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sengou otoko oooku
タイムスリップものです。
しかも、行き着いた先は戦国時代のパラレルワールドと言う、トンデモ作品になります。
失礼ながら、もう完全にイロモノ系なんですよね。
織田信長が天下を統一していて、しかも美形揃いの武将達にモテモテ。
で、武将達は戦の代わりに、「茶の湯合戦」で将軍(信長)の寵愛を競うー。
いや、この他にも斜め上な設定が多々ございまして、「なんじゃこりゃ!?」って感じなんですけど。
若干、パラレルワールドと言えど強引に持って来すぎだろうと、引っ掛かる部分もあるんですけど。
ただ、個人的にはこういう作品は大好物だったりするんですよね。
また、主役である現代人・典秀と、信長の弟・長益の、異文化故のズレと言うのも楽しすぎる・・・!
そう、イロモノ系と侮ってたら、主役二人の恋愛部分が存外真っ当で、可愛い作品だったのです。
もう、武将なのに天然で運動音痴な受けが可愛すぎるじゃないかよ!
そんなワケで、個人的にはとても楽しく読めました。
でも、ふざけた内容なのは間違いないので、イロモノ系が苦手な方はご注意下さい。
内容ですが、製薬会社社員・典秀×武将で茶人・長益による、戦国時代のパラレルワールドを舞台としたタイムスリップものになります。
ちなみに、表紙のメガネが攻め、茶髪が受け、存在感バリバリの黒髪が信長になります。
製薬会社の社員である典秀が、階段から落ちてタイムスリップしてしまった所からお話はスタート。
目が覚めると、そこに居たのはたおやかな麗人。
庭に倒れていた典秀を助けてくれた、その麗人・長益から得た情報を整理すると、どうやら自分は戦国時代のパラレルワールドに飛ばされてしまったんだと気付くんですね。
武道の腕を見込まれ、長益の警護を引き受ける典秀ですが、その美しさに反して飾り気が無く、思いやりのある長益に惹かれるように。
しかし、長益は兄・信長の側室でー・・・と言うものです。
まずこちら、設定の突飛さに笑えちゃうんですけど。
武将達が寵愛を競う「茶の湯合戦」を最たるものとして、ドSの信長に美形で華やかな武将の面々。
こう、スレンダーな美青年の家康に、セクシー系の武田信玄みたいな斜め上のキャラ設定に笑えちゃうんですよね。
また、主人公である典秀が、そんな彼等に「グラマラス毘沙門天」だの「セクシーダイナマイツ風林火山」だの、好き勝手に渾名を付けてるのも笑わせてくれて。
何だろう・・・。
こんな感じの細かいギャグが大量にブッ込んであるんですよね。
と、世界観自体も相当面白いのですが、何と言ってもそんな中で進む二人の恋愛が素敵でして。
こちら、両視点になるんですね。
で、こう、異文化(?)故の認識の違いみたいのに、ニヤニヤさせてくれる仕様になっておりまして。
長益がですね、武将としての正式な髪型・髪を上で一つにまとめて、気合いを入れて役目に臨もうとする。
すると、典秀は「・・・まさかのポニーテールか」「しかもゲキカワ。うなじが見えて色っぽさまで激増してる」みたいな。
また、長益はですね、しとやかでおっとり天然なんですね。
で、兄である信長が大好きで、典秀に対して兄へのリスペクトを語りまくる。
すると、何故か沈んだ様子になる典秀ー。
で、「彼も自らの親兄弟を思い出し、恋しくなったか」と思いつき、「わたくしでよいなら、いつもそばにおるゆえ」と頬に触れて慰める・・・。
いや、いいように翻弄されてる典秀、かわいそう・・・。
てか、「これで無意識ってマジかよ・・・」と頭を抱えてる典秀、マジでかわいそう。
と、こんな調子で距離を縮め、互いの想いを確かめ合う二人。
求め合うままに抱き合ってしまいますが、側室である長益に手を出してしまった、典秀を待つ運命とはー?
と、続きます。
えーと、基本的にこちら、ギャグ感満載のラブコメです。
まぁそんなワケで、オチもゆる~くほのぼのな感じ。
長益、ガチで天然だわーと。
まぁそんな感じの、かなりふざけたトンデモ設定のパラレルワールドもの。
しつこいですが、二人の意外と真っ当に綴られる恋愛部分にも、キュンキュンしちゃいました。