに…とかは、まぁ細かいとこは良いやとスルーできたんですが…タイトルにエゴイズムが入ってるだけあって、エゴで相手を傷つけたり自分の首絞めたり、なかなかの身勝手さにときめけずも、ヘビーなトラブルも2人の愛の力で乗り切って明るくまとまっていました。
Kindleで読み放題になっていたので読んでみたのですが、想像よりかなりよかったです。
絵もストーリーもエロも良いのになんで読み放題だったんだろうと最初は思いましたが、今となってはわからんでもないです。飛び抜けて絵が綺麗なわけでもエロいわけでも設定が特殊なわけでもなく、印象にはあまり残らないと思います。良くも悪くも小綺麗にまとまってるなという印象。
でも頻繁に読み返すのってお気に入りの作品よりもこういう安定感があって「程よく好き」な作品だったりします。
(事実、私も短期間のうちに2〜3回読み返しています)
何度も読み返す作品に出会いたい方におすすめです。
叶汰くんがとにかくかっこいい!さり気ない押しの強さだとか、人当りの良さだとか、顔面偏差値の高さだとか、お人好しなところだとか、とにかくかっこいい!それでも若さ故の浅慮や頼りなさや抱えている問題がありましたが、覚悟を決めてからの彼は更にかっこよさを増していました。今後の成長が楽しみで仕方ありません。
正真さんはワーカホリックなしがない会社員そのもの。ですが、そんな彼がオメガであるが故に抱えている苦悩や困難に苦しくなりました。一般的な社会感覚とオメガバ世界の感覚とが違和感なく馴染んでいるので、余計にやるせなさのようなものを感じて引き込まれました。
どちらかと言えば可愛らしさを感じる絵柄で描かれるエロがエロい!しつこくなく、かと言って物足りなさもなく、程好い濃さのエロに大満足です。
そのような感じで切なさもありつつ、徐々に打ち解けていくあたたかなお話なんだろうな、と読み進めていくと、まさかのサスペンス的展開。いや本当に怖かったです。かなりしっかりと描かれている上、画面から受ける迫力がすごくて。画面構成や画力、キャラの台詞などによるものでしょうか。とても印象的な場面でした。
怖さに圧倒されつつも何とか危機を脱したことに安心し、次なる展開に進んで最後まで辿り着きましたが、わりと引きずりました。ですが、あれは必要な展開で、あれだけ印象的だったからこそ意味のあるものになったと思います。オメガ男性をアルファ女性が襲うというオメガバならではの読み応えもありました。
それぞれがエゴイズムのままに行動してしまい、ぶつかり合って傷付け合ってしまった。でも、その結果、得られたものもある。全体的な印象はあたたかさを感じる作品です。
オメガバースは読み慣れているので、説明書きは飛ばしてしまいました。なので女性による男性への強引なシーンがあるのにギョッとしました。
後半でてくる叶汰の秘密も伏線薄めなのでびっくり。
うなじを噛むシーンや巣篭り、ヒートの描写などグッとくるところも多く、キャラクターとお話のテンションはコメディ又はドラマティックで読みやすいです。
けれどいくつかの重大なことが唐突に描かれ、それが一つの作品を通しての繋がりに感じられませんでした。正真のエゴから起こる物事といえばそうなのですが。
あと、みんなおデコ狭すぎなのが気になる…
kindle unlimitedにて
一冊丸ごと表題作でした。ページ数以上のボリュームを感じる内容です。
最初はよくあるラブコメかなと思っていたら表情を変え良い意味で裏切られるし展開に引き込まれます!
心理描写が丁寧なのでつまづくことなく読み進められました。
たしかに中盤は人を選ぶシーンがありますが、物語への期待と加速度をあげてくれるエッセンスになっていると思います。今まで見かけたことのない希少なシーンなので私的には大好物でした。
終盤から描き下ろしまで幸せに満ちていてどのキャラも応援し見守りたくなります!
今作がデビューコミックとのことで、今後もこの作家さんの作品に期待大です。
紙本
修正…白海苔&細い線
カバー下…有り
ストーリー的には嫌いでは無いんです。
でもですねどうしたらそうなっちゃうの?ってのが余りにあり過ぎて、自分が素になる事が多すぎました。
まず大槻が江宮にお付き合いを断る時の嘘があり得な過ぎます。
普通に半年付き合ってその気になれなかったって、伝えれば良かったと思います。
またその江宮が大槻に叶汰が居たからって、あれだけ激情する意味が不明でした。しかも部屋の前まで大槻が行かなきゃ成立しなかった犯罪でした。叶汰の電話を大槻が取らなかったのが、このストーリーにしたかったからとしか思えない不自然さです。
それから叶汰の持病ですが、セックスまでしてたのがあり得ないです。しかも検査入院からの渡米して手術、帰国して在宅でリハビリしながらの受験までが早過ぎて訳わかんなくなりました。
女性アルファによる男性オメガへの性暴力もあり得るという目の付け所は良かったですが、とても中途半端な印象でした。
あらすじは、親のお見合いプレッシャーを回避するために恋人のフリをして貰うという王道チックな展開ですが、この作品には新鮮さがありました!いろんな意味で。
ストーリー的には結構シリアスですが個人的にはそこまで重くは感じませんでした。
ラストもハピエンですし、描き下ろしの後日談なんてめちゃくちゃ可愛いく癒されました。
しかし、雑食じゃない限り地雷注意な作品でした。
なかなかお目にかからない「女性αによる強姦」があります。
強姦と言っても相手の女性はお見合い相手で何度かデートした後に、主人公・正真(Ω)が交際をお断りした相手なのでモブ姦ではありません。