サンタマリア・ハートランド

santamaria heartland

サンタマリア・ハートランド
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神23
  • 萌×218
  • 萌18
  • 中立6
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
11
得点
247
評価数
66
平均
3.8 / 5
神率
34.8%
著者
鳥生莉世 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
価格
¥750(税抜)  
ISBN
9784829686256

あらすじ

某軍事国家サンタマリア・ハートランド。
そこに暮らす、軍人・オリヴィエにとってリヨンは、幼なじみで、同僚で、
好きになってはいけない相手――。

なぜならリヨンはこの国の元王子で、オリヴィエは彼に仕える騎士だったから。
しかしリヨンには幼少期の記憶がなく、その事実を知らずに、オリヴィエへ熱い視線を向けてくる。
忠誠心と恋心の間で揺れながらも、必死で気持ちを抑えるオリヴィエだったが――。

お前の苦しみは俺が背負うから、どうか幸せに。

表題作サンタマリア・ハートランド

元従者、軍人
亡国の王子、現在は軍人

その他の収録作品

  • 祭りのあとに(描き下ろし)
  • カバー下:イラスト、あとがき

レビュー投稿数11

設定はふわふわ

軍人であり幼馴染でもあるオリヴィエとリヨンのお話です。
一見難しそうに見えましたが、国や軍の設定はふわふわしていたので細かいことを気にせず楽しみました。

クーデターを機に王子と従者から幼馴染の親友になったものの、オリヴィエが王子の時の記憶を失ったリヨンを守ろうとしているところが切なかったです。

オリヴィエもリヨンもお互いが好きで両想いにも関わらず、オリヴィエは忠誠心を理由にリヨンの想いを拒絶していて胸が痛かったです。
しかし、オリヴィエの気持ちの変化がよく分からないままに唐突にリヨンへ告白して両想いからの初夜になってしまったので、もっと掘り下げて欲しかったなと思います。

シーモアは白抜き修正でした。

0

関係性が尊い

まず!作画が素晴らしいです。購入の決め手は作画と設定。軍隊モノってロマンがありますよねえ、、こちらは王子と騎士でしたが・・・!

ストーリーは、280ページという分厚めの一冊ながら、この設定を活かすにはちょっとページ数が足りないのでは?という感じです。リヨンが王子だと分かってからの展開が早い!あと、くっついてからのあまあまなところも、士官学校時代のあれこれも、もう少し欲しかったです

キャラクターはみんな魅力的で、ヤンと情報屋くん?のところも、掘ったら色々出てきそう・・・!

萌2よりの萌です

0

切ない、神作品....

ほんとに、こういうすれ違い、切ないし、キュンキュン止まらないし....

攻めは軍人で受けの過去を知っている数少ないうちの1人。
受けは同じ軍人で、過去の記憶を無くしていて、攻めのことが好きだけど、なかなか気持ちが伝えられない。

2人とも幼なじみ以上の関係になってしまうのですが、それより先に進めず、お互いにモダモダしてしまいます....

とりあえずこれよりネタバレしたくないので読んで欲しいです。読めば分かります....

0

軍人萌え、攻め萌え?

攻め萌え作品かな?

舞台、世界観としては銃器が出てくる近代外国風のようなファンタジーのような…軍人萌えもできるかもしれません

受けが記憶なくしてて、実は王子様、攻めが子供の頃に受けと友達になって専属の騎士になってた、クーデターがあって身分を隠して軍人してる、攻めは覚えてるけど受けは何も知らないっていう攻めがしんどい系のお話

元王族〜なシチュエーションはコー◯ギアスみたいなのを連想したかなぁ…?

しかしこれ読み終わってから「受けくんは作中で何をしたかな」と振り返るとあんまり何もしてないような…割としょんぼりしたりピンチになって助けてもらうだけのヒロイン、お姫様役な受けくん
コー◯ギアスぽいかもと書きましたがキャラ性はルルーシ◯系ではないです笑

攻めのオリヴィオくんは一人で頑張ってて健気&ヒーローな感じで好感度高かったですっ

0

思ったよりも壮大な…

 
二人の軍服姿もカッコイイし、元王子と騎士だったりお話のスケールは大きめ。
両片想いのすれ違いもあってドキドキするし、雰囲気も絵も綺麗!
設定もよく、幼馴染だったりと萌えのコンテンツが盛りだくさんでした。

でも何故か、すごく感動した!ともいかず…。
火が焚きつける前に終わってしまったような、不完全燃焼感というのでしょうか…。
シリーズ長編か、小説だったらもっとキャラに愛着が湧いてじっくり読めて超大作になった予感がします。

読むのに苦労した点が、空想の中の異国が舞台で名前の横文字が長めで、偽名もあったりするので初見では入ってきにくいものがありました。
 

1

一途で純粋な異国のラブストーリー

初めて読んだ鳥生莉世先生の作品です。

軍人(警備部) オリヴィエ・カーライルと軍人(情報局) リヨン・ハートランドのお話。

南の海に浮かぶ島国 サンタマリア・ハートランド
民衆によってクーデターが起こり、政権は軍部に委ねられました。
あれから約20年後…
オリヴィエは幼なじみのリヨンと共に軍部に所属しています。
そして、クーデターで家族と記憶を失くしたリヨンを傍で守ってきました。
それには「秘密」があって…。

ヨーロッパ諸国が舞台でしょうか?
鳥生莉世先生の綺麗な絵柄で、キャラはもちろん、背景や街並みなどがサンタマリア・ハートランドのイメージを掻き立てます。
また、2人の出会いやバックボーンを回想シーンに絡めて説明しているので感情移入しやすかったです。
お話はシリアスな展開が多いのですが、ハラハラドキドキすることはあっても重く暗い雰囲気になりません。
これは、鳥生莉世先生の綺麗な絵柄もさることながら、登場するキャラの魅力によるものだと思います。

諸外国のクーデターにより王族が迫害され、某軍事国家になってしまったサンタマリア・ハートランド。
おそらく、この物語の設定を好む方は多いのではないでしょうか?
しかし、後半が駆け足になってしまったのが残念です。
うーん、上下巻にして欲しかったな~。
20年前のクーデターや前国王の兄の陰謀など、もっと深く掘り下げたエピソードや場面を読みたかった(泣)
とくに、最大の見せ場になる大佐との対峙では、命を賭けたオリヴィエの戦いをじっくり見たかったです。

ずっと両片想いの2人ですが、ある「秘密」によってなかなか叶えられません。
それも、リヨンだけがその「秘密」を知らないのです。
オリヴィエとリヨンの気持ちが切なすぎて泣けました。
お互いに好きすぎてどうしていいかわからない…。

このお話には、当て馬は登場しません。
脇キャラとしては、2人の友人 ヤンと上官の少佐、そしてアルド大佐が登場します。
個人的には、数コマしか登場しなかったヤンの情報屋が気になりました(笑)

Hシーンは、ようやく気持ちが通じ合った2人の感極まったエロが見られます。
何年もオリヴィエに抱かれたくて自分の指で〇ナニーをしていたことを暴露したリヨンが可愛い♡
オリヴィエはそんなこと聞いたら爆発しちゃいますよね(笑)
「…ずっと おまえが欲しかった」
あぁ、2人のエロをもっと見たかったよ~。

描き下ろし『祭りのあとに』
本編のその後のお話です。
お酒に酔ったフリをしたリヨンが自分から…。

本編のラストで、リヨンがオリヴィエの名前を思い出したのは嬉しかったな~。
それは、20年前にリヨンが専任騎士に指名した本当の名前。
最初から最後まで、オリヴィエとリヨンのそれぞれの気持ちが丁寧に描かれていて良かったです。
だからこそ、純粋で一途な2人が結ばれた時には喜びで胸いっぱいになりました。
その後、サンタマリア・ハートランドの政権はどうなったのか気になりますが、オリヴィエとリヨンは幸せに暮らして欲しい。

異国の歴史を感じられ、さらにイケメンの軍服萌えも味わえる(笑)
気になっている方はぜひ読まれることをおすすめします。

4

ありきたりだけど好み

王族、クーデター、記憶喪失、主従と、ファンタジー系の王道パターン? 好きですけど! お互いの気持ちはハッキリしてるのに読んでるこっちはイライラしちゃう(笑)好きな相手の気を引こうにも側近ならではの葛藤もあるよね。 まぁ2人の先はよめてしまうのですが、それでも楽しめました。 今回も主役よりも気になるキャラ「ヤン」登場で、2人の手助けをしてくれてます。 のほほんとした感じで演じてますが、彼には彼なりの苦労とかもありそうで、そっちも読みたいなぁ。

2

軍服、主従がたまらない♡

もったいない‥実にもったいない‥っと思う。
1冊厚くて読み応えがありますが、それでも足りないといいますか‥。
2人の過去や軍での生活、脇を囲む登場人物、クーデターの事などなど。もっと詳細に物語が展開していくと更に面白かった。

舞台設定が大きいわりに兎に角、1冊にまとめなきゃっ!BLにしなきゃっ!っと散々焦らしたあげく、無理やりの絡みが展開早すぎで‥ホントに3巻くらい長編でじっくり2人が結ばれるまでの想いを描けたらマジで超大作になった作品かと思います。
画力のある作家さんなので、アクションシーンにもっとページ数をとれたら迫力も上がると思いますし。

私的な感想ではありますが‥。
私の萌は軍服と主従です♡

今作の発売で出合った作家さんでありますが、めちゃくちゃハマる!っというほど好みではないですが、総じて絵柄はとても綺麗で読みやすく、上手いので幅広く受け入れられると思います。

TL(お姫様と騎士)に置き換えてもイケるストーリー。
そういった系もお好きな方にはツボれると思います。

とにかくこのお二人のお話はこれで終わってしまった感があって残念でしかない。
でも。次回作に期待大の作家さんです!

3

もどかしさが凄い。

軍服・幼馴染・主従・記憶喪失・両片想い。萌えの詰め込みセット♪
どれかが誰かの萌えになるって感じですね。

私個人的には、幼馴染・記憶喪失・両片想いがドドーンとツボなのですが
今回は「主従・記憶喪失」のセットが若干ネックでしたね。

妾腹の子だったルカは母親の死後父親に引き取られるが
父にも正妻にも煙たがられ暗いじめじめした部屋に閉じ込められる日々。
そんな中で昼間こっそり脱走して出逢った王族のリヨンと仲良くなり「リヨンの騎士」となる。
が、後にクーデターが起こり死の間際の王妃にルカは「オリヴィエ(王を守護する者)」の名を授かる。
リヨンを救い出しは出来たもののショックから記憶を無くしたリヨンをクーデター首謀者たちから守る為、ルカは王族な事などすべてを伏せ「友人」として以後過ごしていく。


記憶が無いことで、リヨンの中では「幼馴染」のオリヴィエだが
オリヴィエにとってはリヨンは「お守りする」相手。
お互い好きで、お互いに「想い合っている」事が感じていても
頑なにリヨンの愛を受け入れないオリヴィエにあぁぁぁぁぁぁぁってなりました。(笑)
一歩踏み出そうとするリヨンをオリヴィエが制止するシーンは
もぉリヨンが可哀想で可哀想でたまりませんでした(泣)

勿論、ハピエンですのでラストは「リヨン良かったね♡」の気持ちで満たされました♪

3

王道でした。

当初買う予定はなかったのですが、評価が高いのと、pixivで読めた分がよかったので購入。絵の系統と色遣いのセンス、タイトル的にジャケ買いはないなぁ、と思った作品ですが(※個人の趣味の問題です)、ド王道すれ違い系としてはそれなりに面白く、とりあえず買って損はなかったです。評価としては、萌×2寄りの萌というところで。

クーデターが起こり、王政が廃止された国サンタマリア・ハートランドが舞台の物語。王族の専属護衛騎士候補→軍人のオリヴィエ(ルカ)×王子→軍人のリヨンという幼馴染み両片思いカップリング。

物語のポイントは、記憶と名前。これが上手く使われて、二人のすれ違いを生んでいます。

オリヴィエは代々王族の護衛騎士を務める家柄の妾腹の子、ルカ・ベルナードとして生まれ、家族に疎まれる中、王子であるリヨンと出会い、友情を育みます。王族の専属騎士候補としてリヨンから指名を受けたルカは、そのための訓練を受けることになりますが、そんな中で起こったのがクーデター。その時のショックでリヨンはほとんど全ての記憶を失い、それを知ったルカは、リヨンと自分の身元を隠す意味もあって、本名ではなく、リヨンの母である第三王妃から授けられた、護衛騎士としての名「王を守る者(オリヴィエ)」を名乗ることに。目覚めた時からそばにいて、世話を焼いてくれたオリヴィエに全幅の信頼を寄せるリヨン。長い間そばにいる中で、その気持ちはいつしか……、という展開です。

この、「ルカ」→「オリヴィエ」の変化が、物語的には重要なポイント。王族の専属騎士には、王族から名前が下賜されるしきたりがあり、まだほんの少年に過ぎなかったルカにリヨンを託した、王妃の願いの詰まった名前がオリヴィエだったわけですが、当然、それは戸籍名じゃなく、さらに、リヨンは「ルカ」のことは、全く覚えていないのです。

後半、リヨンを利用しようとしたとある人物が、「オリヴィエ・カーライルという人物は存在しない。偽名だ。やつを本当に信用していいのか?」と揺さぶりをかけてくるんですが、クーデター以前の記憶のないリヨンは、オリヴィエがリヨンのために「オリヴィエ」を名乗っていることを知らず、まんまとそれに乗せられて、助けに来たオリヴィエを拒否ってしまう。このへん、なかなか上手い構成だなー、と思いました。

結末は大団円なので、みなさん安心して読める仕様です。王政が倒された国で王族が身バレして(て)も無事、という辺りにはご都合主義感がありますが(上司がアレということは軍の上層部にも旧王政側の人間かなりいそうだし、そもそもどんなクーデターだったの?)、まあ、野暮なことは言いっこなしにしましょう。

お互い我慢期間が長かったせいか、くっついた後はひたすらイチャコラデレデレしています。特にオリヴィエ。それまでは「俺は騎士なんだからリヨンに手を出すわけには行かない」と典型的ヘタレ攻め(しかも、ある程度までやることやっときながら急に我に返って、「女ができた」と言ってリヨンを突き放すとか、なかなかに最低)の振る舞いをしておきながら、死線越えたら、急に吹っ切れてガッつきやがりましたね。何が彼の中の障壁を突き崩したのかが今ひとつわかりにくかったのは、ちょっと残念ではありました。

まあ、ひたすら健気で、オリヴィエの気を引きたいがために夜遊びしまくっちゃうあたりお前カワイイなー、な受けリヨンが幸せになってくれるなら、いいんですけど。最後には「ルカ」のことも、ちゃんと思い出したというオマケつきです。

しかし、これもちょっと気になったのは、BLあるあるですが、リヨンが回を重ねるごとに美人化していること。初登場の時は軍人、しかも遊び人臭漂う登場なだけあって、割と男っぽさがあったんですが、表紙に至っては完全に美人系になってしまっているのは、個人的残念ポイントかな、と。騎士×王子ならそれでもいいけど、軍人×軍人と言われると、もう少し男っぽさを……!となります。

5

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