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しずくは俺が守るんだ、αなんていらない
kiraide isasete
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
発売日に購入しましたが、残り一冊でした。
即重版、続編決定との事ですが、それも納得の面白さでした。
「運命の番」である二人が出会い、恋に落ちて結ばれるー。
そこにプラス子育てと言ったお話で、基本的には優しくて可愛いし、適度にギャグなんかも盛り込まれていて読みやすいのです。
でもこれ、根底にあるものが凄く重いしシリアスなんですよね。
過去に輪姦され、父親さえ分からない娘・しずくを、それでも心から慈しんで育てる雫斗。
そして、社会的には優位であるアルファでありながら、ベータと偽り学生生活を送る葉月。
心に傷を持つ二人の、それぞれの性による苦悩が丁寧に描写され、なんとも切ない心地にさせられます。
いや、ほのぼのだったりコミカルな雰囲気で進む中で、不意にドキッとするような痛いエピソードやシリアスな展開が入るんですよ。
ラットを起こした葉月に押し倒されてのし掛かられ、涙をこぼしながら「痛い・・・、頭も・・・、どこもかしこも」と諦めたように思う雫斗ー。
と、何だろう。
読んでいて、一瞬で心を持っていかれる印象的なシーンなんかが多くて。
うわー、切ない・・・みたいな。
でも、そんな二人が少しずつ少しずつ心を通わせて行く。
また、アルファに対して強い恐怖心を抱いていた雫斗が、葉月の深い愛情により心を開いて行くー。
そんな優しいエピソードや展開が、とても素敵なんですよ。
彼が悩んだり迷ったりしながらも懸命に前を向き、幸せを掴む姿にグッとくるんですよ。
そして、そんな雫斗の背中を押すのが、攻めである葉月だと言う所がまた素敵なんですよ。
雫斗はこれまでとても辛い思いをして来たけど、見守ってくれる母親や、助けてくれる職場の先輩、そして何よりかわいい娘と、周りにはちゃんと味方がいてくれるんですよね。
そこもまた、ジーンとしちゃって。
いや、すごくいい話だなぁ!と。
ところでこちら、雫斗は「シングルマザー」と表現されてるんですよね。
オメガバが好きでたくさん読んでいますが、シングルマザーと表現されてるのは初めてでして、若干違和感を覚えたんですよね。
が、読み終えた後は、深く納得しちゃって。
雫斗が母親で「ママ」だと言う事が、この作品のキモでありとても深い意味を持つのです。
あと、「シングルマザー」とした編集さんに、作品に対する深い理解と敬意が感じられて素敵だなぁと。
作者さんが作品の産みの親なら、編集さんは共に育てる育ての親であって欲しいんですよね。
作品に対して、愛を持っていて欲しい。
でもなー!!
作家さんの良さを生かすどころか殺しちゃう、残念な編集さんがおられるのも事実なんですよ。
そんな上っ面しか見れていない薄っぺらいアドバイスを!Σ( ̄□ ̄;)
みたいな。
読者をバカにしてんのかー!みたいな。
そういう作品を読むと強い憤りを感じちゃうんですけど。
なので、今作のようなちゃんと理解や愛が感じられる作品を読むと、すごく嬉しくなっちゃうんですけど。
ツラツラと失礼しました。
他作品のオメガバースと比べて、オメガの立ち位置が低いのか、男女格差的問題での男尊女卑のような弱さではなく、ただひたすら立場が低い、というか、そんな痛ましさを抱える主人公です。
そんな世界観なので、見てて可哀相だったり辛くなることもあるけれど、物語という、雫斗がきちんと自分を大事にしてくれる人と幸せを掴める過程がとても愛おしいなと思いながら読了しました。
娘のしずくちゃんが、ママが大好きで、気遣いやで、雫斗を好きになった葉月くんが、本能に抗って自傷してまで、雫斗を傷つけないよう守り、やっとの思いでありついた仕事の上司がオメガに深く理解を持つ頼れる存在で、お母さんが誰よりの味方で…。登場キャラクターたちが本当に魅力的です。
「立場の低い世間から忌まれるオメガ」が主人公に立つ物語であったにも関わらず、きちんと愛されて大事にされて、幸せを願われている存在として描かれていたから、読後の後味の悪さもなく、良かったね、というひたすらな気持ちで読み終われました。
ぜひ、葉月の友だちのベータくんにもまた登場してもらいたいし、続きも読みたいし、雫斗と葉月母の初対面も見たいし、また出会いたいキャラクターたちでした!
βと偽る(ここはさほど重要ではない)αの年下攻と、
昔、αにレイプされた時に宿った娘 しずくちゃんを持つシングルマザーのΩ受
のお話です。
↑これだけ見ると受がめちゃくちゃ可哀想ですよね……。
Ωだからと差別されるのほんとうに辛いです……。
結構、差別色は強めで進んでいきますが、
受の上司のαおじさんや、
攻の友達のβの子など、良い人は出てきます。
2人を助けてくれます。
書き下ろしは2人が結ばれてからの話で、
ラブラブ孕ませエッチでした。
エロかったです。
個人的評価
ストーリー ★★★★★
登場人物 ★★★★★
エロ度 ★★★★☆
※攻に言いよる女子が出てきます。
苦手な方は気をつけてください。
しずくちゃん健気すぎない?
自分一人でママを守ろうとして、自分じゃ守りきれないって思ったから葉月くんに会いに行ったんだよね…
最初に会った時からきっと葉月くんは悪い人じゃないって思ってただろうけど、ママを守れるかもしれない存在に嫉妬して、素直になれなかったのかもしれないけど、それでもママのためにって。
しずくちゃんはきっと考えたと思うんだよね。
「なんで生まれてきたのか」って…つらい。
でもしずくちゃんのお陰で、雫斗さんも頑張ってこれたわけだし、2人を再び繋いでくれたんだよ!
かきおろしではしずくちゃんがいい意味で子供だったのでよかった…もともと大人びてるけど背伸びしてた部分はあったと思うんだ。
これから先、大好きなママを葉月くんが守ってくれるからこそこんな表情できるんだよね。よかった。
あああ続編が楽しみすぎる。
〈見所〉
・自分の腕噛んでまで耐え抜いた葉月くん
・葉月くんに嘘をつく雫斗さん
・葉月くんとしずくちゃんの会話
・かきおろし最後のコマ
BL作品のなかに恋愛関係で女子が絡んでくるのが好きではないので、そこが少し んん、ってなったけど、それを含めてもこの作品は最高!
オメガバースだと運命の番に出会ったらすぐヤって、、、って感じだけどこれは違う。攻めが受けのことをめちゃくちゃ大事にする。それはもう他の奴らなんか近づけさせないし、自分自身からも守ってみせる!みたいなもう完璧騎士。
後半でやっと想いが通じあったところは受けの可愛さに悶絶した、。おまけもすごく楽しめる作品
オメガバースもので、''αにトラウマを抱えているΩ''設定がとても好みなのでレビューをみて即買いしました。
Ωが社会的に虐げられている要素が強く(αがトラウマになったきっかけが痛々しい.......><)シリアスな雰囲気ですがハッピーエンドなので安心してください!
作画が安定していない点が最初少し気になりましたが、ストーリーがとても魅力的なためか私は読み終える頃には気にならなくなっていました。
今月に二巻が出るぐらいいま熱い作品です!
Ωである雫斗(受)は学生時代にレイプされ妊娠し、娘のしずくが生まれる
それから数年が経ち、婚活パーティーに参加すると番だと突然αである葉月(攻)に言われ混乱したまま後日に新しい勤め先に学生の葉月が!?
簡易的なあらすじです。あまりにも葉月が男らしくてキュンキュンしました。
雫斗が発情期を勤務先である学校でむかえてしまい、昔みたいにαである葉月に犯されるのかと考えていると必死に自らの腕を噛み抑えているが他の人が雫斗に触れようとすると絶対に触らせない、自分のΩだ!という意志が見られ、叫んでしまいました(笑)
雫斗をレイプした人達は絶対に許さないマンですがその人達のおかげで可愛いしずくちゃんを見れたかと思うと複雑です、
まさか続編が出る思ってといなかったので今から楽しみです。
アニメイト限定版も出るみたいなので迷っている方はこれを機に二冊購入してみるのもありだと思います!!
オメガバースシンママは元々好きだったんですが、レイプされてできた子供を産むと決めて、産んだっていうシチュエーションははじめてでした!!
年下攻めでしかも学生さんで年上受け子持ちと恋愛するのは難しいよなあって思ってたんですが、
葉月くんの包容力凄いですね。
アルファとオメガの差がいろんな場面で結構ある世界線なんだなって思いましたけど、それが生かされてるというか、アルファだから大切な人を家族ごと愛するんだ!!みたいな普通の人にはできなさそうなことをしてるのがほんとすごいいいなってオメガバースの醍醐味だなって感じました。
駄文失礼しました。
この作品はオメガバースの基本的なことがわかるのかなと思いました。
Ωの雫斗は学生時代に先輩から乱暴されて妊娠。
しずくちゃんを出産します。Ωであるが故に就職も仕事が決まらない(Ωにはヒートがあり、そのフェロモンのせいでαやβの人を誘惑してしまう)
雫斗の母親が勝手に婚活サイトに登録し、婚活パーティーにいくはめに…そのパーティーで雫斗のことを運命の番だという葉月に出会う。αにトラウマをもつ雫斗は逃げてしまうけど、採用が決まった高校に葉月がいて…
何となくで読んだ作品だったけど、Ωの辛さやαの辛さ等もわかるなと思いました。この作者さんの初作品とのことで絵の統一感やバランスが不安定な所もありますが、内容はストレートでわかりやすいかなと思います。Ωに対する偏見とか葉月がαなのにβと偽ってしまうきっかけとか運命の番に出会ったことでフェロモンの制御ができなくなってモブαに襲われ、葉月に助けてもらったけど、ヒートを起こしてしまった雫斗、でも雫斗を傷つけたくない想いが勝った葉月が自分の腕を噛んで、雫斗を守る姿、執着というか運命の番を守る姿は読んでてゾクッとしました。
お互いに惹かれてるけど、葉月に幼なじみのΩの結衣が来たことで身を引こうするんだけど、そんな母親の姿を見たしずくちゃんが自分には何もしてあげれない、だから自分のかわりにママを守ってほしいと葉月に訴えるところは本当に泣けます。色々悩んでた葉月も動かされて。
本当にしずくちゃんがとにかくかわいい!小さい身体で精一杯大好きな雫斗を守る姿は泣けます!本当に天使です!辛かったことだけど、雫斗としずくちゃんが出会えて良かったと思います。雫斗と葉月が番になった後の書き下ろしも素敵でした!
まず、なんと言ってもしずくちゃんが可愛すぎていい子すぎて、何回囲いたいと思ったことか、、、。
雫斗さんは王道の受け顔でどタイプの受けだし、葉月くんが年下ながらにスパダリなところも、自分の身を犠牲にしてまで雫斗さんを守るところも推せる。
あと、読んでいて思ったのが、しずくちゃんも葉月くんに負けないくらいのスパダリ感がある!!小さい体でママを守ろうとするしずくちゃんを見てると健気すぎて涙が込み上げてきます。
雫斗さんは辛い過去があるけどそれも含めて全部を愛してくれる葉月くんに出会えて本当に良かったなと思いました。
ずっと気になってた作品だったのでいい意味で期待を裏切られました!読み終わった今も幸せな気持ちです!!
癒しをありがとうございました!