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boku no yokubou ha zenbu kimi no sei
まるでなにか本編がある作品の番外編のようですが、中にちゃんと各人物やなれそめの説明もあるし、これで短編として一応成立するように描かれています(私も必死で過去作を探しましたw ホントあるなら読みたいー!)。
葉那さん名義の「愛と蜜をキミへ」もそうなんですが、この方の短編は本当に過不足なくキレイにまとまっていますね。
なれそめのモノローグで「あ、こういう感じのキャラなんだ」と高い画力&文字で分からせてくださる説得力があり、並々ならぬ実力を感じさせられます。
内容は「ヤクザの息子(ハイスぺ・絶倫)x平凡な大学生(小柄・童顔)」で、
受けが「俺たちってヤリすぎなのでは…?」と不安になる話。
ただ…この作者さんには名義がなんと下記3つもあって、ちょっとややこしいんです:
①白塚さん
②葉那(はな)さん(サークル名:僕の心臓)
③梅沢はなさん
Pixiv登録は②の名義だけで、①③名義の作品含め、いろいろ大量に試し読みできます。
②名義の「愛と欲望はクレイジーで」は③名義の「愛と欲望は学園で(全12巻)」のスピンオフで、他にも「愛と欲望は~」で始まる続編が多数ありますし、著作が一番多いのも③名義です。
一目見ただけで「あ、同じ人だ」と分かる個性的な絵柄で、頭身とかクセあってすごいけど、切れ長の目にしなやかな体、子供は可愛いし全部ひっくるめてすごくキレイ。
こういう個性は嫌いじゃないです。
ていうか大好きです。
①②③ 計3つも名義あるうえに、お互いに作品がカブってて非常にややこしいですが、素敵な作家さんなのでぜひいろいろ試し読みしてみてください。
てか「(ギューーーン)」「えっ、なんの音?!」←このくだりわろたw
名前がすごいです。
闇雲円義。
やみくもですよ。
高校時代、平凡で地味な園芸部員だった日向は、大きな花束と共に893の息子・闇雲に告白を受けて付き合い始めて3年。
大学生になった今は一緒に住んでいるものの、闇雲が絶倫すぎるのが悩みで…。
作画が綺麗です。
流線型という印象の細いタッチで、闇雲がすごく艶っぽい。
日向の方は正面と横顔の印象がだいぶ違いますが、気にならない程度。
単話なので馴れ初めは急ぎ足。
だけど情報量は十分だし、ただ説明的なだけじゃなくて主人公の感情を含めたモノローグなので、登場人物の性格も分かるようになってます。
読み終わった後に思ったのは、「本編が読みたい」でした。
えろすにかなりのページ数を割いているから、描き下ろし感が強いです。
設定や登場人物に興味が湧くので、ここに来るまでをこの高い作画力でじっくり読んでみたくなりました。
告白から同棲に至るまでの話、どこかで描かれてませんかね?