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musukotachi no yoru
日野さんの同人誌からの電子化書籍。短編です。
うさ耳淫魔が、不幸な境遇にある少年達を屋敷に住まわせ、夜ごとだれかを夜伽させるというお話。
主人公の少年は、継ぎ父に邪険にされ、家にも入れもらえない。そんなとき、黒い衣装の男(カバー)がやってきて、自分のところに来ないかという。
ついて行った咲きはお屋敷。何一つ不自由ない暮らし。でも、同じように囲われている少年達がたくさんいて、主人はその日の気分でベッドに呼ぶものを変える。
”父”と呼ばせる主人。夜に見せる裸体は、内臓が透けて見えて少し怖いけど、とても淫らで、少年達はみな、毎晩呼んでくれるのが自分だったらいいのに、というライバル同士として暮らす。
ラストは、また一人、新たに少年が迎え入れられるシーン。自分が迎えられたときの少年達と同じ、嫉妬ともつかないライバルとしての視線を、自分も送ることになる。
という、ちょっとブラックなお話。
これと似たような作品を最近読んだ気がするけど何だったか。。
好きな作家さんなので買ってみました。