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記憶がない男が自分と自分に抱かれている男との関係を知って驚愕します。
なんとなく筋道がわかるものの、事実がどんどん明かされてゆく後半は緊張するシーンが続いてとても面白かったです。
過去の記憶が欠落し、拾ってくれたシモンの家に住み、探偵業(便利屋)を彼とのセックスに溺れる生活を送っていた三島。
自分に強く違和感を感じていた彼は、知り合った利野という男から自分のことはシモンが知っていると教えられます。
衝撃的な自分の正体を知った三島は同時に実は研究者だったシモンの苦悩と罪を知ることになります。
決着をつけるため、そしてシモンを助けるために利野のところに向かった三島ですが、再び囚われてしまいます。
そこからの展開はゾッとしながらも引き込まれて逸る気持ちで読みました。
罪から解き放たれたシモンが完璧ではない存在に抱かれるまで息をつく暇もないようなドラマチックな物語でした。
バーテンダーのシモンはある日、怪我をした病衣の男が倒れているのを見つけ「関わりたくない」とは思いつつも声をかけてみる。
そこで首の後ろにバーコードがある事に気付く。
その次のページでは主観は病衣で倒れていた男の三島に代わり、シモンとセックスしているシーンで再開。
病院から脱走した三島は一部過去の記憶がない。
そんな三島はある日シモンの店で故郷の幼馴染に再会する。
子供の頃一緒に遊んだ話などを楽しそうにする幼馴染だったけど、彼女の話す”三島”と自分に違和感を感じ始める。
自分の事を調べようとした三島は、自分が”本当の三島”ではない事を知る。
結果、三島が本当の意味での三島ではなかったけど、シモンが好きになったのは”今の三島”であってこれから一緒に未来を共に過ごしたいと思う相手には変わりないので読後に特にモヤット感も残らずスッキリした終わりでした。
怪我をした三島をシモンが見つけるところから始まります。
読者にはシモンが記憶の無い三島が何者か知ってるんだろうという事は分かります。
実際に現代社会でも度々問題になっているテーマです。倫理観故に実験さえ許されていないですけど。
利野のようなマッドサイエンティストが現れたら怖いと思いました。
シモンも利用されるだけで終わらす告発出来て良かったですし、三島もクローン元の人生に縛られる事無く新たな居場所を見つけることが出来て良かった。
最後は幸せそうな2人が見れてスッキリした読後感でした。
医療サスペンス+SF+BLという世界観。
バーの経営者・シモンに拾われた記憶喪失の男・三浦。
シモンは何も聞かないし、自分も断片的な記憶を抱えつつ、なんとなく探偵業をやっている。
そんな時昔の知り合いが偶然シモンの店に来たが、どうも彼女の知っている自分と今の自分が合致しない。
三浦は自分の事もシモンの事も何も知らない…自分は何者なのか?シモンは何か知っているのか?
…というところから、製薬会社の専務・利野(りの)がシモンの店にやってきて…
シモンは実は博士だった⁉︎
…この辺りで大体どんなストーリーなのかおぼろげにわかってきます。
シモンの以前の姿。
三浦の正体。
三浦はなぜ過去を覚えてないのか。
シモンと三浦は何か関係があるのか。
利野はどこまで彼らと関係しているのか。
三浦に何が起こったのか。現在の本来の三浦の姿はかなり衝撃的。
三浦とシモンはお互いを守るために利野に立ち向かいます。
ラスト、急にラブシーンが入ってくるんだけど、BLだからってHシーンねじ込まなくてもいいと思うの。
ていうか、ねじ込んでるように見える描き方なのね。そこが残念。
絵柄はキレイで、色っぽいシモンはとても魅力的。シモン個人には萌x2かな。
うなじにバーコード状の烙印がある主人公、三島。ある日うち捨てられていた彼を、外国人バーテンダーが助ける。二人は一緒に暮らし、Hもする仲。しかし、三島とバーテンダー、シモンの過去がだんだんと明らかになってくる。
そんなお話でした。
この作者さんだと、エロかな?と思いましたが、サスペンスとしてのストーリーが面白く、二人の恋愛模様というよりはお話の筋を楽しむ漫画でした。
三島の過去は、なにやら不遜で狡猾な人物だったようで、この過去編があってもさらに面白かったなーと思いました。
◾︎三島連理×シモン・ノヴァク
先生もあとがきで書かれてるのですが、頭良い設定のキャラがイマイチ頭良さそうに見えないのが残念で…
ラストのソレについても、流石にバレるだろとしか言えない。そして事が起きた直後に2人はイチャイチャしてる時間なんてないのでは。彼らも即拘束では。
話全体については、BLでうまいことこれをまとめてきちんと単行本を出すのは大変だったろうなと思いつつも、なんとも言い難い気持ち。
本体のガチクズっぽさは好きでした、
利野さんは獄中で掘られれば良いよ。
中立〜萌
ストーリー面白かった。
でも、どちらかと言うと〜BLって目線では読まなかった。
何回か読んで、謎解きの方が色が濃い気がして・・・結果、その方が、楽しめた。
三島がクローンになった出生の秘密とか。
シモンの隠れた経歴とか。
それぞれを追いながら〜読み進めた方が、わたしには〜あってたな。
何十冊も読んでいると、たまにある1冊。
設定、ストーリーは面白いのに〜BLとしてはイマイチ読んでいて楽しめない、乗り切れないもの。
また、日を改めて読んでみよう。