「手に入れた、俺の…”ウサギ”」 人気シリーズスピンオフ!

発情期じゃなきゃ殴ってる! シロ編

hatsujouki janakya nagutteru shiro hen

発情期じゃなきゃ殴ってる! シロ編
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×28
  • 萌10
  • 中立3
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
6
得点
90
評価数
26
平均
3.6 / 5
神率
19.2%
作画
佐崎いま 

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原作
高瀬ろく 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
シリーズ
発情期じゃなきゃ殴ってる!
発売日
電子発売日
価格
¥679(税抜)  
ISBN
9784040656779

あらすじ

「手に入れた、俺の…”ウサギ”」 月に性欲を左右される体質、『オオカミ』と『ウサギ』。『ウサギ』を抱くことでしか、性欲が満たされない『オオカミ』の体質のシロは、満月の晩に街をさ迷い…。

表題作発情期じゃなきゃ殴ってる! シロ編

シロ(神尾士狼),チンピラ, オオカミ体質
支倉一羽,小児科医,ウサギ体質

その他の収録作品

  • 初期設定案
  • 描き下ろし「お風呂」

レビュー投稿数6

シロに幸あれ!

まず最初に、シロちゃんファンとして
先生方、シロちゃんを幸せにしてくれてありがとう❤️

1.2巻を読まれた方は、シロがどんなに荒れ狂ってたか大神や宇佐美にひどいことをしたかおわかりだと思いますが、オオカミとしての性に振り回され、ある意味お気の毒とも思える人なんです。
オオカミなんて体質でなきゃきっと優しい人なんだろうなと思えるように、悪ぶる中にちらちらと良い人が見え隠れする人なんです。

今回は、そのオオカミ体質シロがただ欲求を満たすだけでなく、本当に愛するウサギと出会い人間らしい生活と自分を取り戻していくお話。

以前からシロちゃんに愛の手を!とシロちゃんも幸せにして欲しいという要望は多かったようですが、ここまで、超happyendになるとは感無量です。
最後の最後まで、どこかでどんでん返しがあって刺されちゃうとか、組に引き戻されるとかしちゃうんじゃないかと、ハラハラしながら読みました。

二組のカプがそれぞれに幸せになってくれて、安心して幸せな気持ちで読み終えることができホッとしてます。
欲を言えば、支倉とシロが恋人になるまでのやりとりをもう少しじっくり見ていたかった気もします。
そして、更に欲深いですが、二組のカプの幸せな日常をもう少し覗きたい気もします。
愛する人にあまあまでデレッデレなシロを見てみたい、大神たちに支倉を自慢するシロ、可愛いだろうなぁ。もっと彼らの幸せの続きを見ていたい気持ちでいっぱいです。


7

"体質"を超えるもの

発情期じゃなきゃ殴ってる! のスピンオフ、シロ編です!!
シロとは、"オオカミ体質"の士狼(攻)のことです。

体質を理由に幸せを諦めてはいけない!と思いました。そして、諦めなかった男達が幸せを掴むハピエンにニンマリでした( ^ω^ )

かつてヤクザの恋人を失い、その悲しみから臆病になる"ウサギ"体質の一羽(受)。"オオカミ"体質を持て余しながらヤクザのように生きつつも安らぎを探し求める士狼(攻)。出会った瞬間から互いをウサギ・オオカミと認識できた2人は体の関係から始まりますが、次第に互いの人柄に惹かれ、体も心が満たされ、ツンツンしていた一羽は柔らかく、殺気立ち荒々しかった士狼は穏やかになっていきます。

ダイレクトに伝わる相手を思う気持ちや愛おしさが、読んでいるこちらにも伝わりました( ^^ )こんな体質だから、俺なんて…とやさぐれていた士狼が"普通のくらしがしたい"と一羽に話しかけるシーンがあります。当たり前に感じる"幸せ"に慣れていないので、うまく言えない士狼に対し"幸せになりたい…でいいんじゃないか?"と伝える一羽。一羽は、士狼にそう話しつつ、自身にも自問自答しているように思え、一羽も過去と向き合って、"幸せになりたい"と思えるようになったんだなって思いました。

士狼の気持ちも、一羽の気持ちも、共感できました。
一羽は過去に大切な人を失い、それがヤクザで、さらに今自分の側にいて自分が惹かれているのもヤクザ…最初ツンツンしていたのは、その過去もあったからだし、士狼と連絡が取れなくなって再会して泣いた姿にも胸がギュッてなりました。
士狼の、不器用だけど、大切な人と"共に行きたい"と思う気持ちが伝わって、幸せになってほしいなってすごく思いました。多分最初は、自分が慕っていた同じオオカミ体質の大神さんが、ウサギ体質の宇佐美さんと出会い、互いの体質だけではなく人柄に惹かれている姿が羨ましくて、それでウサギを探し、一羽を失いたくなかったのかもしれませんが、次第に士狼も大神さん同様に"体質ではない"部分に惹かれていったと思います。

体質で幸せになれないのではなく、こんな体質だから"どーせなれないんだ"と思っていたから、その一歩を踏み出せなかったのかもなって思いました。

満月の夜は、体が疼く…その体質をずっと悪と感じていたと思いますが、でも、だからこそ2人が出会えたならば、これからはその出会いに感謝して、2人で支え合って、生きていってほしいです!!素敵な作品でした( ^^ )

3

そして私は満たされる。

大好きなシリーズのシロ編…3話ほど単話発売されてから気付いたので、
コミックスになるまでメチャクチャ我慢してました~~~~~~やっとみれたぁ><

ギザギザに尖りまくっていたあのシロが、初めてウサギと満たされ、気付くことができた普通の感情。
それなのに、なぜか振り向いてくれない、やっと巡り合えたウサギ、支倉…。
孤独な寂しん坊のオオカミが、しあわせである為に、自分ではなくて相手のことを考えて、
気付いて努力する姿が本当にいじらしい…成長する男の物語に満たされました!


月齢に性欲、発情を左右される稀な体質のウサギとオオカミは。
その存在すら知る者は少なく、出会うことも難しい。
オオカミはウサギを喰う(抱く)事でしか満たされず、一ヵ月周期で発情ピークを迎える。
オオカミの性衝動は暴力性に転化されるため、一般的な生活を送る事は困難…。

2巻の大神、宇佐美CP編で、満たされない性欲=満たされない心から
ギスギスに荒んでいたチンピラのシロが、大神のウサギである宇佐美を襲おうとして失敗した後のお話。

月に支配されて常に満たされず、楽しみを持つ余裕さえなかった、孤独な二人の出会い…。
大神に返り討ちにあったシロは、街で念願のウサギにバッタリと出会う。
ウサギを抱いて初めて満たされたカラダ、満たされた心を知ったシロ…朝になるとウサギは消えていた。

やっと見つけ出したウサギ、小児科の支倉から、
特定の相手は作らないと言われて、相手にされないシロ。
支倉は恋人だったオオカミのヤクザと死に別れており、愛されて満たされた心を失った喪失感、
再び同じ思いをしたくない恐怖から、特定の相手(オオカミ)は作らないと決めていた。
もちろん心は満たされず、月に左右される性欲に振り回され、
お金を払って解消する生活で、なんとか仕事をこなす日々…支倉も荒んだ生活はシロと変わらない。

ウサギとオオカミの性欲を満たす、利害の一致した関係としか考えていなかったシロは
愛したオオカミを引きずって泣く支倉をみて衝撃を受ける。
自分をちゃんと見て欲しい、あんたを何よりも大事にするからそばに居てくれと縋るシロに
誰だって必要とされたい…とほだされる支倉。

支倉の気を引くために色々考えてデートするシロなんて凄すぎるんですけど…
手に入らなければ無理やり暴力で…今までのシロならそれで済ませて、
関係を続けていた事は明白ですよね。
慣れない事に戸惑って、恥ずかしがるシロの姿が初々しくて、ただただカワイイ。

幸せそうな大神と宇佐見CP…この二人を羨ましく想う気持ちや、
満たされることを知ったことで出来た心の余裕が、考える力へと繋がっていくんだなぁと…
じんわり心が温かくなりました。
相手に受け入れて貰えることで、今のしあわせ、先のしあわせの為にと、
前向きに向き合う力を身に付けて成長するシロは、ほんとうにいい男になりました。
まさか宇佐見を大神との共同オナホにしようと提案した男とは思えません!

シロは今までの行いが跳ね返ってきますが、決まった心でブレずに支倉との約束を貫きます。
支倉に伝わった真剣な想いが、しかっり二人を繋ぎ合わせて新しい生活へと…。

一年後のシロと支倉、大神と宇佐美…もちろんバカップルです。
月に左右されない安定した生活と、満たされた心で支え合う関係に進展してました!
すっかり丸くなった自分を灌漑深く振り返る余裕なシロに…感動でした!!!

このシリーズ、ウサギとオオカミから恋愛感情への進展を、
じっくり丁寧に描写している2巻が、個人的にはいちばん大好きですが、
自分でない相手への気付きや、葛藤、内省、受容…大事にされてこなかっただろうシロが、相手によって
必要とされる存在へと成長した物語として、今作品は見応えありました。

2巻でのシロの荒みっぷりを知ってから、この作品を読むことをおススメします。

1

”傍にいてくれ”こぼれ出る本心にキュン

前作で、自分の中で絶対の存在だった大神が宇佐美に取られてしまい、
月の下発情する体質に苦しみながら孤独に過ごす士狼が、
ウサギの支倉に出逢い「俺のウサギ」を見つけたと思ったのに
翌朝には姿を消される・・・・。

ベッドで何の疑いもなく安心して寝る士狼が翌朝
居なくなってる支倉に怒り震える姿は可笑しくもあり可哀想だった!
夜の街をイライラしながら歩く士狼も見ていて
「あぁぁぁはやく士狼を抱きしめてあげてー!!!」ってなりました!

前作の二人に比べてアッサリ感はあったけど
士狼の哀愁と、宇佐美とは違う支倉のエロさはたっぷり楽しめました。

1

幸せ

トゲトゲに心までささくれていたシロが
大切な存在と出会うことで丸くなっていく姿に感動でした。
支倉と出会った時はまだ"オオカミ"の習性に振り回されている感じで
"ウサギ"である支倉と体の関係を持ったあとも
お互いを利用したその関係が当然続いていくと思っているシロ。
でもつれない態度の支倉にも特定の相手を作らない理由があって…
と、オオカミとウサギの設定が活かされた展開になっていました。

支倉との出会って幸せになるシロを見られて本当に良かったです。

0

誰だって誰かに必要とされたい…。想う気持ちは切なくて。

銘打ってあるように、「発情期じゃなきゃ殴ってる! 2」に当て馬として登場したシロくんのスピンオフ。大神さんの様に、俺も自分だけの「ウサギ」を手に入れたい。そして満たされたい。
そんな焦燥に駆られて街を彷徨うシロ。そんな彼の前に現れたのは…。

本作を読んでから、前作「大神 × 宇佐美」編を読み返したら、私はやっぱり前作のがすきだなぁ。
と、思いました。好みの問題だとは思いますが、やっぱり宇佐美は可愛いし。大神スパダリだしで。
佐崎いま先生の描く黒髪は、大抵スパダリみ溢れるイケメンと決まっている。そこがいいんだけど。
本作では、まさかの美人(しかもビッチ)という想定外の設定。
そして私が勘違いしていたんだけど、オオカミとウサギの体質を研究した「支倉手記」を書いた先生だと思い込んでいたら、その先生のお孫さんだった…。という。ええ、読み返したら、ちゃんと
「祖父の研究を公開する」と、書かれてあり、この手記は孫の手によるものだと明記されている。
なので、スパダリみ溢れる大人の男がシロくんを甘やかしてくれるものと思い込んでいた私はちょっぴり肩透かしを食らう。それに「支倉手記」について、もっと掘り下げて貰えると期待もしていたから、その事に全く触れられていないのはガッカリしました。このトンデモ設定の全貌を明らかにして欲しかった。彼らは何処から来て、何処へ向かうのか。とか。彼らにとっての幸せとは何か、とかね。

支倉先生は若いけれども、それでもシロくんよりかは大人で。
辛い恋を経験していたから、もう恋はしないと決め込んでいる。特に、チンピラ風情とは。
けれど、やっと見つけた「俺のウサギ」になるべく人を、離すまいと決意したシロくんは、
支倉先生の全てを奪いたいと付け回し、抱き、恋をする。
誰かの幸せの為に生きたいから。足を洗って、普通に働く決意をするシロくん。
で、結局大神を頼って、大神の働いているあのカフェでホールスタッフとして働きます。
なので、宇佐美も大神もカメオ出演しています。
という、何だか単調とも思えるストーリーでした。うーん。
期待していたのとは違ったからか。シロくんが成長するのは期待していたけれども。
支倉先生の辛い恋もさらりと描かれていて。諸々駆け足だと思いました。
けれど、「発情期じゃなきゃ殴ってる!」1、2を読み返すキッカケにはなったので。
断然そちらの方をお勧めしたい!

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