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anta wo kudoku 100 no serihu
役者としてのお仕事部分がたくさん描かれていた続編。
1巻と雰囲気は違ったけれど、笑えるところも真面目なところも兼ね備えたお話ですごく面白かったです。
武は相変わらず圧が強めでキャラも濃かったのですが、一人前の役者になるために真っ直ぐに取り組む集中力はさすが!という感じ。
そんな一面に花岡のほうが心をかき乱されたりするけれども、会えない時間の中で武のことが好きな気持ちを募らせていく様子に萌えました。
「やっぱり兄弟だな…」と納得するほどキャラが濃い武の兄、大女優などなど。
個性豊かな新キャラたちもすごく良かった!
ずっと眠らせてしまっていた作品だったので、もっと早く読んでおけばよかった…!と思うくらい面白かったです。
「あんたを口説く100のセリフ」の続編「2」です。
いよいよ超大根役者・竜造寺武(たける)の主演映画がクランクイン!
周囲はドッチラケ、なのに武本人は能天気で花岡にベタベタと。
花岡はより一層の演技指導を試みるが…
…という感じで、深く物事を考えない武との行き違い、花岡自身のネガティブ思考、武の兄や大女優など新登場人物が絡んで。
今回の切なさは、花岡も武に本気になっていることからくる不安。
それ以上に今回の胸熱は、武がちゃんと花岡を守る器を持つ男になったこと。
あ、もちろんギャグも健在。特に描き下ろしはギャグと真剣、そしてこれからへの覚悟(もちろんエロも)がキッチリ詰まって読み応え充分!
前作も本作もおすすめ作品です。
笑いとエロとせつなさのバランスが絶妙なだけでなく、お仕事描写がしっかりした作品です。
1巻はEDの原因になった花岡の話がせつなかったですが、師弟関係から恋人になった花岡と武。
今作品では二人のあまイチャが堪能できると、勝手に期待してまい、
色々とグルグルする花岡に、けっこうジレジレさせられました…。
武の兄登場や、マスコミ対策で離れる二人…予想外にせつない描写が多かった。
それでも、演技指導を絡めたエッチシーンや、
電話で花岡を求める武の声に悶々とする場面がどエロで、雰囲気のあるエッチ描写がすばらしい。
武が花岡に依存している環境ですが、実際は花岡が武なしでは不安になっていることに気付き、
嫉妬と恋心に揺れる花岡の心情描写に、一人でニマニマしてしまいました。
マスコミにバレていいと、花岡が武を追いかけてキスする場面はキュ~~~ンです。
映画作りで役者絡みの話がしっかり描かれているんですが、これが面白い。
けっこう業界、演劇ものが苦手で、個人的にダレる事が多いんですが、
全編通して演技の話があるのに、全然ダレないだけでなく、メチャクチャ面白かったです。
シリアス場面は引き込まれる迫力でした。
それにしても、武の成長が著しいことに驚き。
花岡に追いつこうと、どんどんステキになっていく…既に精神面では花岡と対等です。
描き下ろしが最高でした。
二人の共演撮影場面に、吹き出して笑いが止まらなかったです。
花岡の演技を真似ることから始まった武なので、反射的に真似てしまう癖が抜けず、
芝居にならないんですが、その描写がメチャクチャ面白くて…笑った!
もちろん、そこから更に演技指導で進化する武…シリアスな表情がカッコイイです。
今回の脇キャラでは、武のお兄さんが個性的で好みでした。
実は花岡の大ファンだったラスト、ベストにサインを欲しがる姿がまさに大ファンでした。
電子特典の描き下ろし4Pがスゴクいい作品でした。
人気歌手の武、実体験を歌詞にした新曲が色んなところで流れていて、曲を聴くたびに赤らむ花岡。
フルムーン振り返ると君のキス、永遠を誓わずにいられない…これはあの場面ですね。
ツンデレの花岡はあまりにも恥ずかしくて、「二人のルール』に歌うの禁止と追加する。
確かに、素でいる時にあのフレーズは、花岡でなくても恥ずかしいかも…。
勝手にメロディをつけてしまい、頭の中で流れてしまう…でも、ステキで大好きな場面です。
1巻よりも読後に多幸感がある作品で、描き下ろしが最高でした。
今後も続刊して欲しい作品です。
※シーモア:修正は白抜きです。
『あんたを口説く100のセリフ』の続編です。
前作がとても好きだったので楽しみにしていましたが、私の中では前作を超えるものではなかったです…
前作未読でも大丈夫ですが、既読の方が分かりやすいと思います。
恋人同士になった武と花岡だけど、いまだに師弟関係は続いています。
花岡のサル真似演技で学芸会レベルと陰口を叩かれる武の演技指導に熱が入る花岡だが、ある日2人のスクープ写真を撮られてしまい…
マシにはなったものの、相変わらずの武の演技に対して花岡が言った言葉が良かったです。
「言葉は心に刺さるもの
セリフは感情から生まれるもの」
まさにその通りで、演技下手な武に対して真剣に演技する役者はいません。
それを察してか、真剣に向き合ってくれるように大女優に頭を下げる花岡…
そして、本気の演技に応える武…
ちゃんと相手の言葉が胸に刺されば、自然と感情と共にセリフが出てくるのだと思いました。
演技に関しては一皮剥けた武だと思います。
さて、花岡との熱愛写真を撮られた件はといいますと、武の兄が握りつぶしていました。
何かと邪魔な兄だと思っていましたが、実は全然違いました!
まさかの花岡ファンだったとは…
この兄もゲイらしく、非常に気になる存在感を出していました。
俳優として成長していく武に置いていかれるのではと不安になりつつも、一緒に歩いていく覚悟を決めた花岡。
武の中身に惚れているという花岡もまた、恋愛に対して成長したと言えるでしょう。
Hにも積極的で、実は好きモノですか?と思ってしまいました。
愛情が揺るがない2人であり、全体的には甘い雰囲気が漂っていました。
前作の切なさはありませんでしたが、コメディ要素も多く、総じて面白かったと思います。