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巨大もふもふに埋もれたい!!!!!!
kamisama to tobenai tsukai
神使いのシンは、背中の羽が小さくて不揃いのため、飛ぶことができません。そのため一人前の神使いとは認められずにいますが、ある日三十二の山の神使に任命されます。
三十二の神、バグは、普段は大きな毛玉状の神様ですが、実は人の形にもなれる神様です。バグは、澱んだ気を食べる神様で、他の神様とは異質です。
バグは過去にシンと知り合っていますが、シンもそのことは忘れていて、再会までの距離感がもどかしかったです。新しい二人の門出は、でこぼこしたコンビの誕生の瞬間でもあったのかなと思いました。
可愛かったです。
絵柄とお話の雰囲気がよく合っていたと思います。全体的にほわほわ柔らかい雰囲気のお話でした。
羽根が小さくて飛べない神の使い(主人公)と何か秘密を抱えているらしい神様。
主従関係の二人ですが神使いの主人公が神様の名付け親だったりと一般的な主従関係とは少し違った関係性でした。
明確な恋愛描写は無く、主従や恋人と言うより伴侶が近いかなと思います。
設定やキャラクターに気になる部分もありましたが、優しい雰囲気を持った作品かつ主人公たちが応援出来るキャラクターだったので手を止めること無く最後まで読み進めることが出来ました。
どうでもいいのですが、描き下ろしだけ唐突に下ネタでした(笑)
エロさは皆無ですがそういう話もするのかと少し驚きました。
良いお話でした。
バクがモフモフでお目々や耳や手があって。目線だけですごい表情豊かで。まみれたい〜!
再会ものですね。悲しい思い出は消されたまま再会して。
ファンタジーなので、あんまりなぜなぜ追求するのは野暮ですよね。
これからはずっと二人一緒にいてほしいな。モフモフでも良いし人型も良いしどっちも最高だな!
あんなにシンがいじめられてたのに強い子で変にいじけたりしてなくて良かった。
三つ子?の意地悪はちょっかいなのか遊んでほしいのか?
怒られてばっかりだったシンだけど実は嫌われてはいなかったんですね。そこも救われました。
試読版読了、初読み作家。
骨格のデッサンに狂いが少ない、描写が丁寧で綺麗、読みやすかった。
試読後に、本編を購入
生まれつき羽が小さく飛べない神徒、シン。
ぶっきらぼうで喧嘩ばかりしているけれど、真面目。
シンが神徒に任用されて任されたのは32番の山。
その山は、誰も足を入れたことがない、モフモフした神がいる山。
シンとその神様は、実はずっと昔に会ったことがあるらしい。
お決まりのパターンで、シンが徐々に過去世の記憶を思い出していく。
主従愛。BのLとは言えないかも。でも心が洗われるような純朴な筋書き。
作者さまの「となりの男」を読みまして、他の作品もと思い、こちらを読んでみました。
神様と神様のお世話をする神使いが登場するファンタジー。
神使いとしては羽根が小さく左右不揃いで飛べないシンが、「三十二」の山に入った神の神使いに任命された所からお話は始まります。
この神様がモフモフでまん丸くて、愛らしい。モフモフの中にちっちゃい手足が隠れてるんです。
シンは三十二の神様とが心を通わせていく中で、昔のことをうっすら思い出しかけます。
2人には過去に何か関わりがあって…というストーリー展開。
髪を切らないと思い出せなかったかもだけど、表紙の長髪バクが素敵だったので出来れば長髪のままでいて欲しかったです。
異端の2人の再会、自分が生まれた山、シンと出会った山を守るために澱みを食べて救うなどの展開は良かったですが、澱みの量が多すぎて具合が悪くなったバクに口付けたシンがすぐに回復したのはちょっとアッサリ過ぎたかなぁ。
もうひとエピソードあったらスリリングさも増したのではと思いました。
ファンタジーBL好きで、ピュアな作品をお求めの方にオススメしたい作品でした。
サンザシは、悪人じゃない風に描かれていたけど、結局のところずーっと自分(と自分が仕えている神様)の都合でしか動いてないよな…とモヤモヤ。行動だけ見たら最悪ですよと。その行動にもいろんな思いがあったんだろうけれど…うーん。あと、味方っぽい人は数人いたのに誰もいじめられていたシンを庇うorいじめっ子を叱る描写がなかったのにもモヤモヤ。
物語の雰囲気、大まかな話の流れ、主役二人のキャラクターはよかったです。
ファンタジーがメインのお話。
小さな飛べない羽根を持つシン。
小さな頃から、飛べないことをからかわれ悔しくて、悲しくて。
それでも頑張って来た子です。
シンが健気なんですよね…周りの子達が、自由に飛び回って、シンをからかっていても言いつけられた用事はこなしますし。
なかなか、神様の使いにはなれなかったシン。やっと主様から32のお山の神様つきをいただき喜ぶんです❗️
まあーこの神様が、ほんとにモッフモフ❤️
見た目は、まあるい毛糸とかファーのポンポンです。
神様のため張り切るシンと、掴み所がない神様。神様は、ちゃんと人型にもなれます。
シンと神様は、年ごろは近そうなビジュアルでした。
いや、神様らしくイケメンです…
登場は、長髪。後にシンがカットしてくれます。個人的には、長髪ビジュアルのままでも良かったかなぁ。
さて、神様はバクとシンに名付けてもらい、主従関係でありながらも気安く話せるようになりました。
バクの食事は、澱みと呼ばれる穢。かなり浄化能力が高い❗ただ、澱みを食べる事で忌み嫌われた過去があったりと、順調に神様をしてきたわけじゃないんです。
ある時、澱みに侵食されそうになった主様。身を呈して、主様の危機を救うバク。
ただ、主様が弱りきるほどの澱みはどこから来たのか、なんだか分かりませんでした。
作品自体は優しいファンタジーというスタンスです。ですが、バクが一時、孤立してしまうような澱みを浄化する力に対しての、周囲の畏れしかり、もっと迫る危機が切羽詰まるものでも良かったかなぁと思います。
さて、優しいお話なので、神様バクとシンはキス止まり。互いを好きな存在と自覚は有りますよ❗️
今後は、R18巻物をシンの先生から、バクとシンが譲受してましたのであれこれ有りそうです。
神様のところに、神使が嫁ぐことが良くあると話していましたし、同性婚も問題なし❗️
きっと神様たちは、性におおらかなんでしょうね~❤️
もふもふ仕様の時のバクと、シンが可愛いかったです。
ふわふわで優しいファンタジーでした。ラブ要素は少なめですが、可愛くて癒されます。
童話を読んでいるような感覚になりました。
hagi先生の描かれるミニキャラの顔が絶妙に可愛くて...ぬいぐるみで欲しいくらいです。
ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー
飛べない神使であるシンは、それがコンプレックで少しやんちゃ。
でもやるべきことはこなすし、心優しい素直さを持ち合わせていると思います。
そんなシンが使えるバクという神様は、ふわふわとした状態と人型を使い分けられ、状態によって性格が違って見えます。
もふもふ状態のときは、可愛くてまさにマスコット。しゃべることができないのも相まって、たまらない可愛さを覚えます。
人型のときは涼し気な目元と相まって、どこかセクシーさを感じます。澱を食べるシーンなど...目線は堪りませんでした。
このギャップは楽しめると思います。
優しいお話で、劇的なラブがあるわけではないですが、楽しく読むことができます。
脇キャラも魅力的なので、そこもポイントだと思いました。
”他と違う”二人のお話。
神様の使いは皆羽を持ち空を飛ぶが、生まれつき小さく歪な羽を持つシンは空が飛べず周りから揶揄われ喧嘩をする日々。
そんなシンに新しく住みついた神様の使いを命じる主様。
主様も含め神様達は「澱み」に侵食されると堕ちてしまう為
使い達は日々澱まないように神様たちの身を清めてるが
シンが使える事になった神様はその「澱み」を食す。
まぁぁぁぁまず何よりも、シンが使える事になった神様・バク(シンが命名)が
超巨大モフモフ!!この癒し100%フォルム♡
見ているだけでホント癒されます!!!
シンに自分の分身のような小さなモフモフを持たせるんですが
そのチビモフモフも、超かわいいつぶらなお目めでたまらんcute♡
シンとバクは小さい頃にあった事あって
大きくなったらバクに使えさせてなんて可愛い約束までしていたけど
再会した時にシンにはその記憶はありません。
でも微かに残る記憶を確認したいけど怖くて聞けないシンが可愛くも切ない!
他の神様の力によって記憶を取り戻すけど、
そこからはもぉ切なさキュンキュンの嵐でした!!
とても心温まるお話でした♪
エロ的展開はラストにネタとして話題には上がりますが
実際にそういう関係には本編で至りません。
逆に、無くてよかったです♬
初読みの作家さまでしたが、ちるちるさんの作家インタビューを拝見して購入。
心温まる、ハートフルなファンタジーもので、読後はほっこり気持ちが優しくなりました。
この作品はBL的な絡みは一切ありません。キスシーンはありますが、それも性的な要素はほぼなく、相手を助けるためのもの。「BLなら濡れ場は必須」とお考えの腐姐さまには正直お勧めしづらい作品です。
が、身体の接触は皆無でありながら、でも、二人の相手を想う愛情はすごく深い。相手を想い、身を引き、時に自分を犠牲にしてでも相手を守ろうとする姿は紛れもなく恋愛ものであり、BL作品にカテゴライズされる作品かと思います。
ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
神さまが住まう「山」が舞台。
この山には主さまと呼ばれる神さまがいて、彼を筆頭に32人の神さまが棲んでいます。この山はいわばマンションのようなもので、そこにずっと住み続ける神さまもいれば、入ってくる神さまも、すぐに出ていく神さまもいる。
そして、神さまに仕える神使と呼ばれる種族もまた、この山に住んでいる。彼らは背中に大きな白い羽を持ち、山を自由に飛び回り、神さまに仕えている。
神さまは「澱み」を嫌い、澱みに喰われぬように常に清廉であり続ける必要がある。
と、ここまでがこの作品のバックボーンです。
主人公は神使であるシン。
が、シンの背中にあるのは黒くて小さい羽。
そのため彼は飛ぶことができず、周りからハブられ、神さまに仕えることもできずにいる。
周囲からバカにされるたびに喧嘩をしトラブルを起こし続けるシンだけれど、そんなシンの姿に思うところがあった主さまは、シンを「三十二」の山に住まう神さまのもとへと派遣するが―。
というお話。
シンという少年は薄幸さん、と言っていいでしょう。
山に捨てられていた捨て子で、羽も小さく、役に立たない。
羽が小さく、周囲と異なる異形の姿で生まれたシンは、親からも疎まれ捨てられた。
その羽のせいで周囲からも蔑まれ、神さまに仕えることもできない。
が、シンという少年はやられっぱなしではないんですね。ネガティブな想いを抱え、それでも自分ができることをやろうと奮闘する。
そんなシンが使えることになった神さまとは―。
名もなく、丸い毛玉のようなビジュアルの神さま。
シンが話しかけても返事をすることもなく、シンが供える食事をとることもない。
ないけれど、その神さまの心を見る目は優しい。
この三十二の神さまも、普通の神さまとは異なる性質を持ってるんです。
それが何なのか、シンとの交流はどうなるのか、そして三十二の神さまとシンは過去に会ったことがあるようで…?
というところを軸に進んでいくストーリー。
シンによって「バク」と名付けられた神さまですが、バクもまた、異質ゆえに仲間から追われた過去がある。
二人のバックボーンはかなりシリアスですが、ストーリーとしてはシリアス一辺倒のお話ではありません。彼ら自身が明るく優しいこともありますが、彼らを取り巻く周囲の人達がこれまた温かい。
主さま、がとにかくナイスガイ。
神さまや数多くいる神使たちを取りまとめるえらい神さまですが驕ったところは全くない。彼がいるからこそ、この山はまとまってるんですね。
そしてシンをからかう周囲の人たちもいますが、ストーリーに大きくかかわる人物はみんな等しく優しいんです。
個人的に、主さまの使いであり、神使の教育係であるサンザシが凄くツボでした。
このコミックはなかなかの厚さのある作品ですが、この厚さに見合うだけの内容がきちんと盛り込まれています。
シンの過去。
バクの抱える謎。
そして、シンとバクの過去のいきさつ。
過去、そして現在にまたがる、時系列としては長期にわたるストーリーですが、中弛みすることなく伏線が上手に回収されていく展開で、ページを捲る手が止められませんでした。
お互い「異形」であるがゆえに孤独を抱えて生きてきた二人が、お互いの存在を得て成長し、優しさを知り、そして愛情を知った。これからもずっと幸せであり続けてほしいと願ってやみません。
先述しましたように、この作品は濡れ場は皆無です。
最後、描き下ろしで、おお、もしかして…?という流れになりますが、最後の最後までお色気シーンはナシ。
ないのですが、それがかえってこの作品の持つ温かさとか、優しさとかを引き立てる因子になっていたように思います。
シリアス要素もありつつ、切なさも、孤独も、さまざまな形の愛情も、きちんと描かれている素敵な作品でした。沢山の方に読んでいただきたいと思います。