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kage no ma ni hana
初読みの作家様です。えっ?!これでデビュー作?すごい!絵がすごく美しくて設定もしっかりしています
表紙の画で鬼の陰間と人との人外BLかと思っていたのですが、陰間の紫宛は人であの角は旦那様への執着と恋慕の証だったんですね~想いが強いほど角は育っていく
執着って怖い
褐色イケメン筋肉ののしさんが、硬派そうにみえて精力旺盛なのがまたね(o^-')b !ドエロい
多分紫宛は死ぬまで旦那様のことが好きなんでしょうね
いつか旦那様よりのしさんを好きになってほしい!
絵がすごく私好みなので次回作期待します!
めちゃくちゃ面白かった!
時代背景を勉強なさってるのがよく分かりました。
あとがきまで素晴らしかったです。
元・陰間の紫苑と、薬師の能之(のし)。
執着が嫉妬が……強い思慕が人を鬼に変えるのでしょうか。
何があっても旦那様を慕う紫苑と、紫苑を愛して恩義より恋慕に囚われた能之。
一途で健気な紫苑は尊くて美しいけど、能之のことを考えると切なくなります。
旦那様が亡くなったことで紫苑の思いは一生無くならないものになり、紫苑を愛する能之にとっては苦しみが続くことになるかもしれません。
でも、人の気持ちは変わりゆくもの。
紫苑が能之を心から愛する日を願って病みません。
(もしかしたら、もう愛してるかも?)
もし能之が鬼になったら、紫苑が死ぬまでツノは無くならないのかな……
治療法が愛する人の〝死〟っていうのが怖いですね。
ラストは、ゾクっとしました。
表紙があまり好みではなかったので1度はスルーしたものの、大好きな時代物ということで思い直して読んでみてびっくり。めちゃくちゃ絵がキレイ!ドキドキしながら読みました。
こんなに美しい絵を描かれる方にも関わらず、なんで表紙がイマイチだったのかなぁ~と改めて見てみたら、肌色の太めの角がなんとも不恰好。鬼の美しさを削いでいるように見えたのですが、この角が実はアレということがわかり、モザイクなしでカラーで見れちゃうとは…今度はにやにやしながら眺めました。
ですが、内容の方はほとんどスパークしなくて、最後まで低温調理といった感じ。と、いうのも元陰間の紫苑の愛情が、最初から最後まで旦那様に向けられていて、肝心の能之の方には向かなかったからです。
居場所を確保するために身体を繋げていただけなのに、徐々に愛情とは違うものの何かが育ちつつあったので、最後にはどっぷり落ちてくれるかと期待してたのですが、残念。
こんなことなら、お顔さえはっきり描かれていない旦那様との切なくなるほどの熱い夜をがっつり描いた方が、角が生える程に思い詰めた紫苑の苦しみがはっきり見えてよかったように思えます。そこから、下げ渡された能之との新たな生き方にした方が萌えるのになぁ。私が単なるオジサマ好きっていうのもありますが。
角が生えるという設定も、自分の想いを口に出せない反動とか思慕なんて程度で止まってしまったのもちょっと物足りないかなぁ。人が鬼になるには、かなりの苦しみとか狂気さえはらむ嫉妬とか、もっとおどろおどろしいものが必要だと思うのですが…。
むしろ田舎暮らしで性的なことに初だった能之が、紫苑本人の資質に加えて、陰間の色気や手練手管で骨抜きにされて、大恩ある御隠居様の命さえ天秤にかけてしまうほど、紫苑への愛情に苦しむところが狂気の狭間に堕ちていきそうで、たしかに角生えそうだわと納得してしまいました。
とても美しい絵だけでなく、時代考証もしっかりされているところにすごいなぁと感心させられましたが、萌えという点では私には少し残念な作品でした。
陰間の紫苑が、旦那様がなかなか会いに来てくれなくて捨てられたと嘆く日々。
額に瘤ができ醜くなったと思ってる紫苑の元に、遭いに来たのは旦那様ではなく旦那様の言いつけで紫苑を引き取りに来た薬師の能之。
能之の家で生活していく中で紫苑に惹かれていく能之。
しかし紫苑はずっと旦那様を思い続けている。
紫苑の額の瘤がどんどん大きくなっていくのに気付いた能之が、紫苑がそのことに気づかないよう瘤を触らないように忠告し、髪も毎日能之は結っていたのに・・・・能之が会話の中で瘤の事を「角」と言っちゃったときは「きゃぁぁぁぁ」ってなっちゃいました(焦)
絵が綺麗で紫苑の美しさが充分に表現されていましたし、ストーリーも切なさがたっぷりでした。
しかし、「あくまでも紫苑の心は旦那様へ」な終わり方にちょっと寂しさを感じちゃいました。
和風で鬼なら読むしかない、と手に取ったこちらの作品。
絵柄に癖があるので苦手に思う方もいるかも?という印象ですが、とても綺麗で和風にはぴったりな描き方でした。
陰間としての受けの切なさや、身と心の寂しさは揺さぶられるものがありました。
花の短い陰間ですから...良い人に請けてもらっても心が休まることはなかったと思います。
それに追い打ちをかけるように、攻めへの下げ渡し。
結局これは旦那様の最期の想いなんですが、受けには伝わっていないのがまた切ないです。
受け側の印象が強く、攻めの心情がわかりにくかったのが一つ難点でした。
なぜ受けに心を向けるようになったのだろう...わかりません。
とはいえ角は最後に取れるのか!という展開に驚きと、締めくくりに和風物語の流れが出ていて、とても楽しく面白かったです。
あとがきも充実されていて大満足でした。
角は裏筋(?)なんだとか...それを知ってもう一度読むと、見方が変わります。
陰間の紫苑は額にできた瘤のために主人から
暇を出され、同じ主人に恩のある薬師の能之の元へと
身を寄せる事になります。
主人に捨てられたと塞ぐも、何とか割り切ろうとする
紫苑。見守るように傍に居てくれる能之と身体を
重ねながら日々を過ごしていくも瘤はだんだんと
大きく目立つようになっていき…
紫苑の瘤〜角の表現が生々しい描き方だなあと
思っていたらその正体になるほど、と納得。
人を『鬼』にしかねない心に澱む欲が実体化していく様を
紫苑という儚げながらも芯を持つ存在を依代として、
人でありながらの異形が持つ異様さと
脆さもある美しさとが共存したいいバランス感で
描かれているなと思いました。
お話の繋ぎ目などで少し気になる点もありましたが、
作者様の江戸時代に対する知識の深さや陰間の髱への
熱いこだわりなど唸らされる所もあり、
切なくも良いお話を読ませていただけて良かったです。
最近の新人さんは、須らく皆、絵がお上手で、この方の絵もとってもきれいで感心する。
時代物ファンタジーの作品も次々と生まれてきて、時代考証や設定もしっかりしているし、みんな凄いよね。
元陰間の紫苑は額にできた瘤のせいで、旦那様に囲われていた家を出されて、薬師の能之の薬園に引き取られてきます。
紫苑、紫苑の元旦那様、能之、それぞれの思いのすれ違い。
秘める物が大きければ大きい程、それはどこかへ現れ出てしまうもので、、、っていうお話。
絵はきれいだし、お話は切ないし、エチシーンはエロいしで、これはもう、神でしょう。
また1つ、江戸BLが生まれました。
表紙は、なんとも美しく、同時に禍々しい異形…
主人公は、陰間の紫苑。
紫苑は大変美しいけれど、額に奇妙な瘤ができている。
そんな紫苑を連れて世話をするのが薬師の能之。
紫苑は思慕していた旦那様に見限られた、捨てられた、と荒れて…しかし、能之は紫苑の不気味な瘤を全く気にせず接してくれる。
そんな能之をカラダでたぶらかしながらも少しずつ信頼するようになっていくが、瘤がどんどん大きくなっていくのだった…
とにかく絵柄が綺麗。
特に私は長髪好きなので紫苑が良い。また能之の逞しさも良い。
2人のエロシーンも良い。瘤が段々性感帯になっていくのがかなりエロい。
ストーリーに関してはちょっとわかりづらい面もあります。
紫苑にも能之にも大きく関わっている旦那様がもっと大きく出てきた方が良かった?頂点に旦那様がいて紫苑と能之の三角形的な、同じ比率で。
表紙の雰囲気から、紫苑は心の中の苦しみ・恨み・哀しみ、それら負の感情に呑み込まれて「鬼」になっていくのか、と思いながら読んでいましたが、最終的に鬼というより美しい雄鹿のような角になって、その後解放されましたね…
続いて能之が…?という終わり方はちょっとゾッとする感じでこれも良かったです。
絵柄は萌x3付けてもいい萌x2、ストーリーはもう一歩、総合「萌」で。