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utsumuku shisen
白椿美雪。
白雪姫を超えちゃうんじゃないのかと思うほど綺麗な名前。
そして綺麗な男性。
中学教師の白椿の恋人は
家具デザイナーの新屋
出会いは新屋の祖母と
白椿の母が同じ病院に入院していたこと。そこで出会う。
彰と流一も登場してます。
好きなシーンは、僕と結婚してくれないか。と真剣に伝えるところです。直球ではありますが
新屋と白椿の2人にぴったりな言葉だなと思いました
高久さんの描く男性は
いつも似通っている気もしますが
それでも好きです。
全4話の長編、コラボ的な後日談、ベッドでのプレイを描いたショートが収録されています。
「フロムイエスタデイ」のスピンオフ作品ですが、未読でも大丈夫だと思いますが、可能なら2冊続けて読まれた方が良い気がします。
とはいえ、前作の蓮水×流一はショート連作ですしコミカルテイストが強いので、そちらの印象で読むと予想を外されてしまうかもしれません。でも良い方にですよ!発売年が5年後なので当然の話なのでしょうが、こちらの方が現在の高久先生の絵に近くて馴染みがある感じです。
大手家具メーカー勤務×中学校美術教師という二人の恋愛です。
とはいえ、前半はあまり職業がどうということはなく(私が仕事モノ大好きなので…)、「入院患者の家族」同士という関係で、病院での場面が多かったです。
1話は二人の出会い。馨の祖母が亡くなります。
2話は進展(初エッチ!)。美雪の母が亡くなります。
3話は馨の戸惑いと覚悟。
4話は美雪の嫉妬。そして結婚というハッピーエンドです!
二人ともいわゆる年相応でしっとりと落ち着いていますし、身内が亡くなるという展開もあり、じんわりととした甘さのある作品でした。辛いときの笑顔、支えてくれる存在という素敵な話でした。
バカップルだと思ったのに…という流一のセリフは面白かったのですが、どの辺りでそう思ったのかが気になるところでした。
スーツ×スーツの社会人カップルがお好きな方にお勧めだと思います。
「フロムイエスタデイ」のフピンオフ作品ではありますが、この作品単独で読んでも大丈夫だと思います。
主人公2人は29才と34才なのですが、大人らしい、しっとりとした印象の恋物語でした。
主人公は2人ともどこか影があって、臆病な所があるのですが、努力して歩み寄る2人を応援したいと思いました。
何気ない日常のシーンが多いのですが、夜道を二人で歩いたり、夜の海でのシーンは大人っぽい雰囲気が醸し出されていて素敵でした。^^
中にはコミカルなエピソードもあって、描き下ろしの「馨先生と美雪くん。」では、本編で出てきた台詞の実行編で(笑)、セクシーなシーンなんですが、ラブラブな2人にほのぼのしました。^^
「フロムイエスタデイ」のスピンオフ
蓮見さんと流一くんも登場します。
主人公の年齢が馨さん34歳と美雪くん29歳という大人のストーリー。
馨さんとの出会いを流一くんに話すところから始まります。
初めて出会ったのは病院。
馨さんはおばあちゃんの、美雪くんはお母さんのお見舞いに来ているときです。
なかなか心開けない美雪くんでしたが、馨さんのロマンチックな詩人のようなセリフに反発しながらも、いつのまにか惹かれていきます。
生きているといろいろなことがあり、辛く悲しいことも忘れてしまいたいことも
目をそらさずに、前に歩いて行かなければならない。
そんなときに、支えてくれる誰かがいたら・・・て思うのは誰でも同じ。
自分の気持ちも相手の気持ちも大切だけど、時にはぶつかりあって
泣いたり笑ったり、励ましたりしながら生きていく。
そんなことを考えてしまうお話でした。
大人で落ち着いていて、優しい馨さんが意外にエロおやじっぱいと
感じてしまったのは私だけでしょうか・・・
番外編、「馨先生と美雪くん」イイわぁ~
馨さんの「観念しなさい」は萌えます。
やっぱりエロおやじ?(笑)
出会いが病院な為、最初はちょっとシリアスな雰囲気で始まりますが
最後はバカップルな二人で終わり、「ああ…。良かったなぁ…。」と
なんだかほっとさせられました。
うつむきがちな美雪に、馨が
「素敵なものは見上げた所にあるよ。」と語りかけるシーンは
ちょっとジーンとしてしまった…。
穏やかでいかにも人の良さそうな馨さん、癒し系だなぁ…と思います。
一見クールだけど、実は純情さんの美雪も、可愛らしかった~。
ゆっくり愛を育んでいく二人が柔らかいタッチで描かれている作品だと思います。
しかし、同時収録作品 「馨先生と美雪くん」 には、吹きました。
教師×生徒プレイにノリノリな二人を是非チェックしてみてください^^;
ちなみに、こちらは、「フロムイエスタディ」のリンク作になっています。
蓮水先生と流一もチラッと登場していますよ。
今日、9月2日、高久尚子先生のお誕生日なのですね。おめでとうございます。
先生の作品の中でも、うら寂しい物語のひとつです。精神的負債を抱えた大人がいじらしくも、臆病な気持ちを少しずつ開いて、相手を受け入れていく物語。高久尚子先生の作品は、ハッピーでエロエロだったり、恋に一生懸命だったり、楽しいものも沢山あって、そのいずれも大好きですが、時々、本作品のようなトーンのものがあって。先生の綺麗な絵と相まって、憂いを帯びた青年たちが泣きたくなるほどキレイで。たまらない気持ちになります。
きっと手練れで、恋(のようなもの)を沢山重ねて来た馨と。人付き合いが苦手で、全身で拒絶をしていた美雪。美雪を怖がらせない様に、大事に大事に愛そうとしていく馨。
物語は美雪が、学生の流一に尋ねられ、想い出を語る形で綴られていく。現在の二人は落ち着いた関係の恋人同士だが。そもそもの馴れ初めは美雪が母を見舞った病院でだった…。美雪はその3年間を振り返る。
お互いが、美雪の、馨の世界を変えてくれた人。
どうしたら君を幸せに出来るのか?を真剣に考えるという気持ち。
言葉なんかでは足りないと想うほどの気持ち。
「この人となら、上を向いて共に歩いて行ける。」
「素敵なものは、見上げたところにあるよ。」
心にじわじわと広がっていく、温かな優しい科白がそこここに散りばめられていて、ひとつひとつが大切な宝物のようです。
全体にせつなシリアスなトーンですが、「ささいな後日談」として、「幸せ過ぎて怖いくらい…。」という、ホッとするような描き下ろし付きです♡
『フロムイエスタデイ』の蓮見×流一カプのスピンオフ作品になります。
この2人は今作でも脇キャラとして登場しています。
こちらの作品は読んでいなかったんですけど、お話事態には影響はありませんでした。
逆に、年の差&オヤジ攻の匂いムンムンだったので、オヤジキラーの私としては、ぜひ読んでみたいお話ではありました(笑)
本編のカップルは?というと、
最初から、同居する恋人関係で登場しきます。
そこで流一に、2人の馴れ初めを質問されて、回想するパターンで物語が進んでいきます。
結ばれた2人だということが分かっていても、最初は凄くさめた、冷たい雰囲気を醸し出しているので、
「本当に恋愛に結びつくのだろうか?」と不安に思いながら読みました。
でも2人の心が徐々に…本当にゆっくり通わせていく様が、せつなくもあり、だんだん甘さもおびて、そこはかとない優しい雰囲気の大人の恋に胸キュンと魅せられ、読んでいてとても心地良いお話でした。
家具デザイナーから、美術大学の助教授に転身の新屋馨さん(34歳)× 中学美術教師の白椿美雪(29歳)のリーマン&大人の恋愛もの。
2人の最初の出会いは病院。
美雪は母親の、薫さんは祖母のお見舞いに来ていたのがきっかけで知り合いに。
薫さんが病室の名札「白椿」の文字を目にし、どんな美しい人なんだろうと覗いた先に、美雪がいたのが出会いに!
確かに「白椿美雪」なんて美しい名前ですよね。
でもこの美雪君! 美しいのは名前だけじゃなかったんです。
不器用だけれど、とっても素直な外面も内面も美しい人でした。
薫さんは気づいていないけど、最初に目にした時から一目惚れ状態。
避けられて、怪しく思われても何故か美雪を追いかけます。
それは、美雪のうつむく眼差しが魅力的だったから…この瞳が見開かれたらどんなにいいか…と思っちゃうんです。
頑に心を閉ざし、うつむいた視線の美雪に「素敵なものは見上げた所にある」と教えてくれる薫さん。
病院で会う理由がなくなってしまってからも、お互いに何かを埋めるかのように一緒に過ごしていきます。
薫さん自身も、気ままな恋愛しかしてこなかった大人なので、美雪との恋愛に戸惑いをみせなごらも、それぞれお互いが必要な存在であることに気がつき、心を通じ合わせる様子が丁寧に描かれていくお話でした。
2人とも天然気質なので、余計に優しい空気感を醸し出してくれてます。読んでいて、温かい気持ちになり、ゆっくりとした時間経過が味わえるので、読後感もとても良かったです。
2人の心がじんわりと通い合っていく様が、とても微笑ましくて好きでした。
薫さんはメガネ男子なんですけど、結構エロく見えてドキドキしてしまったのは私だけでしょうか⁉︎
私的に萌メガネでした♡
そして、注目は描き下ろし『馨先生と美雪くん 』。
本編の2人が、先生×生徒というシチュエーションHをご披露してくれてます(笑)
しかも、エロ本持ってきたのがバレて、先生に身体検査と称してお仕置きされるシチュエーション(笑)
2人ともノリノリで笑えます。
本編で、流一君が、ただのバカップルだと思っていたのに…と言ってるんですけど、この描き下ろしを読むと大正解です!と答えてあげたくなりました(笑)
高久先生の、柔らかな絵柄がストーリの魅力を引き立てていて、とても良かったです。
大人ラブが好きな方、リーマン好きの方、エロは薄いですけど、静かでせつなくて、優しくて、とっても温かいラブストーリーなのでオススメです。
すでに同居して1年の恋人同士の馴れ初めから現在までを回想する、という形式の物語です。
物静かな中学教師の美雪は、病院でナンパされ馨と出会ったという。
3年前の美雪は、笑顔もなく警戒心むき出しで、近付いてくる馨を全身で拒否してるような感じだった。
でも一度寝た後はそこまで深く考えていなかったはずの馨の方が本気になりそうな自分に戸惑うけれど、今までの頑なさから一転、縋るように求めてくる美雪に本当の愛を感じて美雪を幸せにしたいと思うようになる。
美雪は恋愛や人の心に疎くて、純情で真っ直ぐな人間だったんですね。後半は一緒にいられる、というだけで涙を流すような甘々な恋人に変身する美雪。
私的には、「寝た」という事実だけであの頑なな態度が貴方無しでは…みたいに180度変わるのが急に思えて、確かに大人の切ないラブだとは思うけれど、そんなもんですか?と思ってしまったのも事実。でもプロポーズはとっても良かったです。ここは感動。
描き下ろしの「馨先生と美雪くん。」ではいきなりHの先生x生徒プレイで唐突感。エロ補給?
結局切ないのか天然なのかわかんなくなっちゃいました。
萌2に近い萌評価です。ストーリーとしては波乱は少なく、終始穏やかだったように思います。といっても、馨も美雪も身近な人の死を経験するところから物語が始まるので、どことなく寂しい雰囲気が漂っているのだけど。美雪が控えめな性格なこともあって、軟派な人物のように描かれる馨に対しても真正面から突っかかるようなこともなく、少々時間をかけて2人のペースで距離感を縮めていき、恋愛における価値観をすり合わせていくような展開でした。濡れ場もほどほどに甘くていやらしく、さすが高久先生ですね。いつもストーリーとエロのバランスがちょうど良い。疲れた時にオススメできる作品です。