俺、君に恋しちゃった。 無職なお隣さん×悩み多き高校生

君のとなり空いてますか?

kimi no tonari aitemasuka

君のとなり空いてますか?
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×29
  • 萌7
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
72
評価数
19
平均
3.8 / 5
神率
15.8%
著者
井上ナヲ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
価格
¥750(税抜)  
ISBN
9784829686225

あらすじ

無職の隣人・春夏秋冬(ひととせ)から、唐突に一目惚れしたと告白された高校生の一郎。
運命だと言われても、そんなものは信じられない。
同じことを言って微笑んでいた両親も、今は喧嘩ばかりだ。
あけすけに好意を示してくる彼に、困惑しかなかった。


春夏秋冬(ひととせ)さんは、大人なのに子供っぽくて、だらしない変な人。
でも、優しくて不器用で──すごく一途な人だった。

表題作君のとなり空いてますか?

ワケあり無職、一郎の隣人
高校3年

レビュー投稿数5

心に寄り添うストーリー

BLっていうにはちょっと違う感じがするストーリーですが、読後感はとても穏やかで優しい気持ちになれます。
井上ナヲ先生の漫画って、ほんと読後感が良いんですよね。
エロとか萌えとかっていうのは無いもしくは控えめな作品が多いけど、人の心にり添うストーリーがお上手だと思います。
春夏秋冬さんと一郎くんのその後がもっと読みたいです。

3

心が暖かくなります

素敵な題名と表紙の絵柄で購入させていただきました。私が購入させていただいたBLの中でもさっぱりしていて読みやすいお話でした。

誰かを好きになることができない高校生の一郎くんと隣人で無職ギャンブル常連のどこか頼りない春夏秋冬さんとの優しい日々のお話です。

二人が出会うのは公園。漫画自体もなかなかの厚さがあり、物語は広く深く、といった感じで進んでいきます。春夏秋冬さんが一郎くんに告白した理由に心がきゅ、となりました。二人が寄り添い合い支え合い、どのシーンでも言葉にせずとも「大好き」が伝わってくる気がします。

変な例えですが、料理で言うのならお味噌汁って感じのお話です。昔から口にしているはずなのに、あらためて味わってみると、とっても温かくて優しい味のする料理です。この作品にはかわいいらしさや恋愛要素なども入っているのですが、一番大きいものは「人の暖かみ」なんですね。果たしてこれはBLと呼んで良いのか、と思ってしまうほどさらさらしていて優しすぎるお話でした。癒やしが欲しい方に是非オススメしたい作品です。

1

No Title

コマ割りとストーリーのテンポが独特な作品です。集中して黙々と読みました。

高校生の一郎は隣に住んでいる職業不詳の男「ひととせさん」から好意を寄せられています。しかし一郎には恋愛がよくわかりません。というのも恋愛婚で仲睦まじかった両親が今や互いにいがみ合っているからです。父と結婚した事を後悔しているという母の言葉にショックを受けた一郎。そんな彼にひととせは優しく寄り添ってくれて……。

という、派手さのないヒューマンドラマ系で、奇想天外な事は全然起こらない淡々とした物語ですが静謐な雰囲気と心理描写がよくて、心がささくれている時に読むと癒されるというか慰められるような感じがします。

0

子供のような優しい大人♡

無職と高校生のお話。

恋愛に興味が持てない高校生の一朗が、突然お隣に住む無職の春夏秋冬さんから告白される。
春夏秋冬さんは無職で毎日パチンコ行ったり競馬行ったり・・・。
なんともよく分からない不思議な感じだったけど、
一朗が仲が良かった両親の最近の不仲に傷付いていたら
そっと愛と大人の包容力で包み込んでくれる優しさには癒されました。

「クズ」ってわけではないのに無職でプラプラしている理由を
春夏秋冬さんの妹から聞いたときは
なんとなく「優しい隣人さん」だった彼がちょっと尊くなっちゃいました。
私、苦労人に弱いので♡

春夏秋冬さんの『突然の告白』も
本当の意味では”一目惚れではなかった”のがキュンってなっちゃいました♪


260ページ超えのそこそこの厚さの為
ゆっくり進むお話を堪能でしましたが
「ここがっ!」というピークの萌えポイントが無いまま終わったので
ちょっぴり不完全燃焼もアリ。

2

お互いの澱をすくい上げるのですよ

色々お休み中の春夏秋冬と高校生の一郎が公園で出会って。

個人的にびっくりしたんですが、ひととせって打つと、すぐに春夏秋冬って、変換されるんですね~

さて、画面ですけど黒白がハッキリとした印象で、なんと言うか漫画なんだけど静謐な感じです。
お話も、たんたんと続く。

結構、ドラマチックな設定ですよ。
公園で会った男は、まさかの隣人とか。好きだっていきなり告白されちゃうとか。
だけど、私はぐっと気持ちを揺さぶられる感覚がなく読み進めてしまいました。

ただ、一郎の家族の事、ゆるふわに見える春夏秋冬が、ゆるふわしている理由など丁寧に追っています。
春夏秋冬も、一郎も表面的には普通。でもそれぞれ心に澱みたいなものを抱えて生きてる。だけど、澱みたいな部分を互いがすくい上げて浄化していく。
そんな過程を見せていくお話でした。

もちろん、BL的な場面有りますよ!一郎が春夏秋冬に惹かれて赤面したり。
デートで遊園地に行って観覧車に乗っちゃったり。

エロはありません。ですが、高校を卒業した後も二人は続いていまして、ほのかに甘い感じが有りました。公開されない部分で、なにか有ったのでしょう❤️公開しても良かったですけどね!

一郎と春夏秋冬の、救済の物語かと。
きっと、これからは互いに真っ直ぐ向き合って行けるのでしょうね!

0

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