ayaayac
『lie cry like』その後の番外編。
ヘアメイクアーティスト・谷と、人気美形俳優・十和田が恋人になって、一緒に住むようになった、その後のお話。
十和田は愛人の子で、母から美貌を否定され、一人浮いてることを同級生に可哀想がられ、仕事を始めても使い捨てで可哀想だと言われる。
誰かが自分をかまってくれるのは ”可哀想” だから…
十和田が目覚めると、スリッパは揃えられ、服はきちんとたたまれていて、谷の存在感はあるのに、谷はいない。
あの十和田が谷を探して家の中をグルグルして、谷の匂いが残っているコートを見つけて一人で発情してるって!!!
本当に、あの十和田なの?と驚くくらい谷のことが大好きになってるんですね。
そして帰ってきた谷は、高かったコートを抱きしめてヨダレを垂らして寝ている十和田を見つけて、涙ながらに十和田のだらしなさを怒っていると、十和田は嬉しそうに笑い出す。
谷は ”可哀想” な自分に気をつかってくれてるんだって、十和田は思っているから、谷が気づかいじゃなくて、自分に怒ってくれているのが嬉しい。
すると谷は「優しくするのは当たり前だろ…好きなんだから」って!
”可哀想だから” じゃなくて、”好きだから” 、それって十和田が一番欲しかった言葉じゃないかな?
孤高の十和田が谷に愛され安心して変わっていく。
二人の優しい甘さにジーンとします。
yoshi先生の絵が本当に美しい!美貌設定の十和田が納得の美形!
阿賀先生の言葉のマジックとyoshi先生の美麗絵、薄い本でまた出会えて嬉しいです♪